。。。家族の選択。。。

2009年8月25日この世を去った義弟の介護の日々。。。         2013年6月30日を持って終了しました。。。

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預ける前

2007.04.28 (Sat) 義弟との日々の出来事

義弟が実家に行く前に、まず最初にノートに書かせたことは

・起床時間 (睡眠時間)罰金有無 前日吸ったタバコの本数
・朝食 食べ始めた時間~終わった時間(かかった時間)
・洗面ハミガキ 始めた時間~終わった時間(かかった時間)
・午前のお散歩 家を出た時間~帰って来た時間(かかった時間)
・お昼寝 寝た時間~起きた時間(睡眠時間)
・午後のお散歩 家を出た時間~帰って来た時間(かかった時間)
・夕食の時間 食べ始めた時間~終わった時間(かかった時間)
・お風呂の有無 入った場合は入った時間~出てきた時間(かかった時間)
・就寝時間

これを書かせることにして、毎朝起きてきてからお勉強会と称して
前日からの時間計算のチェックなどをした。
けれどこれは本当に大変な仕事になった。

これは実家に預ける前々日の日記。。。

昨日は、朝晩2回雨の中でも外に出かけて行った。
缶コーヒーが欲しかったのかもしれないけど、30分以上は歩いてきた。

義弟がお昼寝のとき、ノートチェックをすると

10:00~10:30 散歩 1Fフロアで転ぶ

と書いてあったから、段差に足でも引っ掛けたのだろう。
読んではいたけど、あえてそこは指摘しないことにした。
夕方のお散歩では私と一緒に出たけれど、雨降りだったため
エリーのトイレだけ済ませて帰って来たので、私の方が早く帰ってきた。
夕飯の準備をしながら、ノートチェックをしているところに主人が帰って来た。
「お昼寝、また3時間もしちゃったの?」
昨日は、何時に和室に入ったのかわからなかった。
ノートを付けさせるようになってから、前のようなイライラがなくなり
一挙手一投足が気になっていたのも、ノートを見ればいいという気持ちが
私をとても楽にしてくれてるのだと思う。
それはノートを書くときの義弟が、それなりに真剣に向かい合ってくれてるからだと思う。

「お前さ~、お昼寝に3時間かよ。寝すぎもいいとこだろ」
主人が言った。ちょうどいいから付け加えて
「昨夜は夜も9時間寝てるよ」
「ハア~?お前1日の半分寝てんの?もったいね~。他にやることないのかよ?」
義弟は返事はせず、黙ってTVを見ていた。

最近は「寝つきが悪いから」とよく言うので
「そりゃあ、これだけお昼寝してるんだから、夜の寝つきも悪いと思うよ」
そう言うと、自分の書いた物を眺めては
「そうだよな~」
と自分で納得したりもしている。
だけど、これも何度も同じ会話をしてるんだよな。
それでも最近なんとかお散歩に出かけていくのだから、前に比べたらかなりの進歩だ。

主人のいる時に
「弟くん、今度の日曜日から実家に行くの覚えてる?」と聞いてみた。
「あっ・・・あ~」
「実家に行ってるときも、ノート書かなきゃダメなんだよ」
「は~い」
一応覚えてはいたみたいだった。

夜お布団に入る前、義弟もお風呂から上がっていたので
「夕飯の時間書いて、計算もしなくちゃダメだよ」
そう声をかけて、女中部屋に引っ込んだ。
今朝ノートの確認をすると、ちゃんと書いて計算もしてあった。

今朝6時15婦頃、トイレに起きてきた義弟。
またお布団に逆戻りだから、目覚ましが鳴っていても7時に起きれるはずがない。
なので1000円GET!
「弟くんさ、6時過ぎてトイレに起きたらそのまま起きたら?」
「えっ?」
「7時だよって起こすだけで1000円頂けるんですから
 私は7時にならなきゃ起こさないよ。こんなラッキーな美味い話ないもんね」
「アハハハ・・・」
「6時に起きたって、いつでも眠いと思ったら寝れるんだよ。
 あの時間に2度寝すれば、7時に起きれるはずないじゃん」
「そうだよね~」
「私は7時にならなきゃ起こさないから、こんな美味しい話ないもん。
 いつでも寝れると思って自分で起きなくちゃ、いつまでも1000円取られるよ」
「は~い」
私の口うるさいのは、性格だから直らないな。

朝の勉強会をしていると義弟は、たった今話していたことをすっかり忘れる時もある。
すべて忘れるのではないから、義弟の頭の中で何を基準にして
忘れてしまうのかがわからない。

今朝の睡眠時間の計算は簡単だった。
22:30~7:30 9時間
こういう計算なら、指を使えばわりと早くできる。
ところが書く時になって「睡眠」と漢字を書くうちに
今計算した数字を忘れる、なのでもう一度指を使う。
意識も常にあちこちに飛ぶ。
目で見たもの、見に付いたもの、その時聞いた言葉などなど
義弟が気になったことなどがあると、話はすぐに他のところに飛んで
ノートに集中することが出来ない。
ずっとその話にとりあえず付き合ってから、ノートに意識を戻させるようにしてきたけど
1週間が過ぎるから、そろそろ集中するということも考えてもらおうと思った。

義弟は起きてくると、まずTVのスイッチを入れる。
今朝はその後、座椅子に座るとノートを開いた。
ちょうどいいので、勉強会を始めることにした。
まずは、タバコの本数を数える。
その本数を数えるのも、灰が飛べばそれが気になる。灰を払ってまた数え直す。
数の数え方も、あちこちに飛ぶのだけど一応何度目かには
ちゃんと本数を数えられるから不思議だ。
「昨日は何時に寝たの?」
「え~っと・・・」
そのままTVに見入ってしまう。
「考えてる?」
「あ・・・え~っと、昨夜はあの番組を見たんだから・・・」
と、またTVに見入ってしまう。
「弟くん、TV消すよ」そう言って、TVは消した。
「弟くん、朝起きたらTVを点けるよりも先にまずタバコの本数数えて
 睡眠時間の計算をしてノートに書き終えてから、TVを点けなね」
「は~い」
「嫌なことは、後回しじゃなくて先にやるんだよ」
「そうだよな~、俺夏休みそれでいつも慌ててたもんな」
「えっ?夏休み?」
「そう、ほら宿題をいつも夏休みの最後にやるから慌てちゃってさ~」
いきなり子供の時の話しになった。
「そりゃ、子供の時の話でしょ。もう40過ぎた大人なんだから」
「そうだけどさ~、子供の時ってそうじゃなかった?」
「今は子供の時の話じゃなくて、何時に寝たかでしょ?
 集中力を付けないと、あちこちに話が飛んじゃダメなんだよ」
TV番組表を見ながら
「え~っと、この番組を途中まで見て・・・あ、この番組は・・・」
今度はTV番組表の中で、意識が移った。
「そうじゃなくて、昨日は何時に寝たか?でしょ?ノートを書くことに集中しなくちゃ」
「そうだ・・・これを見てたんだから・・・10時半くらいかな」
ノートにそれを書こうとして、字を間違えると消しゴムで消す。
今度は消しゴムのカスを、いつまでも払ってる。
「まだ書かないの?」
「あ・・・え~っと何時だっけ?」とこうなる。
「もう一度TV番組見てごらん」
「え~っと・・・あ、10時半だ」
その後、睡眠時間を計算させる。

「実家に行ってるときも、ノートは書くんだよ」
「えっ?そうなの?」
「せっかく始めたのに、やめたらなんの意味もないでしょ。
 それは私からの宿題にするから。お義父さんにも頼んでおくからね」
「は~い」
貼り紙の用意もしてある、お義父さんにも声かけだけお願いしよう。
1週間、どんなノートを書いてくるか?書かないかもしれないし・・・

午前中は雨降りの為、お散歩に出なかった義弟。
足上げを60回やったようだ。ただし、数え方に問題ありなんだな・・・
この足上げも、続けなくちゃ意味がないのだけど、雨降りが続いてるから
とりあえずは散歩に行かない時、やるようになれば進歩ということだ。

1時過ぎから、お昼寝タイムとなった義弟。
2時過ぎにトイレに起きてきて、また寝てしまった。
それでも2時半過ぎに起きてきて、お散歩の準備が始まった。
「恵子ちゃん、お散歩行ってくるね」
「はい、1時間・・・と言うか、自分にしっかり負荷かけてくるんだよ」
「は~い、今何時だ?」
腕時計を見ながら言うので
「2時45分、3時45分が目標ね」
「は~い」
「がんばって!」
最近の義弟は、少し違う気がする。
今までは、どうせまた帰って来るとイライラしたけど
なんとなくそれに近い時間まで歩いてくるような気がするし
帰って来てもしかたがないと思える。不思議なもんだな・・・
17日からのリフレッシュ週間も、今の義弟ならもし中止になっても
なんとかなるんじゃないかとも思えてしまう。

主人は、手間がかかっている分
「無理はするなよ。お前がイライラしないっていうならいいけど」
そう言ってくれる。
義弟の変化と共に、私の中でも変化が起きてる。
化学反応が起きて、変なことにならなきゃいいが・・・(^m^*)


会話の少なかった私と義弟だったけど、このお勉強会を始めてから
義弟のやる気を損なわないよう義弟の話を聞くようになった。
そのせいだと思うけど、義弟の元々持っていた甘えたが出てくるようになった。
つまらないことで、いつまでも話しかけてくる。
「お前が相手にするからだ」と主人にも言われたけど、これも面倒なことだった。
だけどこの時は、もうすぐリフレッシュ週間と思っていたから
適当にかわせていたのだと思うけど。

これは実家に預ける前日に日記。。。

困ったことに、義弟に甘えが出てきたように思う。
なんて言えばいいのかな?
つまらないことで絡んでくるというのかな?とにかくしつこい。

私も義弟が甘ったれると、しつこいということをうっかり忘れていた。

朝の勉強会を始めようと座椅子に座ろうとした義弟が、テーブルに足をぶつけた。
「あら、テーブル大丈夫?」とちょっと冗談を言ったんだ。
「なんだよ!テーブルの心配かよ(笑)」
「だって、今ぶつけたでしょ?(笑)」
「俺の足が痛いんじゃねえか(笑)」
「だけど、テーブルも痛いんじゃないかと思って(笑)」
ここまでは笑って話していたんだよね。
「まだ言うのか?」
笑いながら、持っていた鉛筆キャップの付いた方を私に向かって指すマネをした。
実は私、先端恐怖症だったりする。とがった物や箸の先が
自分に向かっているのに、異常な恐怖感があるんだ。
だから箸立てに挿してある、箸の先が自分に向かっているだけで
怖いから、向きを変えたりもする。
だからこの鉛筆を向けられることも怖いんだ。
「危ないからやめてよ。怖いから」
私が先端恐怖症だということを義弟が知ってるかどうか知らないけど
「まだ言うか?」と言いながら、面白がって何度も指すマネをした。
「もうわかったから、早くノート書いちゃいなよ」
今度はキャップを外して、また笑いながら私の目の前で指すマネをする。
「ほら、ほら、まだ言うか?」
ここまで来ると、しつこいの何者でもない。
「もうわかったって言ってるでしょ。目の前で危ないからやめて!
 いつまでもしつこい!早くノート書きなよ!」
と怒ることになる。
こっちの気分が害するとこまでやる。
主人に言わせると、病気になる前からこういうところはあったらしいけど。

この前、主人が帰って来た時に豚肉のから揚げを作った。
翌日は主人は夜勤、前日のから揚げが残ったので、使いまわし
思いつきで酢豚もどき丼を作ることにした。
ごはんの上にレタスを細かくちぎって乗せ
豚肉のから揚げとたまねぎを、酢豚風に味付けした物を乗せる。
これが思いつきで作ったわりには、彩佳にも義弟にも好評だった。
「恵子ちゃん、これ美味しいね」
「そう?よかった」
「これは名付けるなら、なんて言うの?」
「酢豚もどき丼」
「ふ~ん、レタスと酢豚がこんなに合うとは思わなかったよ」
「思いつきだけど、好評でよかったわ」
「本当に、美味しいよ」
パソに向かっていた私だけど、作った物を美味しいと食べてくれるのは
気分が良いし嬉しい。
だからここで終わってくれればいいのだけど、義弟はここから先が違う。
「恵子ちゃん、あんちゃんは今日帰ってこないの?」
「うん、夜勤だよ」
こちらにしてみると、来たな!ということになる。
「ねえ、あんちゃん帰ってこないの?」
「だから、帰ってこないって夜勤だって今言ったでしょ?」
「そうか~、こんなに美味しい物食べられないなんて
 兄貴に悪いよな~、俺だけ食べちゃってさ~」
彩佳も食べとるがね。。。
我が家に来た頃は、義弟なりの気遣いと思い「そう?そう?」と相槌も打ってきたけど
今となってはうるさいだけだ。
だけどここからがしつこいから、こちらも返事はしないことにしてるのだけど
「本当にさ~、こんなに美味しい物俺だけ食べちゃってさ~」
「兄貴に悪いよな~、こんなに美味しいのにさ~」
しつこく何度も同じことを言うのだけど、しゃべってる間手が止まってるっちゅうの。
そして最後に決まって「ねえ、恵子ちゃん?」と私に振ってくる。
「あのさ、そういう余計な気遣いはいいから、他にもっと気をつかってほしいとこ
 いっぱいあるよ。けんちゃんにも、同じこと言われるからね」
「あ~そっ、言われると思った」
「言われると思って言ってるの?そんなことより早く食べちゃって!手が止まってる」
「はいはい、わかりましたよ」
結局美味しいと言ってくれたことも、無になるほどこっちは気分が悪くなる。

昨夜も、8時からの番組が終わり9時10分くらい前に声をかけた。
「弟くん、今日お風呂の日でしょ?お風呂入っちゃって」
「は~い」
パジャマとおパンツを持って洗面所に行き、トイレに入った。
私は女中部屋で、晩酌開始となった。
しばらくして、トイレから出た義弟が
「恵子ちゃん、恵子ちゃん」と声をかけてきた。
「なに?」
「恵子ちゃん、お風呂入っていい?」
「???どうぞ!」
「本当にいいの?」
「だから、お風呂入ってって言ったでしょ?」
「あんちゃんは、今日帰ってこないの?」
「帰ってこない。夜勤だよ」
「じゃあ、本当に入っていいの?」
「だから、入ってって言ったでしょ?」
「本当に入るよ?いいんですね?」
「だ~か~ら~、どうぞって何度も言ってるじゃん」
「じゃあ、入りますよ~。いいんですね~」
「もういつまでもしつこい!早く入ってきなよ!」
「はいはい、わかりましたよ」
まったく、なんなんだよ!ちょっと甘い顔すると、このしつこさ。
会話がなかったときは、こういうことも少なかったけど
会話が増えると、今度はこれか。。。

うまく足して2で割ることは出来ないか?

今朝も7時に起きれず、1000円GET!
夕飯の時は声をかけたから、書いてあったけどそれ以降が書いてない。
「弟くん、昼間はちゃんと書くのにいつも夜は忘れるね」
「そうだね~」
「TVに夢中になってるからだよ」
「そうなのかな~?」
「それしか思い当たらないでしょ?」
「そうかもしれないな~」
今朝も今朝とて、30分のお勉強会となった。
相変わらず書き間違いや記憶違いもあるし、あちこちに意識が飛んでいく。
けれど、リビング出てきてテーブルに座るとすぐにノートを開く。
嫌がらずに勉強会はするから、自分でもわかってきてるんだろう。
「弟くん、実家に行ってもノートは書くんだよ」
「えっ?そうなの?」
「そうなのじゃなくて、何度も言ってるよ。
 せっかく始めたのに、やめたらまた元に戻るよ。
 1日サボったら、元に戻すのに3日かかるんだからね」
「そうだよね~、わかった」
どこまでわかっているのかな~?

今は予行演習のつもりでいる方がいいかもしれない。
実家から戻ってからが、本格的に指導開始としよう。
漢字もグチャグチャっといい加減に書いてるから
もっと大きな字でごまかしの聞かないようにした方が、いいかもしれないな。
課題はまだまだたくさんあるぞ~っ!


この翌日、義弟を預けるために主人の実家に向かった。


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やる気。。。?

2007.04.28 (Sat) 義弟との日々の出来事

これは、ノートを付け始めた翌日の日記。。。

「弟くん、書けた?」
3時過ぎになって、声をかけてみた。
「うん、書けたよ」
ノートを見せてきたけど、何も書いてない。
「何も書いてないじゃん?」
「書いたよ」
さっき、私が見本で書いた場所に1行だけ付け足してあった。
「デニッシュパンを食べた」
またデニッシュパンか!ぬあ~っ!この横着者め!
しかし、ここでまた激怒すると一応やる気にはなってるんだ。
落ち着け!落ち着け!!恵子!!!
「そうじゃなくて、これは昨日のことを見本で書いたんでしょ。
 今日のことを朝から書くんだよ。横着だな~」
。。。と、つい一言多かった。。。
「別に横着したんじゃないよ」
「どうでもいいけどさ、今朝からのことを書いてよ」
「今朝から~?」
「そうだよ、さっきからそう言ってるじゃん」
「は~い」

そしてさらに時間経過・・・それなりに書いてはいるのだけどね

起床 7時
お散歩 コンビニ 缶コーヒー
昼寝 ~14:00

これだけかよ!

「今朝起きたの、7時過ぎてたよね。7時3分だったでしょ?
 その横に、1000円罰金って書いておきな。
 自分がどれくらい罰金払ってるかわかるし、わかれば起きれるかもよ」
「フフフ、そうだね」
「お散歩で買ったものを書くのいいけど、重要なのは時間だよ。
 何時からお散歩に出かけたか、覚えてる?」
「・・・・・9時・・・45分・・・」
「うん、そうだね。それを書いて、何時に帰って来た?」
「・・・・・10時・・・・・」
「忘れちゃった?」
「うん」
「10時20分。何分歩いてきた?
「・・・・・35分」
「じゃあ、それも横に書いて。ねっ?そうすれば、自分が何にどれくらいの
 時間を使ってるかわかるでしょ?」
「そうだね」
「お昼寝は?何時から寝た?」
「・・・12時」
「そうだね。で、起きたのは厳密に言えば、2時10分過ぎだよ」
「えっ?俺こんなに寝てるの?」
「そうだよ。昨日は3時間寝てたよ」
「本当かよ~」
「ねっ?自分でわかるでしょ?そうすれば改善しようって思うでしょ?」
「うん、本当だ」
「何をするのも、まず時間時計を見るんだよ。
 そういうクセを自分で付けるの。それでとにかく書くクセもつける。
 それでどうするか、また考えればいいから」
「そうだよね、わかった」
こんな調子で、何度も書き直しをした。

夕方5時前、着替えは終わってるけど『水戸黄門』を見ていた。
もう一度、大学ノートを見たら表紙に『憲児くん 秘密のダイアリー』と書いてあった。
女子高生か!o(>▽<)o ウキャキャウキャキャ
「弟くん、秘密のダイアリーなの?全然秘密じゃないじゃん (^m^*)」
「そうだよ、でもいいだろ?」
「うん、いいけどさ(='m')くすくすっ」
ノートの中身を見ると

夕方お散歩 16:30~15:00

と書いてある。
「ねえねえ、まだ夕方のお散歩行ってないでしょ?」
「予定を書いたんだよ」
「予定って、もう5時10分前だよ。4時半過ぎてるじゃん」
「そうだけど、いいんだよ」
「ダメだよ。予定は書かないの。やったことを書くんだよ。
 こうやって書いておいて、書き直すの忘れたらどうなる?
 間違った記憶が残っちゃうことになるんだよ」
「そうか・・・」
「それとさ、16時半から15時ってなに?」
「・・・・・・・あれ?逆だ、間違えた」
「逆もおかしいけど、予定は書かないでやったことを書くんだよ」
消しゴムで、それを消した。
「お散歩行かないの?私より後に出たら、私より後に帰ってこなくちゃ」
「あ、じゃあ一緒に出るよ」
「鍵は私が持って行くよ。1時間歩くんだから、私の方が先になる」
「うん、わかった」
一緒に家を出て、また階段で追い抜く時に
「1時間ね~」
「は~い」

昨日もムシムシ暑かったから、45分程でマンション前に戻ってくると
義弟が、フラフラして待っていた。
「まだ45分だよ。もう一回り、あの道歩いてきな」
「うん、わかった」
「ジイジと途中まで、一緒に行きな」
「うん、じゃあおとうさん、一緒に行きましょう」
「よし!じゃあ行くか!」
2人で歩き出したけど、歩く後姿はどう見ても父の方が若い。
「弟くん、73歳の老人に負けるなよ!」
弟くんが手を振って、それでも歩き出した。

先に家に戻り、わんこの足拭きが終わる頃義弟が帰って来た。
「ほら、ちょうど1時間、6時過ぎだよ」
「うん」
着替えて手洗いが終わり
「座ったら、ノートに書くんだよ」
「は~い」
しばらくしてから、ノートを見ると

夕方お散歩 16:00~17:00

となってる。
「弟くん、お散歩私と一緒に出たんだよ。何時だった?」
「えっ?・・・4時じゃなかった?」
「違うでしょ。水戸黄門が終わってから出たんだよ」
「・・・・・そうか、スーパータイム始まってたもんな」
「うん、何時だった?」
「5時だ」
「5時は?」
「・・・・・17時だ」
「そうでしょ」
消しゴムで消して、書き直す。
「帰って来たのは?」
「17時」
「いやいや、出かけたのが17時でしょ。帰って来たのは?」
「あ・・・(しばらく時計を眺めて)18時か」
「そうでしょ」

こりゃあ、根気のいる作業になりそうだ。
やる気が出てるみたいだから、それを損なうようなことにはしたくない。
笑わないように( ̄m ̄*)怒らないように、慎重に行かなくちゃ!

「だけどさ~、恵子ちゃんのおとうさん、元気だよな~。
 あれだけ元気だと、恵子ちゃんも嬉しいでしょ?」
「いや、昔に比べれば年取ったよ。どこまで一緒に行ったの?」
「マンションの前まで、一緒に来てくれたよ」
「そうなんだ」
「なんだかブツブツ文句も言ってたよ」
「なんだって?」
「恵子はすぐの俺のことを老人扱いするって(笑)」
「だって、老人だもん。しょうがないじゃんね~(笑)」
「(笑)だけどさ~シャキシャキ歩いて、若いもんには負けねえって言ってたよ。
 とても73歳には見えないよな~」
「弟くんはTV見てるから知ってるでしょ?
 あれだってパーキンソンだから、手や足が震えてるんだよ。
 それにパーキンソンは心臓弁膜症にもなりやすいんだって。
 だから今度検査もするし、それでもがんばってるんだよ」
「パーキンソンって寝たきりになっちゃうんだろ?大丈夫なの?」
「うん、ジイジの場合はパーキンソ病じゃなくて症候群だからね」
「そうなんだ~。本当にさ~、すげぇ~よな~。」
「千葉のお義父さんも、そうじゃん。心筋梗塞やってても
 弟くんより、シャキシャキ歩くでしょ?
 だから70代の老人に負けるなって言うのよ」
「本当だ!負けてられねえな~」
父もあの歩き方だから、心配でマンション前まで来たんだろうな。
父と一緒に歩いたことが、少し刺激になったようだった。
「それでも昔に比べたら、ジイジも腹筋がなくなってきてるから
 少し背中が丸かったでしょ?前はピシッと背筋も伸びてたんだよ」
「ふ~ん、そうなんだ~。俺にはすごい元気に見えるけど」
「だからさ、若いもんには負けないってがんばってるからでしょ」
「そうだよな~。俺はっきり言って、前で待ってたときもうキツかったんだよな」
「そこからが、筋力体力付くんだよ。キツイな~で終わったら
 そこ止まりだよ、キツイな~からどれだけできるかなんだから」
「そうか~」
「だから、下まで戻ってきてキツイな~と思ったら、今日ジイジと回ったコースを
 もう1周しておいで。それを超えなくちゃ、体力も付いてこないよ」
「そうだよな~」
「それにさ、腹筋や背筋やってもっと筋力もつけなくちゃ。
 本当はね、こういう足上げをやると内臓も元の位置に戻って
 効果があると思うけど、弟くんこの運動は出来ないもんね。
 でもここに掴まれば、できるかな?」
本棚つかまり、やり方を教えると
「それやったら、おしっこ漏らさなくなるかな?」
「間違いなく漏らさなくなるよ~。でも弟くんの場合は
 1日サボったら元に戻るのに3日かかるって言われてるんだから
 人の3倍はがんばらないとダメってことだよ。
 最低でも3ヶ月は続けないと、効果は出てこないと思うよ」
「うん、どうやるの?もう一度教えて?」
自分も本棚につかまり、やり方を聞いてきた。
「結構キツイと思うよ」
10回を過ぎると
「俺、左が上がらなくなってきた」
「ゆっくりと、上がらなくてもいいから上げるようにやるんだよ」
20回を過ぎると
「うわ~、太ももの裏とかキツいな~」
「お腹の辺りも熱くなってこない?」
「うん、少しなってした」
「最初は無理しなくてもいいけど、少しずつでも回数増やして1日に1回
 60回できるようになって、初めてスタートラインに立つんだよ」
息が上がり始め、足も上がらなくなってきた。
たったこれだけのことで、これほどキツく感じるのか。。。
「はあ~、キツい」
40回が限度だった。
「座ったら、またノートに書いておきなよ。
 始めるなら、明日もやらなくちゃダメだからね」
そうは言ったものの、たぶん明日はやらないだろうと思う。
それよりも、今はノートに書くこと。
それによって、自分の行動を把握させることを優先しようと思った。
大学ノートに書かせることは、根気がいることもわかった。
言ってる事と書くことが、違ってしまう場合もある。
16:00~15:00など、逆に書いたり、口では17時と言いながら18時と書いたり
でもそれを指摘しながらやれば、間違いは認めて自分のしたことに納得してる、
義弟と、本当に久しぶりに会話らしい会話をしたような気がする。

義弟が始めてやる気を見せたんだよ。
なんだか、涙が出そうなほど嬉しかった。
持続するかどうかの問題はあるけど、今は素直に喜んでおこう。

昨夜は、久しぶりにスッキリとした気分で眠ることが出来たんだ。
本当に嬉しい、嬉しい、嬉しい♪


だけど、この喜びも束の間のこと。
実家に行くまで、ほんの数日だったからとにかくノートを書くことを
意識付けだけさせようと思っていたけど、その数日間で義弟の出来ないことが
わかるようになってきた。


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行動記録

2007.04.28 (Sat) 義弟との日々の出来事

こうして日記を読み返してみると、私は義弟にかなりひどいことを言っている。
大の字に寝ていたことから、オチッコの処理、続けてファミレスに行ったことがわかった時
私は義弟にこんな言葉を投げつけている。
ちょうどお散歩から戻った時の日記から。。。

「ファミレス行ってきたの?」
「えっ?」
「○さんに会ったんでしょ?」
「○さんと他の人にも会ったよ」
「会った人のことなんか、聞いてないよ!」
こうなると、もう自分の気持ちを押し付けるだけだ。どうにもこうにも止まらない。
「だまされた気分だよ。少し前から情報は入ってたの。私の情報網バカにしないでね」
「・・・・・」
「炎天下の中、一生懸命歩いてると思ってたのに。
 1時間超えれば、なんかあったんじゃないかって心配してるのに
 ファミレスで暢気に、メシ食ってたんだ?
 それはね、リハビリって言わないんだよ!メシ食いに行った言うんだよっ!!」
返事もせず、黙々といつもの行動を取る義弟に
「どこまで人をバカにすれば、気が済むんだよっ!舐めくさるのもいい加減にしろっ!」
そう怒鳴ってしまった。
「ファミレスでメシ食って、帰ってきたらあのデカい態度で大の字になってTV見て
 そんなことばっかしてれば、40も過ぎてオシッコも漏らすよねっ!」
「・・・・・」
「弟くんのオシッコの処理までさせて、挙句にデカイ態度で寝っころがって
 それを見たとき私がどんな気持ちか?考えたことあるのかよっ!」
涙がポロポロこぼれてしまった。


そんな後でも、義弟のやることは何も変わらない。
返事もしないし、黙々と自分のことをやっているかテレビを見ているか。
そんな言葉を投げつけた私はといえば、やっぱりまた自己嫌悪で凹む。

主人が義弟に言った言葉
敵は他の誰でもない、自分の中にいるんだからな。
病気だからとか、言い訳ばかりする甘ったれた自分を
変えていかなきゃ、何にも変わらねえんだ。自分との戦いなんだぞ!

介護も看護も、する側もされる側も、自分との戦いなんだろうと思う。
そういうことを判断できなくなってしまう人もいるのだろうけど・・・

主人がこの言葉を言ってくれた後、女中部屋でこんな会話もした。
「俺イヤなのよ。こうやって言った後イヤな気分になるからさ」
「そんなのわかってるよ。私だって毎日自己嫌悪になってるもん。
 言ってもわからないけど、言わなきゃもっとひどくなるんだよ」
「まあな、そうだろうけど」
「弟くんは二面性持ってるでしょ。私だってけんちゃんがいるときは
 なるべく文句言わずにって思ってたけど、弟くんに
 恵子ちゃんて兄貴がいるときといないときが違うって、思われたくないんだ。
 だからけんちゃんがいても、同じように言ってる」
「そうか」
「私だって、文句ばっかり言いたくないよ。だけど目に付くんだもん」
「お前もさ~、まあ目に付いちゃうんだからしょうがないけど、あんまり気にするなよ」
「うん、わかってるよ。でも・・・言ってくれてありがとう。
 けんちゃんが言ってくれたから、私の気持ちがずいぶん楽になった」
「ん!」
「だけど、17日からお義父さん所に行くってちゃんとわかってるかな?」
「いいの!あいつの気持ちはどうでもいいんだ。連れてけばいいの」
「うん、そうだね」


その翌日、主人も気になったのだと思う。
「憲児なんか変わったか?」
「別になにも・・・」
「朝は?」
「起きれません」
「はあ~、やっぱりダメか」
こんなことが何度も続いて、主人は義弟と話す事がどんどん少なくなった。

私の気持ちの中で、カウントダウンが始まった。後何日でリフレッシュ週間だ。
主人が言ってくれたことも含めて、それだけで気持ちが変わるのだから面白い。
だからいろいろ言いながらも、イライラした気分ではなく話をすることも出来た。

何度も同じことを言ってる中で、ふと思いつきでこんなこと言った。
「自分が毎日何をしているか?自分のやってることをノートに付けてみなよ。
 ハミガキに何分かけてるか?着替えるのにどれくらい時間をかけてるか?
 ノートに書いて、自分でよく考えてみなよ」
思いつきで言ったわりには、これはいいかもしれないと自分で納得してしまった。

この日またファミレスに行ったかもしれないと言う情報が入ってきた。
ファミレスに入ったところを見たのではなく、そっち方面に歩いて行ったのを
見たと言う人がいた。
美容院兼床屋さんのママ、お店の前を通る時やたらと気にしてたと言った。
ファミレス方面は、普段のお散歩コースではない。
「ファミレスに行くなら行くって言って出かけて。それはリハビリじゃなくて
 食事に出かけてるんだから、リハビリはまた別にやらなくちゃいけないでしょ。
 それを言ってるんだよ」
そう言ってた直後、主人に怒られた次の日だった。
それを問いただすと、義弟は行ってないと言い張った。
ママもファミレスに入ったところを見たわけではないし、私が直接見たことでもない。
だからそれはもういいと思ってたのだけど、主人は
「お前よ、もし憲児がファミレス行った事を覚えてないとしたら
 それは単なる徘徊と言うことじゃないのか?
 だってメシまで食ってきてるのに忘れるか?俺は嘘付いてると思うな。
 ママのお店の方を気にしてたって言うのも、それなら納得できるだろ?」
確かにそうだよな。
「でも結局は、ママだってそっち方面に歩いて行ったって言うだけだし
 実際に私が見たわけじゃないからね。弟くんは行ってないって言い張るんだもん」
「まあな」
「それはもういいとして、一ついいこと思いついたんだ」
そう言って、大学ノートに日記を付けさせることを話した。
「自分が1日何やってるか?何にどれくらいの時間を使ってるか?
 自分でわかるんじゃないかと思ってさ。
 大変かもしれないけど、やってみる価値はあると思うんだけど」
「いいかもな。ま、お前の無理のないところでやってみろよ」

ファミレスに行くのはいいけど、それとリハビリを一緒に考えてはいけないと
何度も説明をしたけど、義弟はその区別はあまりつかないようだった。
とにかくそれはもういいとして、午前のお散歩でノートを買いに行かせて
すぐに記録を始めるように言った。

初めて書いた時の内容をその日の日記から。。。

大学ノートに書いた後、それを和室に片付けようとした義弟に
「いいの。それはテーブルの上に置いておくの。
 常に何かする時は、時計を見て時間と何をやったか書いておくの。
 それで、書いたらそれを私に見せて。
 人が見てもわかるように書かなくちゃダメなんだよ。書けたの?」
「うん」
「じゃあ、見せて」

プクク( ̄m ̄)ククク
思わず笑いそうになってしまった。
「9/8 11時42分 デニッシュを食べた」
たったそれ1行だった。

「いやいや、弟くんこうじゃなくてね。
 今日の朝からのこと書いてって言ったでしょ?
 じゃあ、1ページ目に見本を書くからそれと同じように書くんだよ」

9/7
7:03 起床 1000円罰金
8:30~8:40 朝食(10分)
10:00~10:30 お散歩(30分)
11:42~11:50 昼食(8分)

「こうやって書くんだよ。そうすれば自分が何かしたとき
 どれくらい時間がかかってるとか、お散歩の時間が短いなとか
 昨日はこうだったから今日はこうしようとか、いろいろ考えられるでしょ?」
「そうか、わかった」
そう言いながら、立ち上がりなぜかTVを消した。
「ん?お昼寝するの?」
「うん、ちょっと寝ようかと思って」
「あ、そう・・・」
まあいたしかたあるまい。
本人が眠いと思ってるのに、やらせても身にならないよな。
「起きたら、書き直すんだよ」
「わかった」
時間は12時過ぎ、お昼寝タイムとなった。


このノートを書き始めたときは、まだテレビも見ていたしお昼寝もしていた。
実家に預ける1週間前から始めた、この行動記録。
まずはノートを書く習慣が付けばと思っていたけど、内容を確認しながら驚いた。
義弟は時計を読むこと、時計の仕組みがわからなくなっていた。



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限界

2007.04.27 (Fri) 義弟との日々の出来事

張り紙の効果は、最初の3日ほどでなくなった。
「ちゃんと読んでるよ」
そう言って、それなりに意識してるようにも見えたけどまさに3日坊主。
考えてみれば、今までも3日持てばいい方だったから想定内と思えばいいのだろうけど
効果は期待しないでやり始めたことも、やはり期待してしまうのが
私の悪いところでもあると思う。
「社会復帰してる人がいるのだから、自覚さえすればなんとかなる」
そんな思いが、とても強かったと思う。
「期待はするな!」「何をやっても変わらねえよ」「放っておけ!」
主人から何度もそういわれ続けていても、「だけど・・・」と言っては
いろいろと考えては、方法を考えながら同じことを何度も言い続けていた。

張り紙も義弟が自分の都合ばかりで行動しないよう
スケジュールを作り計画的に動けるように、内容を少しずつ変えてもいた。

そんなある日の出来事で、連続して私がまたブチっと切れてしまう出来事が起こった。

義弟が来てから、近所のリサイクルショップで見つけた二人がけのソファー。
義弟が最初に使っていた座椅子を壊してしまったので、座椅子を探しに行ったときに
見つけて、座椅子と一緒に安く買ってきたのだけど私のお気に入りだった。
義弟が元嫁の所に行った時も、実家に預けた時も、義弟がいない時は
それをリビングに出してきて、束の間の安らぎを感じるソファーでもあった。
主人と二人で晩酌するのも、楽しみの一つになっていた。
和室にカバーをかけてその上にパンを焼く時生地を発酵させるための発砲スチロールを
3個横に並べておいて、義弟がいる時は使えないように大事に片付けてあった。
「この上に物を置かないでね」「この場所は使わないでね」
義弟にも何度もそう言ってあったし、このソファーは義弟に触れてほしくなかった。

昼間私も女中部屋でテレビを見たり、本を読んだりすることもある。
朝が早い時は私もお昼寝をするけど、荷物だらけの部屋で過ごすことに
違和感があるときだってある。
リビングと和室を提供してることを、目の届くところにいないと何かあったら
困るからしょうがないと、自分に言い聞かせているときだってあった。
「これだけ広い場所を提供してるのは、弟くんが仕事復帰するまでだと思ってるから」
そう何度か言ったこともあったけど、義弟はあまりよくわかっていないようだった。
その日も昼間女中部屋で過ごしていたのだけど、トイレに行こうと思ったら
リビングに義弟の姿はなくテレビは点いているし、トイレにも入っていない。
和室を覗いたらソファーの上の発砲スチロールをどかし、ソファーに頭を乗せ
お腹の上にテレビ番組表を置き、右手にリモコンを持って大の字に寝ている義弟がいた。
それを見た瞬間に、一瞬言葉を失くし一気に頭に血が上った。
その日のことを日記から。。。

「なんでそんなことしてるの?なんで寝っころがってんの?」
しかたなく起き上がる義弟に
「そこに発泡スチロールを置いてるのには、訳があるって何度も言ったでしょ!」
「ふ~ん、どんな訳があるのか教えてよ」
開き直ったようなバカにしたような、人の気持ちを逆撫でするよな言い方。
「そのソファーは弟くんに使ってほしくないから!
 そのソファーはね、弟くんが元気になってここを出て行ったら今弟くんの
 座ってる場所に置いて、けんちゃんと晩酌するのが私の夢なの!
 思い入れの強いソファーなの!
 だいたい、私は向こうの狭い部屋で、壁によりかかってTVを見てるんだよ。
 弟くんが社会復帰する為に、この広いスペースを提供してるのになんなの?
 そのデカい態度は!
 そんなことさせるために、この広いスペースを提供してるわけじゃないよ!」
「アハハ・・・ごめん、ごめん」
「笑い事じゃないよ!いったい何様のつもりなのよ!
 少しは物事考えて行動しろ!って何度も言ってるでしょ!」

もう感情的の何者でもないよな。
「もうそのソファー使わないでよね!頭も足も乗せないでっ!」
「は~い」
それでも日中、1時間半以上お散歩に出ていたからがんばって歩いてきたんだと思って
ここまでで、なんとか納めることが出来たんだ。

だけど大の字に寝ていた義弟の姿は、目に焼き付いてしまった。


この日の3.4日前ぐらいから、11時頃お散歩に出かける義弟が
1時間半から2時間近く戻ってこなかった。
1時間歩いて来いと言って出しているけど、9月になっても残暑は厳しく
何かあれば携帯に電話が来ると思い、携帯を離さず帰ってくるまでは心配もした。
暑い中をそれだけ歩いてくるのだから、身体もかったるくなるかもしれない。
そんな風にも思えたから、この時はここまでで我慢も出来た。

だけどその翌日、朝から義弟のオチッコの処理から始まった。
その時の日記から。。。

朝方義弟がトイレに入る音で目覚めた私。しまった!寝坊した!!
時間を見ると、5時少し前だった。
義弟がトイレを出るのを待ちながら、一服していたのだけど
ガタゴトとトイレの中から音がするけど、なかなか出てこない。
もしかしてまた?そんなことを考えていると、やっと出てきた。
女中部屋から見ていると、手も洗わず和室に向かう義弟。
オムツをした赤ちゃんがうんちくんをしてしまい、足を広げて妙な歩き方になる。
そんな歩き方で、和室に消えた。やっぱり、間に合わなかったんだ。
着替えてまた出て来るだろうと思い、しばらく待ってみたけど
こちらも限界が近づいた。勘違いかもしれないしトイレのドアを開けると
下に敷いてあるタオルがクシャクシャになっていて、あきらかに濡れた跡がある。
勘違いじゃなかった。。。タオルを端に寄せようと
1歩踏み込んだら、足の裏にピチャッと冷たい液体が・・・
うそっ?!踏んずけた。。。 <(T◇T)>うぉぉぉぉぉ!
掃除をしなくちゃ、入れない。
トイレの前の物置に雑巾が入っているから、取り出してまずは足を拭き
一度拭き上げた後、オレンジXを振り撒いてもう一度拭き上げた。
まだ着替えに時間がかかってるのかな?トイレから出て、気がついた。
和室からオシッコの跡が、さらに和室に戻る義弟の足跡らしき物が
トイレで自分のオシッコを踏んずけたんだろう。
あれだけ大量に漏らしてるんだ、それを避けて歩き和室を開けて見た。
寝てるじゃん!朝から、またしても頭に血が昇った。
その足で絨毯の上を歩き、お布団に入ったのかよ!
手だって濡れたんじゃないのかよ!
パジャマのズボンを脱ぎ、おパンツだけ取り替えたのだろう。
スボンとおパンツは、絨毯の上に脱ぎ捨てられ
パジャマの上だけ着て、おパンツ1枚で眠っていた。


さらにお散歩で、新情報まで飛び込んできた。
同じマンションに住むお散歩仲間さん、美容院兼床屋さんをやっていて
親しくさせていただいてるけど、その方から
「最近お店の前の信号渡って、左に行くわよ」と聞いていた。
お散歩コースを変えたのかと思い聞いてみると
「いや~、その辺フラフラ歩いてるから」と言っていた。
そのお店の前の信号を渡り左に行くと、ファミレスがある。
義弟はお散歩に行くと言って、そのファミレスで食事をして帰ってきてたことがわかった。
ファミレスで同じマンションのわんこ仲間さんが、お茶をしてたらしい。
会計をしている義弟に声をかけたけど、頭だけ下げてさっさとお店から出て行ったそうだ。
「あまり見られたくなかったのね」
そんな感じだったそうだ。
そりゃあそうだ、私に言われれば困るのだから。
それを聞いてまた、昨日の義弟の大の字に寝ている姿を思い出してしまった。
血管が詰まるから、朝のお散歩は長く歩けない?
ガストで腹いっぱい食ってきて、家に帰ってきたら
大の字で寝っころがって、どっちが詰まるんだよ!
炎天下の中一生懸命歩いてきたと思ってた。
1時間を過ぎれば、何かあったんじゃないか?と思って携帯片手に心配してた。
裏切られたような、バカにされたような、悔しくて情けなくて
排泄物の処理までさせて、あのデカい態度・・・そればかり思い出してしまって
どうにもこうにも、気持ちが納まらなくなってしまった。
ファミレスに行くことを責めてるわけじゃない。
リハビリ、お散歩だと言いながらが、ファミレスに行ってた事が許せなかった。

その後排泄物の処理の話しから、ファミレスの話しから
義弟を怒鳴りつけ、完全に感情で物を言いもうどうにもならなくなった。

主人にも話してるうちに、悔しくなって泣き出す始末。
夜勤で帰ってきた主人からも義弟に話してくれた。
その時の日記から。。。

「お前さ、散歩に行くって言ってファミレスでメシ食ってたんだって?」
義弟が主人を見た。
「なんで散歩に行くって言って、メシ食ってるんだよ。なんで嘘言って出かけるんだ」
義弟は黙って聞いていた。。。と思う。
「だいたいな、朝は起きれない、トイレも間に合わない。
 自分の身体を支えるのが精一杯で、自立なんかできるのかよ。
 こっちだって、いつまでもここにいられちゃ迷惑なんだ。
 だからリハビリしろって言ってるんだろ」
主人は何か言う時、相手を叩き落す言い方をする。
言ってる事はごもっともなんだけど、私もそれで何度泣いたかわからない。
今回もそれと同じように話していた。
「コーヒーは利尿作用があるんだぞ。おまけにタバコ吸って
 運動もしないで食って寝てばっかじゃ、そっちの方が詰まるじゃねえか!
 コーヒー1杯飲むところを、麦茶に変えて1時間くらい歩いて来いよ。
 そんなことも出来ないで、なにが社会復帰だ!」
「いいか、これだけは言っておくぞ!
 敵は他の誰でもない、自分の中にいるんだからな。
 病気だからとか、言い訳ばかりする甘ったれた自分を
 変えていかなきゃ、何にも変わらねえんだ。自分との戦いなんだぞ!
 恵子も限界だ!また17日からオヤジんとこ行ってくれ!」
それだけ言って、主人は女中部屋に引っ込んだ。


ちょうどお盆の頃から、主人とまた実家に預ける話が出ていた。
お正月、お彼岸、お盆など、実家に行く用事のある時その前後で
1週間義父に預けてりフレッシュ週間を作ろうと話していた。
最初はお盆にと言っていたけど、6月にお願いしたばかりだから9月のお彼岸の時が
いいだろうと言うことで、義父に主人が電話で連絡を取っていて
9月17日から1週間、義父に預けることになっていた。

私自身も立て続けに起きることに、限界を感じていた。
いろいろやってはいたけれど、こちらの意図するところとは全く違う行動を取る義弟を
どうしていいか?わからなくなってきていた。

一旦リセットしなければ、自分が持たない。
この日から10日後に、義弟はまた実家に行くことになった。

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張り紙

2007.04.26 (Thu) 義弟との日々の出来事

張り紙をする前に、とにかくいろいろ提案をした。

・物事忘れてしまうのだから、メモを取るクセを付けなさい。
・朝も1000円罰金って言う、緊張感を持ちなさい。
・お散歩も自分の都合で行かないで、午前と午後2回行きなさい。
・行動するときは、よく考えて行動しなさい。
・いないからいいや、見てなきゃいいやは絶対やらない。
 やってはいけないことを隠れてやらない。
・仕事復帰を考えてるんだから、お昼寝はしないで他にやること考えなさい。

とにかく思いついたことは、なんでも言って何度も専用のノートを買ってきて
メモを取るクセを付けて、毎日そのノートを確認するように言ったけど
ノートを買ってこようともしない義弟に
「だったら、テレビの横に張り紙するからね」
「じゃあ、作って、作って」
「人が来た時みっともなくてもいいの?」
「別に・・・」

なので、それを実行した。
一番最初に作った張り紙がこれ。
張り紙
「毎朝ちゃんと読んで、しっかり頭に入れてね」
「は~い」
この貼り紙をした日の午後、義弟との会話を日記から。。。

「恵子ちゃん、この貼り紙おかしくない?」
「なにが?」
「だって~、みんな・・・こと!って命令口調なのに
 最後だけ守ってください!って、おかしいでしょ」
そういう指摘か。。。
「弟くんしか見ないんだから、別に書き方なんかどうでもいいでしょう」
「そうだけどさ~、全部命令口調にした方がいいと思って」
それなりに読んでる証拠だと思えばいいのだろうけど、そこに目が行くのか?
「そんなことよりさ、中身をちゃんと覚えてくださいね!」
「は~い」
いつもの返事で終わった。
義弟に国語を指摘されるとは・・・情けない・・・(^m^*)


お薬も仕事復帰を考えてるからと言うことで、お昼のフェノバールはなしにして
夜2錠飲むように変えてもらったけど、義弟は相変わらずお昼に飲んでいた。
本人はこっそり飲んでいるつもりみたいだったけど、私は知っていた。
お昼寝をしようとする義弟に
「お昼寝はしない。仕事中はお昼寝出来ないんだよ」
「だって~、フェノバールを飲むと眠くなるんだもん」
「お昼は飲まなくていいって言われたでしょ?」
「飲まないと発作が起きるから飲んでるんだよ」
「だからね、お薬の説明ちゃんと聞いてた?」
「聞いてたよ」
「聞いてたなら、お昼飲まなくてもいいってわかってるんでしょ?」
「飲まないと発作が起きるんだから、しょうがないだろ」
「飲んでても出るじゃないの」
「・・・・・」
「仕事復帰考えてるんでしょ?」
「考えてるよ」
「だから眠くなると困るから、お昼のフェノバールを止めて夜2錠にしたんでしょ?」
「そうだよ」
「だけどそれを弟くんの勝手な思い込みで、勝手に飲んでるんだよね?」
「・・・・・」
「じゃあ、それはお昼寝をしてしまう理由にはならないよね?」
「恵子ちゃんにはわからないんだよ」
「うん、私にはわからない。だけど仕事中にお昼寝しちゃいけないことはわかるよ」
「俺の仕事は、昼寝したっていいんだよ。だって俺時々昼寝してたもん」
「それはいつの話をしてるの?弟くんはもう6年仕事をしてないんだよ」
「・・・・・」
「6年も仕事を休んでるんだよ。わかってる?」
「わかってるよ」
「6年休んでた人が、復帰してきました。朝は遅刻します。お昼寝はします。
 仕事を頼めば忘れちゃいます。って、そんなのが通ると思ってるの?」
「・・・・・」
「だから言ってるんでしょ」
「・・・・・」
「聞いてるの?」
義弟はもうテレビに意識を移してしまうから、話にはならなくなる。
「聞いてるよ。うるせえな~」

そんなことを何度も何度も繰返して、なんとか午前と午後のお散歩は行くようになった。
張り紙もしたけれど、これでは結局自分では何もしてないことになる。
だからメモを取ることも何度も行ったけど、メモを取ろうとする気は全く出てこない。
これも何か方法はないかと考えた末に、義弟の行動記録を付けさせることを思いついた。

さらに自分の都合で行動するのではなく、時間を意識させて行動させようと考えた。
張り紙も思いつくたびに、作り変えては貼りなおした。
テレビの横の張り紙は、その後進化を遂げて今はこうなっている。
張り紙2

そして義弟に行動記録を付けさせることで、新たにわかってきたことがあった。

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懲りない女

2007.04.26 (Thu) 義弟との日々の出来事

今あの頃よりも義弟の障害を私なりに理解して、こうして日記を読み返してみると
あの頃は義弟の都合の良いように回っていることが
不思議でしょうがなかったけど、実はそうじゃないことがわかった。

主人や私の言ったことは、義弟が話す時
「そんなことは言ってない」と指摘するけど、他の人が言ったことを私達に話す時
それを否定する人はいないわけで、義弟の言うことを信じるしかない。
義弟は自分の都合の良いように解釈をして、自分の都合の良いように話し
そして自分に都合の良いように行動する。
だから義弟に都合よく回っているように、見えただけだったのだと思う。
いくら周りが何を言っても、義弟は自分のやりたいようにしているだけで
要するに、何も聞いてないのと一緒なのだ。

必死になればなるほど、私の気持ちの中で
「弟くんを思い知らせてやりたい」「自分を自覚しろ!」
そんな気持ちまで持ちながら、その半面でもし万が一の時はすぐに出かけられるよう
準備を整え、警察沙汰救急車騒ぎ覚悟をして追い出したあの4日間はなんだったのか?
「期待はするな」と主人に言われてはいたけど、何かが変わるかもしれないって
やっぱり大きな期待を持ってしまってた自分に気が付いて
なんだか脱力感でいっぱいになった。

その後も義弟は、朝は起きれない。お散歩も平均して30分ほど。
寝ながらテレビを見て、居眠りする。食事のながら食いもひどい。
その都度、毎回毎回注意しても気が付けばやっている。
注意をすれば、出来ない言い訳やらない言い訳をさっと答える。
何一つ変わったことはなく、逆に失禁が増えて物忘れがひどくなってきたようにも思えた。
トイレマットをビチャビチャにしても、そのままにしておくから
気が付かないでトイレに入り、踏んづけてしまうことも度々あったし
お風呂もカレンダーに印を付けてあるのに、間違える時もあり
自分が間違えているのに、私を試すようなこともした。

「私は弟くんのやってること、毎日見てるんだよ。弟くんは主婦をバカにするけど
 自分の家族が朝どんな行動をするか、帰ってきたら何をするか
 全部頭の中に入れて、それに合わせて食事の支度をしたり家事をこなしたりしてるんだよ。
 専業主婦の仕事を、舐めないでね」

義弟は専業主婦を「夫に養ってもらってる人」という感覚でバカにしているところがあった。
さらに主婦は飲みに出かけたり、夜出かけることはしないものと思っているところもあった。
だから私がたまのランチで飲んで帰ると
「兄貴は仕事してるのに」
とイヤミを言ったし、夜出かけると
「起きて待ってようと思った」「あ~酒くせぇ~」
と翌日、私の顔を見ると言うときもあった。

お風呂を1日置きにしてから、カレンダーに記入するように言ってあったけど
書き忘れることもしょっちゅうだし、書いていても見てないこともある。
私だって、義弟がお風呂に入った日を全部覚えているわけでもない。
夕飯の片付け、翌日のお弁当の用意をしているときに
「恵子ちゃん、お風呂に入っていい?」「どうぞ」と答えると
「今日はお風呂の日じゃないんですけど」と言う。
「じゃあ、入らないで」
「恵子ちゃんって、俺のやってることわかってるんじゃないの?」
「はい?」
「そう言ってたじゃん」
「あのさ、私は弟くんの番人ではないんです。他にいっぱいやることがあるんです。
 自分がお風呂に入る日かそうじゃないかぐらい、自分で管理してください」
「なんだよ!全部知ってるって言ったくせに!ちくしょっ!」

かと思うと、今度はお風呂に入る日にいつまでもテレビを見てる義弟に
「お風呂入っちゃって」と声をかける。
「えっ?今日はお風呂の日じゃないけど」
間違えたのかと思い、カレンダーを見ると昨日は入っていない。
でも入らないなら、こちらとしては節約になるから
「ふ~ん、じゃあいいけど」と答える。
「恵子ちゃんだって、間違えるじゃねえか」と言われるけどいつものことだから黙ってる。
それでもカレンダーを確認しようとは思わないようで、翌日になって
「あれ?昨日はお風呂の日だったんだ」
「だから入っちゃってって言ったでしょ?」
「じゃあ、俺が間違えたのかよ!ちくしょっ!」となる。

こんなことは、毎日のようにあった。

主人もお盆休みに入り、私が注意すれば一緒に聞いてるときは一緒に言ってくれた。
主人とも相談しながら、次の方法を探し続ける私に
「あれだけやっても何一つかわらないだろ?だから放っておけって言ってるの。
 やる気がない奴に、何を言ってもダメなんだって」
「そうだけど、出来ない言い訳はすぐ出来るじゃん。それを出来る言い訳に
 持って行けないかと思ってさ」
「お前も懲りない女だね。まだやるの?」
「なんか方法があるんじゃないかと思ってさ。だって社会復帰してる人いるんだよ」

義弟のためのように聞こえるけど、実は違う。
筋力体力を付けてくれれば、外で発作を起こしても自力でなんとかできるかもしれない。
そうすれば、私が少し支えるだけで動けるようになるかもしれない。私が楽になる。
もしリストラされたら、我が家では丸ごと義弟の面倒を見れるほどの余裕はない。
ハローワークに通うことになったら、まずは見てくれでダメだ。
家の中では、猫背で両手を前にブラブラさせてゾンビのように歩くし
外ではフラフラと酔っ払いのように歩く。
これをどうにかしなければいけないと思った。
もちろん、毎回それも指摘しつづけていたけどまったく治らない。
だけど筋力体力が付いてくれば、もしかしたら会社に復帰と言うことだってあり得る話し。
そうなって自立となってくれれば、我が家も楽になる。
そしてそうなれば、主人の気持ちだってまた違ってくる。そして何より私が楽になる。
私には義弟のことと言うよりも、私のために義弟をなんとかしたかった。

そして、テレビの横に張り紙をすることを思いついた。
いくら言っても、記憶からこぼれてしまうから
必ず見えるところに張り紙をして、毎日読ませようと思った。
やってはいけないこと、やらなくちゃいけないことを張り紙にした。
効果の程はあまり期待はしてなかったけど、それを読むように毎朝言うことにした。

懲りない女の挑戦が、また始まることになった。


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日記から転記。。。5

2007.04.26 (Thu) 義弟との日々の出来事

翌日これからまた部屋探しに行くのかどうか、聞いてみようと思ってたけど朝になって
「俺、今日Kさんとメシ食いに行ってくる」そう言い出した。

以下日記から。。。

「恵子ちゃん、今日はKさんと昼飯食ってくる」
「ふ~ん、いってらっしゃい」
Kさんは、義弟の会社の上司。
今は別会社の取締役だけど、時折電話をくれたり、食事に連れ出してくれるんだよね。
「いや~、Kさんがソバ食いに行こうって言うからさ」
「そうなんだ」
「弟くんさ、せっかくKさんに会うのなら、自分の行く末を相談してみたら?」
「えっ?」
「自分の考えていること、話してみればいいじゃん。
 私達が言ってる事が、正しいか?間違ってるか?Kさんに聞いてみればいいと思うよ」
「そうだね、そうするよ」
そんな話をしたあと、11時半過ぎ義弟は出かけていった。

このタイミングで、Kさんから電話が来たと言うのも、ちょっと何かあるような気がした。
毎月のことだけど生理痛は重いし、事故以来お天気の悪い日は首から肩にかけて
重くなったり気持ち悪くなったり、台風も来てるせいか体調も悪い。
Kさんの件は、明日にでも義弟に聞こうと思っていた。

「弟くん、どうですか?」
翌日Mさんから、メールが飛んできた。
しばらくしてから、電話をして一連の話を説明し
「昨日Kさんとお昼を食べに行きました」
「あ~、そうですか」
「特別行動としては、何も変わりないですけど」 
「ケンちゃんから、何も聞いてないですか?」
「こっちから聞かないと、いつも何も言わないので
 台風が行ってから、また聞いてみようと思ってますけど」
体調が悪かったせいか、こう聞かれたことがどういうことか?
Mさんに聞きそびれてしまった。

主人にこの話しをすると
「Kさんから、なにか会社の話しを聞いてきたんじゃねえか?リストラのこととかさ」
なるほど・・・もしかするとそうかもしれない。
昨日の義弟は、ブルーに入ってた気がする。

私の体調も戻ったところで、義弟にKさんのことを聞くことにした。
朝座椅子に落ち着いたところで

「落ち着いたところでいい?台風も行ったことだし何か考えた?」
「いや、別になにも考えてない」
やっぱり・・・
「Kさんと話したの?」
「あれ?言わなかったっけ?」
「うん、聞いてない」
「いや~、Kさんに無理だって言われたよ」
「何が?」
「今のお前には、仕事復帰は無理だって」
「ほら、私の言ったとおりでしょ?」
「うん」
「今の状態じゃ、仕事復帰は無理だってけんちゃんも私も何度も言ったよね。
 それで?どうするの?」
「どうするって?」
「部屋は探しは?」
「もう行かない」
「それで、どうするの?」
「どうするって、この暑さだから無理するなって言われたし」
「だから何もしないの?」
「何もって?」
「無理するなって言われたって言うけど
 私から見たら、何も無理してるようには見えないのよ。
 朝も起きれないし、お散歩だって昨日は下に行っただけでしょ?」
「あれでも、階段2回昇り降りしてきたよ」
「だからね、それだけでしょ?
 後はTV見て、私が見てなければそこに寝っころがるでしょ?
 それじゃあ、意味がないって言ってるの。
 そこに座ってる時も、意識して座ってなくちゃダメだって」
「ハハハ・・・」
「今のままじゃ、仕事復帰は無理って言われたんでしょ?
 じゃあどうすればいいか?考えなきゃしょうがないじゃん」
「・・・・・」
「Kさんだって、1年ぶりぐらいに会ってそう言われたんでしょ?
 私たちだけじゃなくて、他の誰が見ても
 今の弟くんじゃ、仕事復帰は無理って言われるってことじゃない?」
「そうだけど」
「だったら、今のままじゃ何も変わらないってことじゃん。
 会社だって、もう6年だよ。6年仕事もしてないのに
 お給料払ってくれてるんだよ。いつ切られるかわからないじゃん」
「いや、それは俺も聞いたんだよ。リストラされるんじゃないかって、そしたら
 バカヤロっ!そんなことあるわけねえだろって言われたからさ」
「だからなに?それに甘えててどうするの?
 そんなこと会社の人に聞いて、ハッキリ言うわけないでしょ。
 身内だから言うんだよ。身内しか言わないの。
 大丈夫って言われたからって、それに安心して甘えてて絶対大丈夫って言い切れるの?
 自分が経営者だったら、これだけの年月仕事のしてない人に支払うの?」
首をかしげながら聞いていた。
「Mさんだって、同期で一緒に苦労してきた人間だから
 人件費削減の話を教えてくれたと思わない?
 早く筋力体力付けて、復帰して来いよって」
「・・・・・」
「前の病院の先生も言ってたけど、自分で出来ないなら
 スイミングが全身運動で一番いいっていうから
 週に2日でも3日でも通ってごらんよ。
 これは提案だから、決めるのは弟くんだけどね」
「・・・・・」
「1日リハビリをサボったら、元に戻すのに3日かかるって
 先生に言われたの覚えてる?」
「うん、覚えてる」
「だったらさ、部屋探しで最初の1日目は会社の人間使ったけど
 後の3日は、自分だけで行って帰ってきたんでしょ。
 タクシー使ったって言ったって、自分だけで出来たことでしょ。
 それくらいは出来るってことだよね。
 せっかく出来るようになってるのに、ここでやめたらまた元に戻ってしまうんだよ」
「うん、最初の日のことは言わないでくれよ。耳が痛い・・・」
「もうすぐ24時間TVやるけどさ、去年だっけ?事故で下半身麻痺になってから
 たった8ヶ月でトライアスロンに挑戦した子がいたよね?」
「あ~、やってたね」
「たった8ヶ月だよ。今まで足を使ってたのに、全部腕と手だけでやったの。
 どれだけの努力したと思う?それこそ血を吐く努力してるんだよ。そう思わない?」
「うん・・・」
「弟くんはもう6年、何もしてないんだよ?」
「・・・・・」
「弟くん自身が何か考えて、行動起こさなくちゃ!
 回りがいくらいろいろ言っても、弟くんが動かなければ何も変わらないよ」
「うん」
「ここに来た時から、何度も言ってるけど
 弟くんが仕事復帰するために何かするなら、いくらでも協力はする。
 でもね、恵子ちゃんこれやりたいから手伝って。
 恵子ちゃん、こうしてみたいから付き合ってって
 弟くんから言ってくれなくちゃ、私も手の貸しようがないんだ。
 どっちにしても、今と同じ状態続けてたら何も変わらない。
 私は口うるさい女だから、またいろいろ言うと思うけど
 弟くんがどう考えて、どう変わって行くか?見させてもらうよ」

これで部屋探しは中止となった。


Kさんとの話しも、私に言ったのと主人に言ったのと弱冠違った話し方をして
主人の返事も違うことを言っていた。

「Kさんに、仕事復帰は無理って言われたって。
 リストラされるんじゃないかって言ったら
 オヤジ(社長)は、一度幹部になった人間を見捨てるようなことはしない。
 そんなことより、ゆっくり治せって言われたって」
「なんで、何も言わなかったの?」
「ちょっと言ったよ。だからって、それに甘えてていいのかって」
「弟くん、兄貴はムスっとして何も言わなかったって言ってたよ」
「なんだ、じゃあ俺の話は聞いてないってことか?」


真夏の暑い中体力的なことを考えたら、限界じゃないかと思ってもいたから
部屋探しを中止にするタイミングとしては良かったのかもしれない。
だけどこの後、MさんやKさんの言葉を使ってあの手この手を使い
いろいろと話をしたけれど、義弟がリストラされるんじゃないかと聞いたとき
Kさんから言われた
「バカヤロ!そんなことあるわけないだろ」
という言葉が、義弟の中ではまたおかしな自信となり
「この暑さだから、無理するな」
と言う言葉が、またやらない言い訳となってしまった。
結局義弟の毎日は、それまでとは何も変わらない毎日に戻ってしまった。

この頃、どうして義弟の都合の良いように回ってしまうのかが不思議だった。


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日記から転記。。。4

2007.04.25 (Wed) 義弟との日々の出来事

Mさんの話しによると。。。

T不動産では、会社で部屋を借り上げて社員に提供していたので
そのつもりで、対応してくれてるのかもしれないと言われた。
もし先に部屋の工事に入り、借りないと言うことになると
賠償問題になると困るので、T不動産に確認してみた方がいいと言われた。

土曜日に担当者の名前も電話番号も控えてあったので、さっそく電話を入れてみた。

私が兄嫁であり、今同居していること。
名刺を出したようだけどその名刺に偽りはないが、6年前から休職をしていること。
会社の恩情で、その肩書きのまま籍を置いてもらっていること。
お部屋のリフォームが終わったら、連絡が入り
契約の運びになると本人が言っていること。
などを話して、義弟がどういう風に話しをしたのかを聞いてみた。

以下、不動産屋の担当者の言った事。

7年前に脳腫瘍の手術を受けたことは聞いている。
本人は、HT沢にある会社に勤めていると言っていたので
こちらから「++会社ですか?」と訊ねたら、「そうです」と答えた。
名刺はいただいていないが、++会社様とは以前にもお付き合いがあるので
そちらにお勤めと言うことでしたら、うちとしては会社でも個人でも障害があっても
保証人さんがしっかりしていれば、特別問題はない。
通勤のことを言っていたので、今回のお部屋を紹介したが
洗濯機が外の為、室内にする工事は
契約が完了してからのことになるので、まだお返事は頂いていない。

とのことだった。
義弟の言ってることとちょっと違っていることがわかった。
義弟は名刺を渡してきたと言っていたし、工事が終わったら連絡が来るとも言っていた。
こちらの事情等を説明すると、いろいろ質問はされたけれど

「わかりました。会社もお兄さんも保証人になれないと言うことであれば
 もし電話が来た時には、保証人を会社か?お身内の方でお願いしたい
 と言うところから、お話させていただきます」

担当者さんから、こうお返事を頂いた。
丁寧にご挨拶とお礼、ご迷惑をおかけしたことをお詫びして電話を切った。

この件に関しては、とりあえず落ち着いた。
さて、どうやって不動産屋に電話をかけさせようか・・・
名案を思いついて、さっそく義弟に言ってみた。

「ねえ、弟くん?不動産屋工事が終わったら電話するって言った?」
「うん」
「本当にそう言った?」
「なんで?」
「今駐車料金払いに不動産屋に行ったんだけどさ
 弟くんどう?なんて話が出て、独立するかもって話で聞いたんだけど
 契約もしてないのに、部屋の工事は普通しないってよ」
「あ~、言われてみればそうだよね」
「確認してみな」
「うん、わかった」

その後、今朝3時起きだったので私のお昼寝タイム。
目が覚めて落ち着いてから
「電話してみた?」
「うん」
「なんだって?」
「恵子ちゃんの言ってたとおりだった」
「じゃあ、そんな暢気にTV見てる場合じゃないじゃん。
 契約しなくちゃ、話になんないでしょ?」
「いや、もうやめた!」
「えっ?」
「もう部屋探しやめる!」
「なに?部屋探さないの?」
「えっ?あ・・・いや、他にも物件があるからさ」
「なに?どういうこと?借りられないの?」
「いや、あの部屋はやめた」
「じゃあ、また明日から行動開始なのね?」
「えっ?いや、ちょっと考える」
しばらくたってから
「ねえ、不動産屋に何か言われたの?」
「なんで?」
「だって、部屋探しやめるって言ったじゃん」
「別に何も言われてないよ」
「ふ~ん・・・それでどうするつもりなの?」
「他にも物件はあるからさ」
「他にも物件があるなら、早く行って契約の話した方がいいよ。
 ここでTV見てたって、ちっとも先に進まないじゃん」
「・・・・・」
「出来るなら、TVなんか見てないで早く行動に移した方がしなよ」
「・・・・・」
「出来ないって言うなら、他の方法考えればいいけど」
「・・・・・」
返事なし。不動産屋に保証人のことを言われたんだろう。
助け舟出してるつもりなんだけど「出来ない」「無理」は言いたくないんだろうな。

明日からどうするつもりなのかな?
また明日、聞いてみよっと!


義弟は自分に都合の悪いことは、絶対言わない。
都合の良いことは、何度も何度も繰返して言うのだけど
こういうところは、ずるいというかなんと言うか・・・
もっとも裏から手を回す私も、ずるい人間だと思うけど
主人や私が言っても聞かないから、第三者の言葉ほしかったのだけど
なかなか思うようには動いてくれなかった。


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日記から転記。。。3

2007.04.25 (Wed) 義弟との日々の出来事

すぐに主人と相談をした。
とにかく保証人にはなってほしくないし、言い出したのは私だけど
主人だってやらせろと言ったのだし、今後どうするかを相談した。

ここ数日のことは、携帯で話してあったし
今回はどうしても主人に
一言でもいいから言ってもらいたかったから
「恵子から聞いたけどって、保証人のこととか引越しのこととか
 けんちゃんから聞いて話してね」
「わかった」
そう言っていたのに、相変わらずこの兄弟ちっとも話しをしようとしない。
一緒に生活してるけど、主人はほとんど女中部屋で過ごすし
主人から義弟に話しかけることは、ほとんどない。
義弟から話しかけることは、TVの話題くらい。
夕方のお散歩の時に
「ねえ、一言でもいいから今日弟くんに言ってね」
しばらく黙っていた主人が
「お前さ~、1日中憲児のこと考えてるんだろ?」
「考えるよ。毎日、目の当たりに見てるんだから」
「俺はね、憲児のことなんか考えてねえのよ」
「そうだろうね」
「仕事のことと、今日は何時間寝れるかってことしか考えてねえの。
 余裕もねえし、憲児のことなんかどうでもいいんだわ。
 勝手にやらせとけばいいと思ってるから」
「いいよ、部屋借りて出てくならそれでも
 でも出来ないのわかりきってるんだから、お金使い果たして
 やっぱり出来ませんってなったら、丸ごと面倒見るのこっちじゃん」
「だけど、それだっていつかはそうなんるんだぜ」
「そうだよ。でも部屋を借りることが目的じゃないじゃん。
 世の中そんなに甘くないってことをわからせたいから部屋探しをさせたわけでしょ?」
「そうだよ。だけどどうせ保証人がいないんだから、借りられるわけねえだろ?」
「そうだけど、放っておけばまた会社に電話するよ」
主人が大きなため息を付いた。これ以上言ってもこの前と同じことになる。
こりゃもう自分で処理するしかあるまい。そう思ってもうそれ以上言うのをやめた。

主人の言ってる事もわかるよ。
夜寝る間も惜しんで働いて、彩佳の学費の事だって考えながら
必死に自分に出来ることをやってくれてるんだ。
だから、私だって私に出来ることをやってるつもりでいる。
ここ数日義弟にどう思われてもいいって、せっせと鬼兄嫁やって部屋探しに追い出して
主人もとことんやらせろと言ったし、義弟にも主人に言われていると言ってきた。
覚悟決めろ!って言うから、救急車騒ぎも警察沙汰も覚悟して無理矢理追い出してたんだ。
電話ではいつも「わかった」って言うくせに、どうして一言が言えない?
どうでもいいなら、私が家にいる必要もないじゃん。
だったら、部屋代と光熱費ってお金で割り切って
食事も朝昼晩勝手やらせて、少しでも仕事して家計を助けたいよ。
なんだか、一人で必死こいてただけなのか?
世の中は、なんで義弟に都合の良いように回っていくの?
義弟をギャフンと言わせてやりたいなんて、意地悪なこと思ってたから
自分がギャフンと言っちゃった、これも因果応報か?なんてそんな気分だった。

家に戻ってから、その件には一切触れずにいたけど
自分の気持ちの整理に、なんだか無口になりつついた。
でもなるべくいつものように振舞ってた。お風呂から上がった主人に
「どうする?こっち(女中部屋のこと)に支度する?」
「いや、まだいい」
TVを見ながら、2人でビールを飲んでいると主人から
「なんかさ~、もうアイツにあ~だこ~だ言うのもイヤって言うか、面倒くさくない?」
と聞いてきた。
「面倒くさいよ。面倒くさいけど、言わなきゃどんどんだらしなくなるから」
「そうなんだけどさ・・・」
たぶん主人も、この前のようなことにならないようにと思ったんだろう( ̄m ̄)
「昨日も言ったけど、世の中なんで弟くんに都合の言いように回るんだ?
 なんだか私、弟くんをギャフンと言わせようとして
 自分がギャフンと言っちゃったって感じだよ」
「なんでだよ」
「だってあの状態の弟くんに、部屋を貸そうと思う不動産屋があると思わないし
 まさか弟くんが、会社の名刺使うと思わなかったもん。
 会社の名前は使うと思ってたよ。でも名刺ってある意味大きな力があるからさ。
 名刺を使って、詐欺を働く人だっているんだから」
「そうだよな」
「本当に、工場長補佐の名刺を持ってるかどうかわからないよ。
 Mさんだって、かもしれないって言ったんだから。
 保証人は完全に会社になってもらうつもりでいるから、会社の名刺使ったんでしょ。
 これは何度説明しても理解できないんだから。
 契約って段階まで放置すればいいけど、会社に確認取ってもらって
 会社で断ってもらうしかないよね。
 本当に名刺を持ってるなら、復帰もしてないのに
 名刺を作った会社だっておかしいよ。使うとこもないのにさ」
なんだかイライラから、会社のことまで言ってしまった。
「名刺を使ったのは、憲児も意図的にやったんだろうな。
 でも名刺を作ったのは、会社が恩情としてやってくれたことだろ」
「まあね、たぶん工場に顔を出してた頃のことだろうからね。
 だけどまさか、6年も休職してて名刺を使うと思わないもん」
「だから、もうそこが異常なんだろうな」
「そうだよ、障害のせいだよ。普通の神経じゃやらないよ」
「そうだよな」
「私が言いたいのはね、部屋探し始めてからけんちゃんに話してるよ
 けんちゃんに言われてるからって、弟くんには言ってきてるでしょ。
 でもけんちゃんが何も言ってくれないと、なんだ恵子ちゃん
 一人で騒いでるのかって、思われるのがイヤなの」
「そうだよな、アイツお前のことバカにしてるからな」
「バカにされてるのはもうわかってるから、そんなことはどうでもいいよ。
 だけどバカにされてるから余計に、私の言ってる事は
 けんちゃんも同じだってことを、弟くんにわからせたいの。
 けんちゃんと本当に話しをしてるんだってことを、わからせておきたいだけなの」
「なるほど、そういうことか」
「昨日なんか超ご機嫌さんで、駅まで来るとヘトヘトだって言ってたけど
 駅前のケンタッキーで食事してきたって、ニコニコしてたよ」
「なんだ?アイツ一人で前祝いしてきたのか?(^m^*)」
「なるほど・・・そうかもね( ̄m ̄*)」
最後は、こんな冗談も飛び出した。

しばらくすると
「そろそろ食おうかな」
「こっち(女中部屋のこと)に持ってくる?」
「いや、憲児と話すから向こう(リビングのこと)でいい」
リビングに行き、晩酌をしながら義弟と話始めた。

「お前ドラマ見てるのか?変えるぞ」
「いや、もう今日は寝ようかと思って」
「ふ~ん、恵子に聞いたけど、お前部屋決めたんだって?」
「いや、まだ決めてはいないけど」
「洗濯機を中に入れる工事してもらうんだろ?」
「そうだけど・・・」
「保証人どうするつもりなんだ?」
「それが今どうしようか、悩んでるんだよな~」
「言っておくけど、会社を当てにするなよ。会社と会社の人間には頼るなよな」
「じゃあ、兄貴がなってくれよ」
「俺はならねえよ。今のお前の状態みてて、お前の保証なんか出来ねえよ」
「・・・・・」
「俺はならねえからな。会社と会社の人間にも頼むなよ。
 当たり前の話だろ。仕事してないんだから。それだけは言っておくぞ!」
そこで話が途切れて、すぐに主人の携帯が鳴った。
主人の可愛がっている従姉妹からだった。
ニヤニヤしながら、ビールを持って女中部屋に行ってしまった。
「さっき、けんちゃんが言ったこと忘れないでよ」
「何が?」
そうきたか・・・
「何がって・・・会社と会社の人間に頼るなって話」
「あ~」
「弟くんが会社の人と連絡取ったりすると、弟くんじゃなくて
 けんちゃんに連絡が行くのはなんでか?
 その電話を受けた時、☆☆ちゃんがどんな気持ちで受けてるか?よく考えて行動してね」
「・・・・・」
「それに会社の名刺使ったみたいだけど、6年間も休職してるのに
 会社に連絡されたらどうするつもりなの?」
「・・・・・」
いつものように返事なし。
9時半前に、お布団に入ってしまった。

主人とは感情的にならずに、話しをすることが出来たし
主人も私の気持ちを、わかろうとしてくれたんだな。
少しだけど義弟と話してくれたから、それだけで私の気持ちが少し楽になった。


経過を見るしかないのかな?と思っていたのだけど、この話をした
翌日になって、Mさんから連絡が入り不動産屋と話をすることになった。

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日記から転記。。。2

2007.04.25 (Wed) 義弟との日々の出来事

それでなくても普段15分から30分しか外に出かけない義弟を
真夏の暑い中、「行って来い!」と放り出すのだからこちらとしても
いつ何が起きても、すぐ出かけられる準備もしながら体力的なことも
少し心配になり始めてもいた。

部屋探し。。。3

『3』まで来たな・・・今日で3日目だ・・・何番まで行くかな?

今朝も7時起床ならず、1000円GET!

昨日、不動産屋からもらった封筒。
バスを降りた後帰り道にある『M商店』で買い物をした時、レジに忘れて来たらしい。
『M商店』さんにも、義弟のことは話してあるので
忘れ物が義弟の物だとわかっていたらしく、取って置いてくれたようだ。
お昼寝が終わった後、思い出したようで自分で取りに出かけて
帰って来てから、見取り図とそのアパートの地図を見せてくれた。
「8月中旬以降OK」と書いてあった。
家賃63000円の1DK、敷金礼金各2ヶ月
場所はK沢H景じゃなくて、K沢B庫だったし
家賃も部屋の間取りも、聞いた話と違うじゃんか( ̄m ̄)
「敷金礼金が高いんだよね」
「これは普通だよ。どこでもこれくらいは取られるよ」
「そうなんだ~」
「ここに決めたの?」
「いやまだ決めてないよ」
「工場まで近いの?」
「近いよ。通りに出ればバスが出てるから」
「ふ~ん、いいんじゃないの」
「でもさ、バス停からアパートまでの道が狭いんだよ。だからどうしようかと思ってるんだ」
「なんで?道が狭くたって、歩きなんだから関係ないじゃん」
「そうなんだけど~」
この会話で、義弟の考えてることがわかってしまう。
部屋さえ借りたら、後は会社の人に送り迎えを頼めばいいと思ってるんだな。
だから道の広さも気になってしまうんだ。

今朝も起きてきて、コーヒーを入れてる義弟に
「今日も暑くなりそうだから、早めに出かけた方がいいよ」
「えっ?今日は行かないよ」
出た!閉店ガラガラ・・・イヤ、違った・・・
「なんで?」
「なんでって、昨日のアパート盆明けじゃないと入れないから」
「あのアパートに決めたの?」
「そうじゃないけど」
「T岡に行くって昨日言ってたじゃん」
「そうだけど・・・」
「だったら、部屋探し行ってください。明日からでも仕事復帰できるんでしょ?
 暢気にTVなんか見てる暇があったら、仕事復帰を考えてよ」
「・・・・・」
「部屋探しも契約にこぎつけるまで、毎日探しに行ってください。
 けんちゃんにも部屋が見つかるまで、毎日行かせろって言われてるし
 盆明けには仕事復帰できるくらいになってくださいよ」
「・・・・・」
「明日にでも、仕事復帰できるって自分で言ったんだから」
しばらくしすると、コーヒーにお湯を注ぎながら小さな声で
「何○×□△※・・・・・」
「なに?」
「何ムキになってんの?」
これで、またブチ切れた。
「弟くんってさ、そういうとこがあるんだよね。
 人をコバカにした物の言い方するの。ムカつく」
そのまま女中部屋に行き一服、とりあえず気持ちを落ち着けた。

もし出かけなかったら、次の対策を考えていたけど
9時ごろから準備が始まり、9時20分
「いってきま~す」
「いってらっしゃい。あ、会社の人使わないでね」
「は~い」
と言った後、また小声で
「わかってるよ、うるせえな~」
と言っているのが聞こえたけど、グッと堪えた。

3日目ともなると、暑さもそうだけど身体の方も気になる。
こんな風に毎日、追い出していいものか?ちょっと不安にもなる。
「この電話って、けんちゃんに確認してるだけだから聞いてね」
朝の会話を主人に電話して、確認を取ってしまう。

「いいんだよ。ここでやめたら、また同じことなんだ。
 いつまでも甘やかしてたら、アイツ一生そこでグウタラ過ごすからな。
 やり始めたんだから、アイツが根を上げるまでやればいいんだ。
 途中でやめたんじゃ、意味がねえだろ。中途半端な情はかけちゃダメだぞ。
 余計なこと気にしなくていいから、腹据えてとことんやれ!
 今度帰ったとき、俺も言うから」
主人に言われれば、不安は解消される。
とは言っても、帰ってくるまでは心配だけどさ。

1時40分過ぎに帰ってきた義弟、今日はT岡のT不動産に行って来たらしい。
T不動産は会社で時々使っていた不動産屋だと、この前Mさんと話していたのを聞いてる。
会社の名前を使おうと思ったら、一番手っ取り早いかもしれない。

「見つかったの?」
「うん・・・て言うか、何件かもらってきた」
昨日と同じパターンか。
それはね、見つかったとは言わないのでござるよ。
「お部屋見せてもらったの?」
「いや、もう向こうに着いたらヘトヘトだから」
「せっかく行ってるのに、お部屋見せてもらわないんじゃ意味ないと思うけど」
「まあね」
「またタクシーで帰ってきたの?」
「だって~、バスがみんな向こうに行っちゃって、こっちに来るのないんだぜ」
「もったいないと思わないの?」
「思うよ」
「それで、お金続くの?」
「途中でダメかもね」
コイツは・・・いったい・・・

見取り図4枚と地図をもらってきた。
たぶん工場近くと言うことと、家賃で出してもらってるんだろうな。
一応見せてもらったけど、義弟の気に入るような部屋じゃない。
この前、Mさんが来た時
「こじんまりした、狭いアパートでいいんだよな」
「じゃあ、あそこのアパートなんかどう?ユニットだけど」
「ユニットバスなんかイヤだよ」
「じゃあ、あそこは?一部屋でキッチンが付いてたんじゃないかな?」
「一部屋じゃな~」
「なんだよ!こじんまりって言ったくせに、贅沢じゃねえか」
そんな会話もしてたっけ・・・なんだかんだ言っても、贅沢だからな。

「会社のこと言ったら知ってたよ、前に時々使ってたからさ」
「ふ~ん、お部屋見せましょうか?って言われなかった?」
「言われないよ。あまり商売っ気がないみたいだ」
なるほど。。。そういうことか。。。要するに、貸す気はないと言うことだよ。

母子家庭の頃の部屋探しのこと思い出した。
不動産屋は、母子家庭と言っただけで
「今開いてるとこはありません」
「ちょっと、母子家庭の方には・・・何かあっても困りますから」
お部屋を見せてくれるどころか、見取り図さえもらえず門前払いだったもん。
その時の絶望感をちょっと思い出した。

義弟の場合、会社の名前が少しは聞いたのかな?
見取り図をもらえただけでも、ラッキーだよ。

「ねえ、その状態で部屋探しより先になにかしなくちゃと思わないの?」
「ちょっと、体力的にね・・・」
「それでも部屋探しなの?」
「・・・・・うん」
「ふ~ん。ま、お部屋を見せてもらわなくちゃ、契約までいけないよ。
 じゃっ、不動産屋の休みは水曜日だけですから、見つかるまで毎日がんばってください」
いつものようにお返事はなし。

明日の朝もバトルだろうな。。。


この後、しっかりお昼寝タイムを取っていた義弟。
でもそれなりにがんばっていると思うから、特別イライラもない。
その晩には、少し助け舟も出している。

部屋探し。。。4

今日で4日目に突入。

朝から文句を言ったりイヤミを言われたりするのは、お互い気分のいいものじゃない。
だから昨夜のうちに、話しておくことにした。

「弟くん、この2.3日のことはけんちゃんにも報告してるんだ。
 たぶん帰ってきたら、聞かれると思うけどね」
「・・・・・」
「毎朝弟くん、今日は行かないっていうけどさ・・・」
「俺そんなこと言ってないよ」
「えっ?」
「行かないなんて、そんなこと言ってない」
「自分の言った事、忘れちゃってるの?昨日の朝も、今朝も言ったよ」
黙って首をかしげた。
「今朝私に、なにムキになってるの?って言ったでしょ?
 だから弟くんは人をコバカにするって私が言ったでしょ?」
「あ~言った」
「自分の言った事忘れちゃうなんて、どっか異常だよ。思い出した?」
「うん」
「まあ、ああいうのは売り言葉に買い言葉的な物もあるから別にいいけど
 私も朝から、文句言うのもイヤミ言われるのもいやだし
 弟くんだって、朝から気分悪いだろうから今のうちに話しておくね」
「うん」
「あのさ、今日で3日間外に出かけてるけどこれで疲れたとか今日は休むとか言ってたら
 一人暮らしも会社復帰も無理だと思う。
 出来ないって言うなら、仕事復帰できるようにいくらでも協力はするけど
 出来るって言うなら、いつまでもそこで暢気にTV見てないで
 仕事復帰すること考えようよ」
「うん」
「弟くんはさ、俺の仕事は楽だって言うけど
 7年休職してる人が楽だという仕事だったら、誰にでも出来るんじゃない?
 素人の私が聞いてても、そう思うよ」
「・・・・・」
「うちだってさ、弟くんが仕事復帰できるようにってここに来てもらったわけで
 毎日ゴロゴロとTV見てもらうために、ここにいてもらってるわけじゃないし」
「そうだよね~」
「出来ないなら、出来るように協力はするよ。
 でも出来るって言うなら、お互いに早く通常の生活に戻ろうよ」
「うん」
「仕事復帰よりお部屋探しが先だって言うなら
 部屋が見つかるまでは、毎日出かけて見つけてきて」
「わかった」
「明日は、今日行った所でお部屋見せてもらってきた方がいいよ。
 部屋を見なくちゃ、決めようもないでしょ?」
「そうだね」
「じゃあ、また明日からがんばってください」

疲れているんだと思う。
そりゃあ疲れるよ、ほとんど座ってるか寝てるかで過ごしてたのが
この暑い最中、動いてるんだから。

今朝も6時過ぎから目覚ましは鳴ってたけど
最初の1回目は起きられず、声をかけて目覚ましを止めさせた。
その後も止めてはいるけど、7時に起きられず1000円GET。

「今日も暑くなるよ。のんびりしてないで早めに出かけてきな」
そう声をかけたら、昨夜の話を覚えていたのか今朝は行くつもりでいたみたい。
食事をしながら
「恵子ちゃん、バスなんだけどさ。駅からどのバスに乗ればいいの?」
「どっちだっけ?東口だっけ?」
「K急で来るからさ」
「東口か、S横浜行きに乗るんだよ。R港も市営もあるから」
「だけどさ、なかなか来ないからさ。もう駅に着く頃はヘトヘトなんだよ」
わかってるよ、わかってるけどね
「この程度でヘトヘトって、外で働いてる人もいるんだよ。
 弟くんの仕事は、外の仕事じゃないって言うかもしれないけど
 いくらクーラーがきいてても、ただ座ってるだけじゃないでしょ?
 動くこともあれば、外にいくこともあるだろうし
 サイロにだって昇るときもあるんでしょ?」
「そうだけど~」
「朝9時半頃出かけて、2時頃には帰ってくるじゃん。
 たった4時間くらい外に出ただけで、ヘトヘトって
 会社には最低でも、8時間は拘束されるんだよ」
「・・・・・」
「疲れたと思ったら、1時間でもどっかの喫茶店でも入って休憩してから帰ってくれば?
 お昼だって食べれるし、タクシー使うよりよっぽど安いと思うけど?」
それ以上、義弟は何も言わなかった。

9時過ぎになって
「いってきます」と言うので
「気をつけて、いってらっしゃい」と送り出した。

「恵子ちゃん、もう俺ヘトヘトで無理だよ」
この『無理』と言う一言が出れば
「だから言ってるでしょ!筋力体力付けなくちゃ何をするにも無理だって・・・」
と話しを持って行くことが出来る。
そうしたら、一旦は部屋探しを中止させて、リハビリを考えさせることができると思って
いろいろ話してみたけど、どうしても『無理』と言う言葉出てこない。

3時半少し前、ご機嫌さんで帰宅した義弟。
いつものように「見つかったの?」と聞いてみた。
「うん、2件見せてもらって1件いいのがあった」
以下、饒舌に話始めた義弟の話し。

どうやら、会社の名刺を出したらしい。
担当者が人事部長を知っていて、話しはとんとんと進んだようだ。
2件見たうちの1件が、2DK家賃60000円の物件。
隣がバスの車庫なので、通勤には便利だと思ったんだと。
ただ洗濯機が、外(ベランダだと思うのだけど)なので
「これって、どうにかならないの?」と聞いたところ
「今はいいけど、冬は寒いですよね」
「部屋の中なら、すぐに借りるんだけど」
と言うと、大屋さんと交渉した末部屋の中で洗濯できるよう
軽くリフォームしてくれることになった。
そのリフォームが終わったら、連絡が入ることになって
連絡が入ったら、契約の運びとなるらしい。

今の義弟は、『工場長補佐』「いつの名刺使ったの?」と聞くと
「補佐のだよ」と答えたけど、いつの名刺か?
不安になったので、Mさんに確認をした。
「補佐の名刺、持ってるかもしれない」と言う返事だった。
まさか名刺を使うとは思わなかった。本当に補佐の名刺使ってるかな?
工場長の名刺、使ってないだろうな。。。
不動産屋だって、何度か会社でお世話になっているから
本社の人事部長を知ってるわけだし、工場長補佐という立場にいるなら
あの状態の義弟でも、信用するよな。
普通に話す分には、『高次脳機能障害』の症状は、ほとんどわからない。
たぶん不動産屋も、会社が保証人になると思っていろいろやってくれたんだろうと思う。

契約の段階まで、放置するか?
それとも不動産屋に、役職は間違いないけど7年休職していることなど
事情を話して、断ってもらえるよう話すか?

どっちにしても、主人と相談しなくちゃいけないな。

途中、ケンタッキーで昼食を取ってきたらしい。
とりあえず気に入った部屋も見つかり
リフォーム待ちになったから、もう明日から出かけないよな。

世の中、どうして義弟に都合の良いように回るんだ?


けし掛けてはいたけれど、まさか4日目にして見つかるとは思わず
あのフラフラした状態の義弟に、部屋を貸そうと言う不動産屋さんがいるとも思わず
名刺を使ったことにも驚いたけど、この後どうしようかと悩んでしまった。

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日記から転記。。。1

2007.04.25 (Wed) 義弟との日々の出来事

部屋探し・・・

朝は7時に和室を開けると、今起きたとこだったので1000円GET。

リビングに出てきた義弟に
「今日から部屋探しに行くんでしょ?」
「えっ?だって俺、まだ兄貴に言ってないもん」
「私からけんちゃんにはもう言ってあるよ」
「じゃあ、行ってくる」
そんな会話をした後、ネットで路線を調べてバス停の場所も教え
9時半過ぎに出かけて行った。

一応Mさんにも連絡
「もし部屋が見つかったら、どうするんですか?」
「でもあの状態の人に、部屋を貸す不動産屋ってありますかね?
 よっぽどしっかりした保証人が付かないと無理じゃないかと」
「それもそうですね」
「ただ会社の名前を使うと思うから、それで通ってしまう場合もあるかも」
「会社に連絡がくれば、断りますから」
そんな話もした。

義弟が帰ってきたのは、3時半過ぎ。
「どうだったの?」
「ダメ!今日は不動産屋、休みだった」
「えっ?それでこの時間になったの?まっすぐ帰ってきた?」
「いや、ちこっと工場に寄ったけど・・・
 いや~、電車もなんだかずいぶん時間がかかってさ。
 快速なら早いんだけどさ、すごい時間がかかったよ」
なんだか腑に落ちないから、Mさんにメールを飛ばしてみた。
「工場に寄ったと言ってますが、ご迷惑おかけしませんでしたか?」
しばらくして、Mさんから電話がかかってきた。

駅について、どうやら真っすぐ工場に行ったらしい。
事務所が2階なのだけど、事務所には上がらず
下の現場にいた同じ町内から通っている若い子に
「不動産屋まで、乗せていけ」と言って、不動産屋近くまで送らせたらしい。
その後不動産屋が休みだったため、工場近くのファミレスに入りその若い子の携帯に
「ファミレスで待っているから、帰るとき乗せて行ってほしい」と言ったようだ。
その子も工場長にこういう電話が入ったと話した。
工場長は義弟が現役の頃、まだまだ駆け出しだった子。
義弟からすれば部下にあたるし、工場長も義弟のことをよく知らない。
「しょうがないから、送って来い」と言うことになり
その若い子が、仕事を抜け出しマンションまで送ってくれた。

腹が立つやら、情けないやら・・・
Mさんも呆れて言葉にならなかったようだ。
工場長には、「もう一切手を貸さないように」と言ってくれたようだけど
もし連絡が入れば、どう断ればいいのかわかならないよな。

すぐに主人に連絡を取り、主人から義弟に電話をしてもらった。
前にも言った事と同じことを言ったわけだけど
「うん・・・うん・・・わかった・・・」
と返事はしていたけど、どうだか。。。
その時点で、私は何も聞いてない振りをしておいて
お散歩から戻ってから、言うことにした。

「けんちゃんから電話が来たよ」
「えっ・・・」
「ねえ、なんで会社の人に電話するの?
 なんでやっちゃいけないってことするの?」
「ちょっと、ちょっと、待ってくれよ。もう左足が限界だったんだよ」
「だったらなんで私に連絡しないの?なんで会社なの?」
「・・・・・」
「相手は仕事してるんだよ。なんで会社に連絡するの?」
「俺は会社に電話はしてないよ」
確かに会社には電話してないよ、その若い子の携帯に電話したんだから
「会社の人を使ったんでしょ!仕事中の人を使ったんでしょ!
 帰りも送ってきてもらったんでしょうが」
「そうだけど、俺は帰りに拾ってくれって頼んだだけだよ」
「だからなんでそういうことをするのかって聞いてるの?
 結果的にそんな電話もらって、待たせてると思ったから
 途中抜け出して、送ってくれたんじゃないの」
「・・・・・」
「Mさんから電話もらって、けんちゃんが頭下げてるんだよ。
 弟くんのために、迷惑かけてすみませんって頭下げてるの!」
首をかしげるところをみると、理解できないんだ。
「人の気持ちとか、人の迷惑とか考えないの?
 どれだけ、人に迷惑かけてると思ってるの?」
義弟には理解が出来ないんだ。何をどう伝えても、理解不能なんだよね。
「足がおかしくなったら、休むなりその時点でタクシー拾うなり
 たとえ発作が起きたって、自力で帰って来るぐらい出来ないで
 一人暮らしなんか出来るわけないでしょ!」
返事もせず、TV番組の雑誌をめくりだした。
「人の話聞いてるの?そういう態度が、バカにしてるって言うんだよ」
「バカになんか、してないでしょ~」
「人の話聞くのに、なんで雑誌をめくってるのよ。
 聞いてないから、そういうことができるんでしょうがっ!」
雑誌から手を離した。
「ここから通勤して、ちゃんと仕事するんなら
 通勤途中で何かあれば、いくらでも迎えに行きますよ。
 あくまで部屋探しが先だって言うなら、もう会社の人を使わないでね。
 自力でやるぐらいの根性がないなら、一人暮らしは無理!
 明日からは、一人でやってくださいね」
「は~い」
またいつもの返事だった。。。

理解ができないのはしょうがないけど
どうしてやっちゃいけないということをやるんだよ。
自分で出来ると言った事ぐらい、やってみせてみろ!

どうにも腹が立って、イライラした。
夕飯も疲れて帰ってくるだろうと、それなりに考えてたけど
このことでガッカリして、ソバを茹でて
「おソバ茹でてあるから、勝手に食べて!」
そういい残して、娘と2人で近所に新しく出来た
ラーメン屋さんに行ってしまった。

義弟は10時に、お布団に入った。


初日は、こんな風な具合だった。
そして2日目。。。

部屋探し・・・2

今朝は当然疲れてるだろうから、起きてこれないと思っていたとおり
7時に和室を開けたら、大口開けて爆睡してた。なので1000円GET。

無理を承知で、洗濯物を干しながら
「あんまりダラダラやってないで、早めに出かけなよ」
「えっ?今日は俺出かけないよ」
「なんで?」
「だって、こんな調子じゃかなり疲れてると思うから」
「何言ってんの?私に明日からでも仕事復帰できるってあれだけ豪語したんでしょ。
 たった1日出かけただけで、疲れちゃったから休みって
 仕事はそんなこと出来ないでしょ!」
もう返事もせず、朝のいつもの行動に入った。
この時点ではまだ、今日は無理だよなと思いながら話したんだ。
洗濯物を干し終わった後、さらに続けて
「けんちゃんだって、眠くても疲れてても仕事は行くんです。
 昨日1日、しかも人の手を借りてたくせに
 疲れたから仕事休みますは通用しないんだよ。
 自分で出来るって言った事なんだから、やってくださいね」
「は~い!じゃあ、できませぇ~ん」
これで、ブチッと切れた!
「あのさ、たった1日外に出ただけで、疲れたって言って
 休んでるようじゃ、努力したとは言わないんだよ。
 発作を起こすのを承知の上で、できるって言ったんでしょっ!
 だったら、やってくださいよ」
持ってた物を、乱暴に置いたりふてくされた態度を取ってしまった。
「今までいろんなこと言ったけど、なに一つ聞かないでいて
 自分で出来ると言った事ぐらいをやって見せろって言ってるのに
 じゃあできませ~んって、人を舐めくさるのもいい加減にしてよね!
 ふてくされたいのはこっちだよ!」
完全に頭に血が昇った。
それまでは、今日は行けなくてもしかたがないかもと思っていたけど
絶対に引かないと思った。
「部屋探しが出来ないなら、今から会社に電話して
 今日から仕事復帰しますくらい、言ってみなよ!
 今まではしょうがないかと思ってきたけど、今回は絶対引かないからね。
 できると言ったんだから、部屋探し行ってくださいね」

女中部屋に行き一服した。完全に感情的になってる自分がいた。

しばらく様子を見てたら、和室でなにやらガタガタやってる。
覗いてみると、なぜか作業着を着ている義弟がいた。
「部屋探しに行くんじゃないの?会社に行くの?」
「だって、恵子ちゃんが会社に行けって言ったから」
そこしか頭に残ってないのかよ!
「誰も会社に行けなんて言ってないじゃんよ。
 なんの連絡もしないで、会社に行って何するのよ。
 部屋探しが先なんでしょ?私は部屋探しに行けと言ったの」
今度は作業着を脱いで、私服に着替えた。
「あのさ、私が会社に行けと言ったからって
 私がやれと言ったからやってるわけ?そうじゃないでしょ?
 弟くんが出来ると言ったことを、やってみせろと言ってるの」
「わかってるよ、そんなこと」
本当にわかってるのかよ。。。

今日は本当に疲れているのはわかっている。
「会社に連絡しないでね」
「会社になんか、電話してないよ」
「だから~、会社の人間を使うなって言ってるの。わからないかな~。
 足がおかしくなっても、発作が起きても自力で帰ってこれないなら
 一人暮らしは無理だからね」
「は~い」
そう言って、9時半過ぎに出かけていった。

出来ると言った事なんだから、やって見せろ!
主人にも話したら
「こっちも腹くくってかかればいいんだ!」
今回は絶対に引かない!
救急車騒ぎ、警察沙汰、覚悟の上で行くぞ!

2時過ぎに、コンビニ袋を提げて帰ってきた義弟。
「見つかったの?」と聞いたら、「うん、見つかった」と言う。
一瞬「にゃに?」と思ったけど
「見つかったと言うか、1件用紙をもらってきた」
なんだ、そういうことか。。。ちょっと、ビックリした。

昨日路線検索をした場所は『N見台』、その前に言ってたのは『Y光台』
その近辺で探してくると思っていたのだけど・・・
「どこで見つけたの?」
「K沢H景」
「えっ?K沢H景?」
「そうだよ、どこだと思ってたの?」
「どこだとって、N見台とかY光台とか言ってたじゃん」
「K沢H景だよ」
「ふ~ん、まあどこで探してきてもいいんだけどね」
義弟が支度を整え、手を洗った後
「どれくらいの広さ?一部屋?2DKくらいあるの?」
「う~ん・・・2DKまで行かないかな?」
「家賃は?」
「う~ん・・・6万・・・1000円だったかな?」
全部?マーク付きかよ!
「部屋見せてもらったの?」
「いや、まだ入居者いるから」
「まだ開いてないの?」
「うん、今週中に出るみたい」
「ふ~ん、見取り図とかもらってこなかったの?」
「もらってきたよ」
話しながらも、なんだか携帯を取ったり落ち着かないので
もう少し落ち着いてから聞こうと思って、女中部屋で一服した。

リビングに戻ると、携帯で電話をしていた。電話を切った後
「会社の人に電話してないでしょうね」
「してないよ。なんでそんなこと俺がするんだよ」
「なんで、昨日の前科があるから聞いてるんでしょ」
「あ、そうか」
「全部自力でやってきたんでしょうね」
「やってきましたよ」
「今、どこに電話したの?不動産屋?」
「いや、タクシー会社」
「タクシー?」
「この暑さじゃ絶対倒れると思ってさ~。H景からS横浜まで、タクシーで帰ってきたんだよ」
「H景からタクシーで?いくらかかったの?」
「7800円くらいかな?」
「うわっ!高っ!なんでタクシー会社に電話したの?」
「いやさ~、不動産屋でもらった見取り図とかいろいろ入った封筒
 どっかに置いてきちゃってさ~、タクシーに忘れてないか聞いたんだ」
「あったの?」
「ないって」
「じゃあ、また明日行ってくればいいことだね」
「えっ?明日も?」
「仕事は毎日あるからね」
「・・・・・」
黙ってしまった。。。

しかし、肝心な物をどっかに忘れてきちゃうんだから何やってんだか。。。
コンビニでお金を払う時にでも、置いてきちゃったんじゃないのかな?
その後探したのかどうかはわからないけど、3時過ぎからお昼寝タイムに入りました。

なんだかんだ言っても主人も心配してるだろうと思い連絡すると
「なんだ、ボク疲れちゃったの~ってお昼寝か・・・うらやましいな~」
「今回は、弟くんが根を上げるまでやるからね」
「あ~やらせろ!出来るって言ったんだから」
私の気合いも今回は、一味違うぞ!

主人と電話を切って、しばらくすると
「今日の弟くんはどうでしたか?」
Mさんからメールが入った。
すぐに電話を入れて、昨日から今朝にかけての話しを簡単にした。
「いつまでも甘やかしておくわけにはいかないですよね」
「明日も出す予定でいるんですけど、工場の人に迷惑かけるんじゃないかと
 それだけが心配なんです」
「向こうに何か連絡が入ったら、俺のところにすぐ連絡するよう言ってあるから」
「もし断り切れないようでしたら、連絡もらえれば私から弟くんに言いますので」
「わかりました!」
封筒をどこかに忘れてきたことやタクシーで帰ってきたことも
「そんな高い金かけて、忘れ物して何やってんだ」
ちょっと笑っていた。
「今回はとことんやる予定でいますので」
「ちなみに工場は第2と第4土曜日はお休みですけど、今週の土曜日はやってますから(笑)」
「わかりました!今週の土曜日は会社休みじゃないよって出します(笑)」
Mさんのこういうとこ、面白いんだよな(*⌒m⌒*)
「おねえさんも大変でしょうが、がんばってください」
「はい!がんばりまっす!!」

Mさんも心配してくれてるんだよね。
だって。。。義弟と同期でずっと、一緒にがんばってきたんだもんな。

こういうみんなの気持ち・・・(私の場合は、ちと違うと思うけど)
義弟に届かないのが、悲しいね。


2日目はこんな具合に過ぎていった。


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準備

2007.04.25 (Wed) 義弟との日々の出来事

キャッシュカードに続いて通帳も失くしてしまった後、それらは私が預かっていた。
その頃、何か置き忘れたり洋服をどこにしまったか忘れたりとにかく何か無くなると
「恵子ちゃん、あれどこにやった?」「恵子ちゃん、あれ預けてるよね?」
と言う具合に、全部私に聞いてきた。
なんだかいつも疑われているようで、イヤだった。
「私は弟くんの物には、一切触ってないから。それだけは信じてね」
主人にそう言うと
「お前を疑うわけないだろ」
そう言ってくれた。
「憲児がそれだけ言ってるなら、やらせてみれば。でも期待はするなよ」
そう言われて、部屋探しを実行させることにした。
キャッシュカードと通帳も返すことに、主人も同意してくれたので
「通帳とキャッシュカード、また自分で管理して」
「なんで?」
「なんでって、一人暮らしするんでしょう。
 私もお金のことだから、いつまでも預かれないよ」
「あ、そうか」
「これからは銀行に行くなりコンビニに行くなりして、自分でお金は下ろして来てね。
 それと万が一また失くしたりしたら、全部自分で手続き取るように」
「は~い」
そう言って、この二つは義弟に返した。

いくら言っても、もしかすると会社に連絡するかもしれない。
いや、間違いなくするだろう。
だから主人から、たった一言
「会社には絶対連絡するなよ」
と言ってほしかった。
私が言うよりは、聞くと思ったから。。。
私はただそれだけだったけど、これでまた主人と言い合いになった。

その日の日記から・・・

義弟のことで言い合いになるのは、よくあることで
やり方、考え方も、違うのはわかってる。
私から見て、逃げているように見えることも
主人は主人なりの考えがあってのことだとも思う。
たった一言いってほしいだけだったのに、話はどんどん違う方に行き
私が「男と女の違いだ!」と言ったら「人間としての考え方の違いだ!」と言われた。
お互いを理解しよう、理解してもらいたいと思うから
言い合いになるのだけど、主人の言ったこの一言が私にはキツかった。

「あっそう~。お前は俺の態度を見ててもわからないのか?
 あ~っそうっ!俺はお前ともっと分かり合えてると思ってたよ」
「そんな風に言われたら、私にはもう弟くんのことどうにも出来ない」

これで、私の中でちょっと壊れかけた物があった。
その後も主人は何か言ってたけど、もう頭に入らなかった。

翌朝「先に出かけるよ」とだけ声をかけ、お散歩に出かけてしまい
主人とは話もしなかった。

お散歩中もどこか上の空になってる自分をわかっていたけど
いつも会うお散歩仲間さんと、笑って話してる自分もなんだか変だった。
だから、なつの足の異常に気が付いてくれたのもお散歩仲間さんだった。
気が付いてからは、ずっとダッコをして帰って来て
朝一番で病院に行ったけど、先生の話も実はどこか上の空で
『免疫介在性疾患』と『足の骨が変形するかも』と言う言葉しか残ってなかったんだ。
レントゲンが調子悪いということで、午前中は病院になつを預け
いつもの買出し父の眼科と行って来て、家に戻ると脱力感となつの心配でヘトヘトだった。
なつがいないことが寂しくて、午後一番でお迎えに行った。
自分が今、正常じゃないことはわかっていたから
この時はしっかり聞かなくちゃと思い、何度も聞き直したりして
レントゲンに異常はなく、外科的要因ではないこと
一過性のものかもしれないこと、免疫介在性疾患の可能性があること
もしまた次に異常が起きたら、血液検査等精密検査を行うこと
などを頭に入れて帰ってきて、もう一度ネットで調べてみたりもした。

義弟の会社のMさんが訪ねてくれることになってたので
その前に少し横になっておこうと思っているところに
「夜勤なし、今日は帰る」と主人から電話が来た。
なつのことを話したのだけど、私の様子がおかしいことはわかっていたのだろうね。

Mさんが来て、Mさんと義弟の会話を聞いてると不機嫌になってしまう自分がいた。

「薬を飲むとさ~眠くなっちゃうからさ~。今は朝2錠夜1錠飲むことにしたんだよ」
「違うでしょ!朝1錠夜2錠でしょ!」

「薬もさ~、ほら工場の並びに薬局あるだろ。あそこまで歩いて取りに行ってるんだよ。
 毎日それくらい歩かないとさ~、筋力が付かないだろ」
「毎日はやってないじゃん」

「昨日病院の帰りさ~バス間違えちゃってさ~、恵子ちゃん、そこのバス停なんだっけ?」
「自分でちゃんと思い出して」
「え~っと・・・ムギ谷戸・・・ムギ谷戸だよね~」
「仲谷戸でしょ!忘れちゃうならメモ取りなって」

とまあ、こんな具合でイライラした。
私に言うこととMさんに言うことの違い、言われなくちゃできないことを
(言われてもできないけど)さも、自分から進んでやってるように話すとこと
数ヶ月に一度しかやってないことを、毎日やってるかのように話すこと
それでなくても精神的に参った状態だったから、聞いてるだけで壊れそうになって
途中から女中部屋に引っ込んだ。

その後Mさんと話したとき、不機嫌になってしまったことを謝ったら
「大丈夫!わかってますから、おねえさん相当来てるなと思ってました」
と言われてしまった(* ̄ー ̄)>

このMさんには、感謝してもしたりないほどにお世話になっている。
普通ここまではしてくれない。

夜主人が戻るとすぐなつの話になり、そこからまた義弟の話へと移って行った。
感情はどんどん昂ぶるし、涙はボロボロこぼれるし
自分がいっぱいいっぱいだってことを、主人にぶつけてた。
「私は弟くんをどうにかしようなんて、本当は思ってないよ!
 何度も言っても、理解できないことだってわかってるよ!
 私はただ、弟くんをギャフンと言わせたいだけなんだよ!!」
「それのどこが悪いことなんだ。思って当たり前の感情だろ。
 なんで負い目に感じる必要があるんだよ」

表向きは格好の良いこと言ってるけど、本当は義弟をギャフンと言わせてやりたい。
でもその反面で、こんな風に思ってしまう自分に嫌気がさす。
その葛藤の中で、自分で自分を疲れさせてるんだよね。

「お前は憲児のことばっかり、考えてそれだけになっちゃうんだよ。
 俺だって、もう死んでくれって思う時だってあるんだ。
 だけど当たり前だろ、そう思ったって。
 アイツがいることで、俺らの生活にどれだけの支障があると思ってんだよ。
 だからいいんだよ、放っておけば!俺らは俺らの幸せだけ考えりゃいいの。
 お前のとこのじいちゃんの事だって、俺のオヤジの事だって
 今よりもっと大変になるかもしれないんだぞ。
 今からそんなになっててどうするんだよ」
「それはわかってるよ。わかってるけど・・・」
「あのな~、今自分に何が出来るか?何をすればいいのか?
 今自分が出来ることだけすればいいの。
 出来ないことまでやろうとするから、そうなるんだよ」

いろいろ話してて、気が付いた。
主人の言った言葉で、私が突き落とされたのを主人はわかってる。
だから私を正常に戻すために、夜勤がなかったのではなく夜勤を断って帰ってきたんだ。
私を正常に戻すことが出来るのは、主人しかいないことをちゃんとわかってるんだね。
言葉に出さなくても態度でって、それはわかっているんだよ。
だけど時々、なにかハッキリとしたものが欲しくなってしまうんだ。
女って、やっかいな生き物だね。

自分の弟のことをこれだけ悪く言ってるのに、それを受け止めてくれてるんだから。
それがなかったら、とっくに破綻してただろうな。
主人もいろんな思いをガマンしてるんだ。私も見習わなくちゃいけないんだよ。


その後自分の気持ちを落ち着かせ、主人の了解を得た後
義弟の部屋探しは、8月の上旬暑い中に実行することになった。

その出来事は、この後その時の日記を丸ごと転記しようと思う。
その後、私はまたしても玉砕することになる。



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診察

2007.04.25 (Wed) 義弟の病院・病気と症状

手術をした病院から、我が家の近くの病院に転院して以降
最初の診察だけは一緒に行ったものの、ずっと病院に行かずにいた義弟だったけど
去年からは自分の病気のための診察のなのだから、自分で行くように言い
毎回MRⅠも診察も、どこの病院に行く時でも、車を出していたけれど
すべて義弟の足を使わせることにした。
バスに乗って初めて通院した日、担当医が変わることを知らされて
次の担当医がどんな人かも、少し心配だった。

その後の最初の診察日は、その日担当医が都合が悪いということで
代わりの先生が診察をしてくれた。
代診ということだったので、多少ためらいはあったけど
脳外の先生に代わりはないのだから、義弟のいる目の前でお薬の話を聞いてみた。

その時の様子を、その日の日記から。。。

処方されているお薬は、朝昼晩と飲むようになっている。
一般的に朝は7時昼は12時、夜は6時から7時くらいだと思うけど
朝とお昼の薬の時間が、2時間と開かない時がある。
こういう飲み方をして問題はないのか?
本人はお散歩に出る前に、お昼のフェノバールを飲まないと
発作が起きるというのだけれど、処方されたとおりに飲んでないからではないか?
それと14日に外で発作を起こしてしまったが
本人が朝食後薬を飲んだあと、お腹を下したため
薬が全部出てしまったから、発作が起きたと言っているけど
そういうことはありえるのか?
便秘をしている時も発作が出ると言うけれど、そういうこともあるのか?


以下、代診先生のお言葉。

これだけ長い年月、薬を飲んでいるので
血液中に薬の成分は常に流れている状態になっている。
たとえば1回くらい薬を飲み忘れたとしても、ほとんど問題はない。
1週間飲まなくても、変わりないかもしれない。
今処方されている薬は、1日分のお薬を3回に分けて飲んでいるだけ
極端に言うと、朝一度に全部薬を飲んでも構わない。
けれど、一度にたくさんの薬が身体に入ると、身体がビックリしてしまうので
3回に分けて飲んだ方が身体には優しい。
薬を飲んでいるから発作が起きないのではなく、薬を飲んでいても発作は起きる。
ただもし飲まなければ、確実に発作の回数は増えることは間違いない。
たとえばもし薬を飲まなければ、50回起きる発作を
薬を飲むことで5回に押えられているということ。
だから薬を飲んでも飲まなくても、発作が起きるけど
飲まなければ、もっと悪い状態になってしまう。


先生は、義弟に向かって話してくれていた。
お薬の件は、義弟がと言うより私の方が気が楽になった。
時間通りに飲まなくちゃいけないわけではないみたい。
もう気にする必要がないだけでも、一つ肩の荷が降りた。
それからもう一つ、聞いてみた。


発作が起きた後、もちろん身体が重かったり痛かったりするとは思う。
発作が起きると、翌日とかはお散歩も短い時間で終わってしまったり
一日寝て過ごすこともあるけれで、運動はしてはいけないのか?
14日外で発作を起こしてしまったが、家はマンション5階で
エレベーターがないため、主人が抱えあげて昇ったけれど
私一人の時は、そういうわけには行かないので
少しでも筋力を付けて、支えるだけで昇れるようになって欲しい。
筋力体力がつくよう1日10分でも筋トレみたいな
運動した方がいいと思うのだけれど。。。


以下、先生のお言葉。

発作が起きると、筋肉が硬直するので
確かに身体は痛くなったり、重くなったりもすると思う。
けれど動かさないと、どんどん動かなくなるので
無理は良くないけれど、発作の後でもどんどん動かした方がいい。
けれど、健康なわけではないので鍛えるまでは無理だと思う。
今を維持できるように、体を毎日動かした方がいい。
1日サボれば、取り戻すのに3日はかかる。
健康な人の3倍は、時間がかかると思ったほうがいい。
だから、なるべく身体は動かさないとダメ。


この話を聞いた後、義弟が
「いや~確かに、手術で寝込んだ後歩けるようになるまで
 3ヶ月くらいかかりましたからね」
「先生、本人こうやってわかってるのに、どうしてやらないんでしょうか?
 口ではいつもこんな風に言うんですけど、実際家ではサボッてばかりです」
こんなこと言われても、先生だって困るよね。
ちょっと苦笑いしながら、聞いてた。

「発作が起きると、本当に身体はつらいよね。
 でも動かさないと、どんどん動かなくなるから運動はしなくちゃダメだよ」
「いや~本当に発作が起きると、つらくって・・・」
「うんうん、そうだよね~。つらいよね~」
先生はうなずきながら、話しを聞いてくれていた。
「大変だろうけど、がんばりましょう!」
最後にそう言って、声をかけてくれた。
義弟は、こういう先生が好きだ。
帰ってきたら、案の定
「俺、個人的にあの先生よかったな~」
やっぱりね・・・


「無理しないように・・・」「無理するなよ」「無理しちゃダメだよ」
義弟はこういう言葉が大好きだ。
案の定、この後義弟の頭に残ったのは、先生に言われた
「無理は良くない」
その後の、やらない言い訳に使っていた。
お薬の説明もほとんど記憶に残っておらず、この後の発作でも
「フェノバールを飲んでるのに、なんで発作が起きるんだ?」
と言うので、その度にこの時のことを何度も説明したけど
『お昼にフェノバールを飲まない=発作』
この方程式は、今も健在だ。

この日の帰り、病院からバス停までの道がわからなくなった義弟。
これは一人で通院は無理かと思ったけど、もし迷子になったら
自分でどうにかするか、もしくは携帯電話があるのだから
連絡がくるだろうと思い、次のMRⅠ検査は一人でバス通院させてみた。
とりあえず何事もなく、無事に帰ってきてので一安心。

そして、初めて次の担当医の診察となった。
今回は部屋探し&仕事復帰をさせるために、お薬のことや他にも聞きたいことがあった。
義弟も何か聞きたいことがあると言っていたけど、それはたぶん車の運転。
すぐに予想は出来たけど、出来るわけがないのに聞きたがるんだよな。
この日も、バスでの通院。

その日の日記から。。。

MRIの検査結果は、5月の時と変わりなし。
先生は過去のカルテも見ているらしく「一応、安定してますね」との見解だった。
フェノバールとテグレトールは抗てんかん薬なのだけど、眠くなると言う
副作用もある。そのためにお昼のフェノバールを飲むと眠くてしょうがないと
義弟が言うので、仕事復帰したらお昼寝は出来ないのだからお薬の処方を
変えてもらうからと義弟に伝えてあった。なので義弟のいる目の前で
仕事復帰を考えているため眠くならないように、薬を変えてほしいことを伝えた。
担当医は朝昼晩に1錠ずつ飲んでいる『フェノバール』を夜3錠に変えてもいいと言った。
「でもそうすると、夜中トイレが間に合わないと困るんですけど」
睡眠薬じゃないんだから、そこまで熟睡させる薬じゃないがな。
先生も一瞬困った表情になり、私の顔を見た。
「じゃあ、朝は飲んでも午前中は起きてられるので
 お昼をやめて、夜2錠でもいいですか?」
「そうですね、そうしましょう。お昼飲むと眠けがきちゃうんでしょ?
 そんなに眠くなっちゃうのかな?」
「そうなんですよね~、もう午後は眠くて眠くて」
「お昼に薬を飲まなくていいってことは、会社にお薬を持って行かなくて済みますよね」
「じゃあ、そうしましょう。お昼をやめて夜2錠と」
先生がカルテの中身を、入力しなおした。
先手必勝と思い、私の方から先生に訊ねてみた。
「本人が仕事復帰の前にアパートを探さないと、仕事復帰が出来ないって言うんです。
 電車バスは、どんどん使っていいんですよね?車は運転できないから」
「構わないですよ、電車バスはどんどん使って移動してください。
 でも車は絶対ダメですよ!」
黙って聞いていた義弟に
「弟くんも、先生に聞きたいことがあったんじゃないの?」
と振ってみた。
「今のこの何でもない状態って言うのは、薬で押えてるんですか?」
「うん!薬をやめたら、すぐに発作が起きると思いますよ。
 だから、薬は絶対飲み忘れちゃダメです」
「そうですか~。本当は車も運転したいんですけどね~」
「車は絶対ダメです!薬を飲んでるんですからね」
「やっぱりダメですよね~」
義弟と会話をしながら、担当医は常に私の方を見て
判断をしてくれてるような気遣いが見られたんだ。
前の先生が、ちゃんと引継ぎをしてくれていったんだろうな。

その他、少しお話をして診察終了。
帽子をかぶり、サングラスをつけ、カバンを持つ動作を見ててもらいながら
「少しお時間いいですか?」と訪ねると「はい!」と言ってくれた。
義弟が診察室を出る時
「会計行ったら、先に帰ってくれていいから」
黙ってうなずいて、出ていった。

新しい担当医に。。。
自分は兄嫁で、日中はほとんど私と過ごしていること。
7時に起床した後、30分から1時間のお散歩以外は
TVを見てるか寝てるかどっちかだということ。
いろいろなことを、順序だてて説明するが理解が出来ないこと。
なので主人と相談して、本人ができると言うことを
やらせてみようと言うことになり、部屋探しをさせてみることにしたこと。
前の先生に言われたことがあるのだけど
今の義弟との会話で、やはり『高次脳機能障害』の症状が
先生からも見られるか?ということ。
また電車バスに一人で乗せても大丈夫か?ということ。
などなど、聞いてみた。

以下、M先生の見解。。。


その症状はハッキリ出てます。少しの会話でもわかりますね。
たぶんいろいろなことを順序立てて説明しても、理解は出来ないんじゃないかと思います。
いじったところが前頭葉ですから、こういう症状は出てしまうんですよ。
本人ができると言うことは、やらせてみた方がいいでしょうね。
歩き方を見ていると、完全に筋力のない人の歩き方なので
もっとリハビリや運動をして、筋力をつけていけば
あのフラフラした歩き方は改善されるでしょう。
1日に30分や1時間では、運動とは言えないので
もっとリハビリさせた方がいいと思います。
けいれん発作事態は特に怖い物ではないですから
うまく付き合っていくしかないでしょう。
電車バスに一人で乗ることも、特別問題はないと思いますよ。


要するに医者としての見解は
車の運転はダメだけど電車バスに乗ることも、会社が許せば仕事復帰もOK。
後は個人の問題と言うことだ、当たり前のことだけど・・・

でもわりと感じの良い先生でよかった。
若い先生だったけど前の先生と同じく、話しを良く聞いてくれた。
とりあえずは、安心できた。。。


この診察で、私の方も心配事が無くなった。
8月に入り、お盆明け仕事復帰のつもりで部屋探しをするよう
義弟を追い込むことにした。


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義弟の言い分

2007.04.24 (Tue) 義弟との日々の出来事

『指摘』の中に書き忘れたけど、物忘れのこともビシバシと指摘した。
「さっき話したでしょ」「昨日も同じこと言ってるよ」「何度も話してる」
その度に義弟は
「俺は聞いてないよ」「そうだっけ?」「あ~、そう言えば言ってた」
そんな返事が返ってきたから
「弟くんは、、そうやって人の話したことを忘れるんでしょ?自覚ないの?」
「だからメモを取りなさいって言ってるの。仕事で忘れたらどうするの?」
「忘れてしまうのはしょうがないけど、メモを取るクセを付けなさいって言ってるの」
そんなことも、何度も言っていた。

だけどそんな中で、いったい義弟はどう考えているのかも気になった。
これから先のこと、義弟なりに何か考えてるかもしれない。
主人は何も考えてないと言うけど、もしかしたら何か考えてはいるかもしれない。
だから思い切って、聞いてみることにした。

これはその時の日記から。。。

「弟くんさ、ちょっと真面目な話したいんだけど」
「うん」
「私は別にケンカを売る気はないから、ちゃんと聞いて答えてね」
「うん」
「弟くんはさ、これから先どうするつもりでいるの?」
「一人でやってくよ」
「うん、それはわかってるよ。当たり前のことだよね。
 そうじゃなくて、そのためにどうするかを聞いてるの」
「俺はあの工場に戻るんだから、あの工場の近くに部屋借りないと」
「じゃあ、仕事復帰と部屋探しとどっちが先だと思ってるの?
 私は仕事復帰して、初めて部屋探しだと思うけど」
「だって、考えてみてよ。たとえばね、山登りするにはまずベースキャンプを張るんだよ。
 ベースキャンプを張らなきゃ、山登りは出来ないんだよ」
「ふ~ん。じゃあ、部屋探しが先なのね?」
「だって、そうだろ?」
「弟くんがそう思うなら、それでもいいんだ。
 だけどさ、仕事復帰もしてない人に会社は部屋は借りてくれないよ。
 旅行の前にも、Ⅰさんに電話して部屋探しのこと頼んだみたいだけど
 そんなの仕事してる人は迷惑じゃん。
 この前Mさんにも、ケンちゃんが復帰してくるの待ってるって言われた時さ
 Ⅰさんに電話するより、俺に先に電話するのが普通だろって言われたのに
 またⅠさんに電話してさ、Mさんの立場って考えたことある?」
「違うよ。俺は部屋を探してくれって言ったんじゃないよ。
 前にいた奴が使ってた部屋が良かったから、そこの場所を聞いただけだよ」
「押さえとけって言ったんでしょ?それに工場に行くって言ったんだよね?
 部屋を探すのに、工場に行く必要はないよね?」
「そうだけど~」
「Mさんがなんで弟くんじゃなくて、けんちゃんに電話してきたか?
 よく考えて見た方がいいって言ったよね?
 けんちゃんにだって、部屋探しするなら自分の足を使えって言われたんでしょ。
 部屋探しするのはいいけど、会社の人に電話しちゃダメだよ。
 自分の足を使って、不動産屋に行って聞けばいいことでしょ?」
「そうだけど~(首をかしげて)」
「それにさ、お散歩だって1時間歩いてきたな~って思うと
 すぐに30分や50分足らずで帰ってきちゃって、俺は体力付ける必要がないって
 それで、自分の足で部屋探しが出来ると思う?
 暑いから8時とか9時に出かければって言えば、血液が回ってないから倒れちゃうんでしょ?
 そんなんで、仕事復帰できると思ってるの?」
「俺の仕事は楽なもんなんだよ」
「俺の仕事って言うけど、なんで弟くんが仕事を決めてるの?
 6年休職してるって、自分でわかってる?
 仕事は会社が与えてくる物だよ。弟くんが勝手に決める物じゃないでしょ?」
「俺はなんでもこなせるんだよ。××だろ、××だろ・・・」
(・・・って仕事の内容聞いてもしょうがないんだって)
「うん、そうかもしれないね。だけどね、6年のブランクは大きいよ。
 会社だって、弟くんがちゃんと感を取り戻してるか、試してくるかもしれないんだよ。
 そしたら忙しくなるかもしれないのに、疲れちゃったから今日は休みますなんて言ったら
 即リストラの対象になるんだよ。そういうことわかってる?」
(また大きく首をかしげた)
「だから、体力筋力つけろって言ってるの。
 部屋探しに行くのだって、電車バスに一人で乗って行くんだよ。
 今の状態で、行けると思ってるの?」
「工場には、ヒマな奴がいるんだよ。そういう奴を連れて行けばいいんだ」
「だから~、なんでそういうことを弟くんが判断できるの?
 毎日工場に行ってるならわかるけど、さっきから言ってるけどさ
 もう6年休職してるんだよ。工場の内容だって変わってるかもしれないじゃん。
 誰が忙しくて誰がヒマだって、弟くんが判断することじゃないでしょ?」
「俺はちゃんとわかってるんだよ。みんな知ってるのっ!」
「ならそれでもいいけど、7年間休んでる人がいきなり来たかと思ったら
 自分の部屋探しに付き合えなんて言ったら、みんなの反感買うの目に見えてんじゃん」
「そうだけどね・・・」
「だからⅠさんだって、すぐにMさんに連絡したんでしょ。
 工場に電話すれば、みんなMさんに流れるの。
 あのさけんちゃんも私も、会社が面倒見てくれるのは5年が限度だねって話してたの。
 だけど、もう6年だよ。Mさんも言ってたでしょ?
 特例中の特例だって、この後同じ様なことがあってももう出来ないって。
 Mさんが弟くんじゃなくて、なんでけんちゃんに電話してきたと思う?
 会社だって限界が来てるってことだよ。
 なのに、弟くんは毎日のほほんとして緊張感ないし」
「・・・・・」
「私はね、別に弟くんを追い出そうとか思ってやってるんじゃないよ。
 弟くんは、私と合わないからってけんちゃんに言ったみたいだけど
 合うわけないじゃん、夫婦でもなんでもないんだから。
 だけどね、ここに来た時から言ってるはずだよ。
 弟くんが仕事復帰するためなら、どんな協力も惜しまないって
 意地悪で体力付けろ!筋力つけろ!って言ってるわけじゃないよ」
「わかってるよ。俺もわかってるんだよ。たぶん兄貴や恵子ちゃんに言われたことは
 10年後に自分の身に沁みるんだろうな~って」
「いやいや、10年後に身に沁みてどうするの?
 わかってるなら、今身に沁みてくださいよ。
 痛い思いしてから、身に沁みたってしょうがないじゃん」
「そうだけどさ~」
「あのさ、もし会社をリストラされたらどうするの?
 もう会社も限界に来てるってこと、真剣に考えた方がいいよ。
 今は会社が復帰してくるのを待ってくれてるから
 こうやって家でのほほんとしてられるけど
 リストラされたら、職安に通わなくちゃいけないんだよ。
 仕事が出来ないわけじゃないんだから。
 職安に通うのだって、いちいち付き添いが付いて来るような人に
 仕事は与えてくれないよ」
「・・・・・」
「とにかく何をするにしても、体力筋力は必要なの。
 会社だって限界がきてるかもしれないのに、弟くんのほほんとし過ぎてるよ。
 だけど、工場の近くに部屋を借りれば仕事復帰できるんでしょ?」
「そう」
「だったら、部屋探しもう始めてくれていいよ。
 ただしこれはけんちゃんからだけど、会社の人間はいっさいアテにしないこと。
 私も手伝っちゃいけないって言われてるから、何もしないよ。
 自分の足で出かけて、見つけること。
 あと保証人も、けんちゃんからならないって言われてるよね?
 会社もなってくれないと思うから、自分で見つけてね」
「は~い」
「工場に電話すれば、全部Mさんに流れるからね。
 そしたらたぶん、またけんちゃんに電話が行くよ。
 そんなことになったら、またけんちゃんを怒らせることになるからね。
 じゃあ、今日からでも活動開始してください」
「は~い」

話した後しばらく考えてしまったけど、もう一つ思いついて言っておいた。
「もう一つ思いついたから言うけど、弟くんはベースキャンプは家なんだよね」
「うん」
「私は仕事だと思ってるの。なんでかって言うと
 あちこちにホームレスっているよね、あの人たちだって元は家を持ってた人だよね。
 だけど仕事が無くなって、家も手放したんだよ。
 仕事もしてないのに、家を持つことなんて出来ないもんね。
 だから今の弟くんは、仕事がホームベースだと思う」
「あ~なるほどね。そういうことか」
「以上、あとはよく考えて行動始めてください」


そう話してから、3日が過ぎても何も動こうとしない義弟に
私の方がシビレを切らして、また言った。

「あのさ、なんでMさんがけんちゃんに電話してきたかって考えた?」
黙って首を横に振った。
「考えてないの?」
黙って首を縦に振った。何度も言ってるけど
「会社は限界が来てるって言ったよね?」
「大丈夫なんだよ」
「大丈夫って、何が大丈夫なの?」
「要するに、仕事に復帰すりゃあいいんだろ!」
「その状態で、すぐに仕事復帰できると思ってるの?」
「恵子ちゃんは、俺の仕事内容知らないだろ!」
「知らないよ。知らないけど私には今の状態で、とても仕事復帰できるとは思えない」
「俺は明日でも仕事復帰出来るんだよっ!!」
この言葉で、私がブチっとキレてしまった。
「だったら、そんなところに寝っころがってテレビなんか見てないで
 明日から仕事に行ってよ。部屋探さなきゃいけないって言うなら
 明日から部屋探しに行ってよ。会社は限界が来てるって言ってるでしょ!
 なんでそんなに暢気にしてられるの?」
「・・・・・」
「いくら精神力があったって、体力がなきゃ持たないの。
 中には持つ人もいるけど、それは元々体力がある人だけだよ。
 その状態で仕事復帰したって、また倒れて終わりだよ!」
「・・・・・」
「私は自分のために言ってるんじゃないよ!
 会社は限界が来てるって、何度も言ってるじゃん」
「・・・・・」
「6年って言うブランク、弟くんは甘く考えすぎだよ」
 会社は、弟くんのよりどころじゃないの?その会社に見放されたら、どうするのよ!
 だから何度も言ってるの。部屋探しじゃなくて仕事復帰でしょって。
 人より先に出社して、なんでもこなしていかなきゃ
 6年間もブランクがあるんだから、休んだりしたら即リストラされちゃうの!」
「・・・・・」
「Mさんがここに来て、早く仕事復帰してこいって言ってくれたのだって
 そういうことがあったからじゃないの?
 今までずっとMさんが、弟くんを見てきてくれて
 会社との間で、きっといろいろやってくれてるんだよ。
 そのMさんに申し訳ないと思わないの?」
「そうだよな」
「だから体力筋力つけろって言ってるの。
 それがなきゃ、仕事復帰なんて出来るわけないじゃないの。
 けんちゃんは何も言う気ないって言ったけど
 弟くんをここに引き取ったのは、会社復帰してもらうためでしょって
 だから、私は何度でも同じことを言ってきてるの。
 なのに毎日のほほんとして、真剣に物事考えなきゃ」
「うん・・・」


こんな話をした後も、義弟の毎日は何も変わらなかった。
朝も起きれなければ、気が付けば寝っころがり、お散歩も1時間行かない。
1週間ガマンしたけど、また聞くことにした。

「弟くん、やっぱり部屋探しが先なんでしょ?」
「うん」
「いつから部屋探しに行くの?」
「来週脳外の診察で聞きたいことがあるから、それを聞いてから」
「ふ~ん」
そう言いながら、女中部屋の方に行きかけると
「恵子ちゃんはどう思ってるか知らないけど、○×□△※・・・」
最後が何言ってるかわからなかったけど
「私がどう思ってるかは、別にいいの。弟くんの考えのとおり動いて。
 子供じゃないんだから、弟くんの判断したとおりにやってくれればいいよ」
そう言った後
「恵子ちゃんは、どう思うの?」
「この前言ったとおり」
「ん?この前って、なんて言ったっけ?」
ま、こんなもんでしょうね。私の話なんて聞いてないんだよな。
「あのね、私はここから早く出てけと言ってるわけじゃないよ」
「じゃあ、ここから通えと・・・」
「だって、Aちゃんだって自分の実家からこっちまで通ってたんでしょ?」
義弟と元嫁は社内恋愛の末、結婚してる。
義弟も元は、我が家の近所の工場にいてそこで知り合っている。
元嫁の実家は、義弟が復帰しようとしてる工場の近く。
当時は車の免許は持っていなかったから、電車バス通勤だった。
「そうだけどさ・・・」
「ある意味弟くんには、ここと言うホームベースはあるんだよ。
 その気になれば、Aちゃんがやってたことだもん。できるでしょう。
 私はここを出てけとは言ってない。会社復帰が目的なんだからさ。
 会社に復帰するなら、ここから通ってくれても全然構わないよ」
「わかってますよ」
「だけど弟くんは、あくまでも部屋探しが先なんでしょ?」
「うん」
「だったら、明日からでも仕事復帰が出来ると言うんだから
 早くへ部屋探しに行けって言ってるだけ。来週から始めるのね?」
「うん」


義弟はこのとき、たぶん軽く「うん」と返事をしたんだと思う。
私の中では、絶対に部屋探しに出してやる!どっかで思い知らせてやる!
そんな意地の悪い気持ちが、湧き上がっていたから必ず実行させてやると思っていた。
その前に、MRⅠ検査もあったし新しい担当医の初めての診察もある。
薬を飲むと眠くなると言うので、薬のことも相談してこようと思った。
仕事復帰が出来ると言ったのだから、その後からお昼寝はさせないことにした。


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指摘

2007.04.24 (Tue) 義弟との日々の出来事

会社としても人件費削減で、今25時間以上の残業はカットになっている。
みんなそれでも50時間以上の残業を強いられている。
年間で4500万の人件費削減を言われているけど
そうなると一番最初にターゲットにされるのは、○○ちゃんになる。
だから俺も、リハビリして少しでも会社に顔を出せればと思ったんだけど
俺から聞いたと言って構わないから、兄貴からこの話をしておいてほしい。


旅行が終わり、義弟が我が家に戻ってきたらこのMさんの言葉を
伝えなければいけないと私は思っていた。
主人とそのことで、何度か話し合ったけど主人は義弟には伝えないと言った。

「憲児に伝えたところで、何も変わらないよ。
 アイツは変に自信を持っていて、自分は特別だと思ってる。
 この話を伝えたってアイツの毎日は絶対に変わらないし、俺らの生活も変わらない。
 憲児が挫折を味わうには、会社からクビを宣告されなきゃわからないんだ。
 たとえば宣告されても、それで終わり。その後だって何も変わらないよ。
 ここにいれば、何も困ることがないんだから。
 お前が何かしようって言うのを止める気もないけど、俺は言っておく。
 どんなにお前が必死に何かしても、何も変わらない」

それでもMさんは伝えてくれと言ったのだから、伝えるべきじゃないのかな?
Mさんだって、同期で一緒にずっと仕事をしてきた義弟に対しての思いが
あるんじゃないかと思った。
何もしないでいるよりも、何か行動を起こすべきじゃないかとも思った。
だから主人が言わないなら、私が伝えようと思った。
『高次脳機能障害』を告知出来ないと私も思っていたから、ならば義弟の
おかしな行動、間違った判断、毎日のだらしない生活をどんどん指摘していこうと考えた。
まずは義弟に自覚を持たせなければ、やる気も出ないと思ったからだった。

年が明けてから、ずっと7時に起こしてきたけど起きれない。
1000円の罰金制にしても数える程しか起きれない。
自主的に何かをやろうと思わせるには、どうしたらいいのかを考えながら
私は自称【鬼兄嫁】になることにした。

私の口から、Mさんの言葉も伝えた。
義弟はその後、Mさんに電話をして聞いたらしい。
「俺、リストラの対象になってるの?」
「そうじゃなくて、リストラって話しになったら一番最初にターゲットになるのは
 ケンちゃんだよって言ってるんだよ。だからちゃんとリハビリして
 復帰して来いって言ってるんだよ」
「ふ~ん、そういうことか」
これを義弟がどう解釈したのかはわからないけど、この後も義弟の行動に
何も変わりはなかった。

始まりは朝から・・・お布団をたたみ、支度を整えて、7時にはリビングに出てくる。
逆算して、何時に起きればいいのかは義弟に考えさせた。
「1分でも遅刻は遅刻。会社で言い訳は通じないよ」
1分でも遅れたら、罰金を容赦なく取った。

「それで仕事復帰できないでしょっ!Mさんになんて言われたの?」
この言葉は、何かに付けて言っていた。
「もういい加減に朝自分で起きなよ」
「その猫背、だらしない!自分が意識しなくちゃ猫背は直らない」
「ほら、また前かがみに歩いてる。だから前に転ぶんだよ」
「また寝っころがってる。座椅子にきちんと座りなよ」
「何回言えばわかるの?ちゃんと起きてろって言ってるでしょっ!」
「40歳超えてお漏らしなんかしてて、恥ずかしくないの?」
「いつまでもテレビ見ながら、ながら食いしてないでテレビ消しなよ」
「犬食いしてる。もっともないからやめなさい」
「だらしない!」「情けない!」「みっともない!」

寝っころがってテレビを見ているから、、そのまま寝てしまう。
メリハリを付けさせようと思い
「お昼寝するのはいいよ。だけどテレビ見ながら寝るのはやめて。
 眠いなら、テレビは消して和室で寝て」
それも何度か言って、やっと和室で寝るようになったら今度は
お昼寝だけで3時間も寝てしまうから、1時間程で起こすことにした。
朝が起きれないから夜は10時就寝。
たとえ見たいテレビがあったとして
「だったら、朝起きれるようになれば」
そう言って、絶対に許さなかった。

規則正しく生活をさせよう。自主的に出来るように仕向けてみよう。
だらしないことはやめさせよう。
恥ずかしい、みっともないと言うことを意識させよう。

そのために毎日毎日、義弟のしていることを指摘しながら
それがなぜ恥ずかしいのか?なぜみっともないのか?なぜだらしないのか?
何度も何度も説明し続けた。
お散歩も出かけるたびに声かけをした。
「1時間歩いてくるのよ」「時計ちゃんと見て、歩くのよ」
「今○時○分、ちゃんと覚えておいてよ」
それでも30分くらいで戻ってきてしまう。
季節は夏だったから、日中の暑い最中に出て行くのだから暑いのは当たり前だ。
「だって~、暑いんだもん」
「だったら、早起きして暑くなる前に歩けばいいでしょ」
「だって~、俺はコレステロールが高いから起きてすぐに歩くと詰まるんだよ」
「私だってコレステロールは高いよ。そんなこと言ってたら私はとっくに倒れてるよ」
「え~、恵子ちゃんも高いの?そんな健康優良児みたいなのに」
「あのさ、私だって子宮に筋腫を二つ持ってるんです。体調の悪い時だってあるよ。
 けんちゃんだって、健康診断で毎回引っかかってることだってあるんです。
 だけど、そんなことで仕事を休んだりは出来ないの。
 やらなきゃいけないことは、やるんです。
 弟くんみたいに、俺は病気だから、身体に麻痺があるからって
 1日中ゴロゴロしてられないの。麻痺って言ったって1番軽いじゃないの。
 それをどうにかしようって気にならないの?」
いつもそうだけど自分に都合が悪くなると、黙ってしまう。

時には、子供の言い合いになる時もあった。そんな例を一つ・・・

「恵子ちゃん、TV点けてもいい?」と聞いてきた。
なんでそんな細かいことをいちいち・・・返事する方も面倒くさいっちゅうの。
「へっ?どうぞ~!」
そう言えば今朝、エアコンのリモコンと扇風機は勝手に触らないでと言ったんだっけ。
だから電化製品のことは聞かなくちゃと思ったのかな?
それにしても、よくわからん。。。
一瞬にしてそんなことを考えながら返事をしたから、変な笑いが出ちゃった。
「なんだよ」
「だって弟くんのそういうとこ、よくわからないから」
私の言い方も悪かったのかもね。
「別にわかってほしいとも思わねえよ!」

・・・・・(▼ヘ▼#) ムッカァ!(▼皿▼#) カッチ~ン!!・・・・・

「そんな言い草かよ!ふざけんな!!」
ありゃりゃ・・・純情可憐なおばちゃんがヤンキー言葉はいけません。
でも言っちゃったんだも~ん(≧▼≦;)
「あっ!ごめん、気に障った?」
「あ~かなりね!」


エアコンを意味もなく止めてしまったとき、なぜいけないかを説明した。
その中には、もちろん節約の話しも含まれていたのだけど
それがその後、義弟の中には節約だけが残ったのか?
毎日指摘されていたから私のアラを探して、そこを突っつくようなこともしてきた。
その例を一つ・・・

「弟くん、もう7時だよ」
「えっ?」
「私は7時に起きてとは言ってないよね。7時には準備も終わって
 リビングに出てきてって言ってるよね?」
「そんなことよりさ、誰かトイレに入ったの?」
そんなことって・・・そりゃあ入るだろうが・・・と、思って気が付いた!
なつの『うんちくん』を流した後、電気消し忘れたわ。
「なんで?電気が点いてたから?」
「そうだよ!俺困るんだよね」
「何が困るの?気がついたなら、消せばいいことじゃん」
「困るよ。誰か入ってたら困るだろ?」
「ノックすればいいことでしょ。
 それにこの時間、もう私と弟くんしか家の中にいないじゃん」
「じゃあ、恵子ちゃんが悪いんだ」
「なに?それが言いたかったわけ?」
「うん・・・いや、別にそういうわけじゃないけど」
( ̄ヘ ̄+) むかっ!としたけど、もういいやと思ってパソコンに向かった。

着替え終わった義弟が、1000円札を広げて表彰状を持つように両端を持ち
「恵子ちゃん、本当に申し訳ありません」
深々と頭を下げて、パソコンの前に座ってる私に差し出してきた。
「はい」とだけ言って、その1000円札を受け取ると
これみよがしに、大きなため息をついて
「だけど本当に、俺は参っちゃうよ。電気点けっぱなしにされるとさ~」
「なに?まだ電気のこと言ってるの?」
まったくもう!自分が電気代・水道代のことを言われるものだから
主人や私がトイレの電気を消し忘れると、こうやっていつまでも突っついてくる。
「だって、困るよ。誰か入ってたらどうするんだよ」
「だからノックすればいいことでしょ」
「そうだけど、俺は本当に困るんだ」
「何が困るの?気がついたら、消してくれればいいじゃん」
「じゃあ、誰か入ってたらどうすんだよ」
「あのさ~、もうこの時間彩佳は学校行っちゃってるの。
 家の中には、私と弟くんしかいないでしょうが!
 私がここにいるのに、誰が入ってるのよ」
「だって、電気が点いてたら俺が入れないだろ」
私と2人しかいなくて、私はここにいるのに誰がトイレに入ってるんだよ!
それとも何かい?見えちゃいけない物でも見えてんのかい?
電気が点いてると、なんでトイレに入れないんだっつうの!
私を責めたいだけだから、理屈に合わないこと言い出してるし・・・
「なんで入れないのよ?ノックしてから入ればって言ってるでしょっ!しつこいなっ!」
「電気を点けっぱなしにしてるから、いけないんだろ!」
「だから~っ!気がついたら、消してくれればいいでしょ!
 だいたいね、弟くんが起きてくる数分前になつがうんちをしたから
 それを流した時に消し忘れたの。ほんの数分前だよ!
 そういうこと弟くん知らないでしょ!
 私はね、弟くんが起きる2時間以上前には起きて動いてるの。
 もう一仕事も二仕事も終わらせてるんだよ!
 その間、弟くんはグウグウ寝てるんじゃないの!
 電気が点いてたら、消すぐらいすればいいでしょ!
 グズグズと同じこと言って、朝から噴火させないでよ!」
この剣幕で、やっと義弟が黙った。

しかし、わたくし・・・
義弟が帰って来てから、一皮も二皮も剥けちゃったみたい。。。
遠慮なくブチかましておるわ。。。(≧▼≦;)

その後もいつまでも、TVを見ながらタバコを吸って
やっと食事をしたのが、9時過ぎで
それから今まで、気が付くと寝っころがるまではしてないけど
だらしなく、デレ~ッと座椅子に座っているから
「もう、そこにただ座ってるだけなんだから、きちんと座りなよ」
帰って来てから、まあ何度同じことを繰り返し言ってるか・・・
そのたびに、ニヤッと笑って起き上がるのだけど今日は
「いつもそうやって笑ってるけど、こっちは真面目に言ってるの。
 笑いごとじゃないんだよ」
そう言ってやったのだ。


私が出かけて帰ってくると、ガスが付いている。
主人は仕事、彩佳は学校、義弟しかいないのにそれを指摘すると
「俺じゃない」と言い張り、挙句に
「幽霊でもいるんじゃないの」と平気で言った。

私なりに、なんとか自覚させたい。自主性を持たせたい。
だから必死でもあったけど、感情的になってしまうことも多かった。
言っても言っても、変わらない義弟をなんとかギャフンと言わせてやりたい。
必死にやればやるほど、そんな気持ちまで出てきてしまって
自己嫌悪に陥る日も、たくさんあった。


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意味のない行動

2007.04.23 (Mon) 義弟との日々の出来事

義弟が帰ってきた翌日、主人は3時起床だった。
そして事件(^m^*)は起きた。

その前に義弟は家の中でも、意味のない行動をよくしていた。
立ち上がり和室に行き、そこに立ったままちょうど手を下げて当たる足の
太ももあたり、掻いているような仕草をしたままバランスを取っているのか?
右に左に揺れて辺りを見渡して、また座椅子に戻ってくる。
「何か探してるの?」最初の頃はよく聞いたけど
「別に意味はない」と返事をする。
またあるときは、自分の物が置いてあるところに行き、一つ一つ手で取っては
また元に戻す作業を繰り返す。やっぱりこれにも
「探し物でもしてるの?」と聞くと「別に意味はない」と言う。
こういうときは大抵、自分のしたことを覚えていない時が多かったけど
どうしていいかもわからないし、遠慮がどうしても邪魔をしていたから
あまり指摘することもなかったけど、生活する上で支障が出る時もあった。
細かい話だけど、窓に付いている小さな小窓。
タバコの煙を出したり、部屋の空気を入れ替えたりするのに開けたり閉めたり
するのだけど、一応私も主婦だから考えてやっていることだけど
これも義弟が勝手に閉めるので、注意すると
「俺じゃない」と言ったり「意味はない」と言ったりして言い訳をするたびに説明した。
お風呂の換気扇もそうだった。勝手に消さないでと言っても消す・・・かと思うと点ける。
それにも「俺じゃない」と言ったり「意味はない」言ったりした。
意味がないということは、何も考えずに行動してると言うことだから
「自分が行動するときは、よく考えて行動するようにした方がいいよ」
そう言ったこともあったけど、あまり変わりはなかった。
「お前は細かいことを気にし過ぎだ」
といわれたけど、気になるんだからしょうがない。
主人は自分が困ったことがないから、わからないのだろうと思っていたけど
時々主人にもわかってもらえるよう、私が仕向けることもあった。

その一つが義弟が帰ってきた日、その日の日記を転記しましょ。

お散歩の時いい風が吹いていて、気持ちよかったので
寝るときはエアコンはいらないねと話していた。
この時期は、お散歩に出る前にエアコンをかけてお散歩に出る。
そしてだいたい翌朝まで、エアコンはかけておく。
どんなに暑くても、日中エアコンはかけないでガマンした。
私自身エアコンが苦手なこともあるんだけど・・・
でも去年のエリーの様子から、体力的なことも考えて
日中もエアコンの使用を考えてるんだ。

彩佳がお風呂に入り、義弟がまだリビングにいる時
夕方話したとおり、9時過ぎにエアコンを切ってみた。
夕方吹いていた風はなく、無風状態ですぐにムシムシ暑くなり
わんこ達が「ハアハア」と言い出した。わんこの「ハアハア」はてき面だな。
「無理無理、これじゃあエリー達が可哀想だ。
 俺もこれじゃあ眠れないから、エアコンはかけよう」
すぐにリビングと彩佳の部屋のエアコンを入れた。
女中部屋にエアコンはないので、玄関脇で扇風機を回して
リビングと彩佳の部屋から冷気を流し込む。
1時間ほどで女中部屋も冷えてくる。冷えてしまえば、後は扇風機は必要ない。
エアコンはあまり好きじゃないけど、寝る時に汗を掻くのも好まない。
主人は特にそうだ、なのでエアコンはかけて寝ることにした。

晩酌が始まってしばらくしてから、主人が
「お前、オヤジんとこで朝何時に起きてたんだ?」
「8時半」
「8時半?オヤジがその頃起きるのか、まあしゃあねえな」
「明日からは7時起床だよ!帰ってきたんだからうちのやり方に戻してね。
 起きれなければ、1000円罰金だからね」
「わかってますよ~」
そう言ってたけど、起きれるのかね~?と思ってた。

9時半過ぎにお風呂に入った義弟だけど、主人の食事が終った
10時10分過ぎになって、やっとお風呂から上がった。
洗面所で着替えてる間に、キッチン仕事を終わらせ
義弟がリビングに出てくる頃には、もう寝る体制になっていた。
今朝は3時起きの主人、おやすみ3秒の主人はすぐにイビキを掻きだし
私もそのままお布団に入った。

午前3時、主人は汗だくで目を覚ました。と言うか、暑くて何度か目が覚めたという。
「エアコンかけててこれだから、外は相当暑いんだな」
そんな話しをしながら一服していると、義弟がトイレに入る音がした。
「あれ?アイツ、トイレ入ったのか?」
「そういう音がしたね」
「なんだ、俺入ろうと思ったのに」
そう言いながら、玄関近くに寝っころがっているエリーをなぜ始めた。
それをまたいで、私がキッチンに向かった。
「ねえ、エアコン切って窓が開いてるけど」
「はあ~?」
リビングがムシムシしていた。
「なにやってんだよ!アイツは!!」
すぐにエアコンを入れ、窓を閉めた主人。

実はね私、何時かわからないけどトイレに一度起きている。
メガネをかけていないし、暗いから物が良く見えない。
トイレから出て麦茶を飲みながら、なんでこんなにムシムシするのか?
しばし考え込んでしまった。
ふと気がついてエアコンを見ると、ランプが点いてなくて窓が開いてるのがぼんやり見えた。
「エアコン切ったのか・・・」
一瞬カ~ッとしてしまって、エアコンのスイッチを入れようとして考えた。
ここでスイッチを入れたら、主人にはわからない。
また私が一人で騒いで終わりだ。
エリー&なつの様子を見たら、彩佳の部屋の前で寝てるから
「ハアハア」はしていないから大丈夫。ちゃんと涼しいところで寝ている。
だからそのまま、またお布団に入ったけどイライラして寝付けなくなった。
それでも目覚ましに気がついたのだから、いつの間にか眠ったんだ。
その後↑の会話となる。

トイレのドアが開き、いつもそうだけどトイレの中にいる状態で
電気を消そうとする義弟に
「なんでエアコン切っちゃったの?」と聞いた。
「別に意味はないけど・・・」
「はあ~?」
「別に意味がないから、どうしてって聞かれても返事のしようがない」
「なんで意味のないことするの?」
「そう言われてもなんて言えばいいかわからない」
「エアコンのリモコンには触らないでって、何度も言ってるでしょ」
「そうだけど・・・」
ここで主人が激怒しだした。
「こっちは汗だくで何度も目が覚めてんだよ。
 エアコンが点いてることが前提なんだから、向こうは窓閉めてるんだぞ」
「えっ?俺窓開けておいたよ」
「こっちのことじゃねえよ!向こうの部屋のことだ!
 向こうは蒸し風呂状態だぞ!余計なことするんじゃねえよっ!!」
夜中に主人が怒鳴る怒鳴る・・・
「お前はまた眠ればいいかもしれないけど、こっちはこのまま仕事なんだよ!
 暑くて眠れないんじゃ、仕事差し支えるんだ!」
義弟は返事もせず、洗面所に行き手を洗い始めた。和室に戻ろうとする義弟にまた
「もう余計なことするんじゃねえっ!!!」
「は~い」
そう言って、義弟はまた眠りに付いた。
「まったく、こっちは暑くて何度も目が覚めてるのに、いい気なもんだ」
やっぱりあの時私がエアコンを入れていたら、私が何か言っても主人は黙ってただろう。
自分がイヤな思いをしたから、言ってくれた。やっぱり正解だったな。

主人が意味のない行動をした理由を考えた。
義弟は寝るときキッチンの豆電球を点ける。
夜中にトイレに入るのに、真っ暗だと転ぶ可能性があるからなんだけど
ちょうどそのヒモが下がってる脇に、リモコンを置いてあった。
無意識に節約モードに入ったのかもしれない。
和室は窓を開けたし、リビングには誰もいないからエアコンを切った。

主人はやっぱり理由付けをしたいんだろうけど
義弟のこの無意識で無意味な行動には、本当に意味がない。
「違うよ」と私は主人に言ったのさ。
もう5年近くも義弟と生活してるんだから、毎日見てるんだよ。
たとえば、座椅子から立ち上がり和室に行く。
和室の中央で立ち止まり、太もものあたりをポリポリと掻きながら
何かをジッと見つめてボーッとしたまま、しばし固まる。
こっちがいつまでも何してるんだ?と思う頃、また座椅子に戻って座る。
またたとえば、座椅子から立ち上がり自分の棚の上に置いてあるものを
一つ持って同じとこに置く、また一つ持って同じとこに置く。
これをなんどか繰り返し、また座椅子に戻ってくる。
この奇妙な行動に、なんの意味があると思う?
「何してるの?」と聞いても「別に・・・意味はない」と答えるんだから
今回はたまたまエアコンのリモコンだっただけ。
目に付いたから手にとってスイッチオフ、エアコンを切ったから窓を開ける
と言う一連の行動を取っただけで本当に意味がない、だから答えられないんだと思う。
そう言ったけど、主人にはわからないだろうな。
この奇妙な行動を毎日するわけじゃないけど、週に何度かはしてるんだから
こっちも最初は驚いたけど、5年も経てば慣れてくるよ。

「首周りがベタベタする、朝から気持ち悪い」
そう言いながら、イライラしまくって出かけて行った。

お散歩に出かける準備をしてた6時10分前から、義弟の目覚ましが鳴り出した。
また早くにかけたもんだと思いながら、お散歩に出た。
7時10分過ぎ、家に戻るとすぐまた義弟の目覚ましが鳴り出した。
やっぱり起きてないのね・・・と思っていると、目覚ましが止まった。
和室を覗いたら、お布団の中でしっかり寝てた。
「7時過ぎてますよ」と声をかけたけど動かない。
続けて2回声をかけて、やっと動き出した。
「恵子ちゃん、大変申し訳ない。本当に申し訳ない」
そう言いながら、1000円持ってきた。やけに他人行儀だよ。。。
その後はいつものと変わらず、ハミガキの時になって
「恵子ちゃん、顔拭くタオルがないんだけど」
「勝手に出してください」
「えっ?勝手に出していいの?じゃあ出しますよ」
・・・って、今まで勝手に出してたろ!
旅行前から妙な他人行儀が始まったけど、いつまで続くんだ?この他人行儀は。。。

そしていつものようにTV鑑賞が始まり、さらにいつものように
11時40分過ぎ、お散歩に行くと言った。
「ちゃんと1時間歩いてきなよ」
「は~い」
「弟くんはいつもは~いって返事はするけど、帰ってきちゃうじゃん」
「は~い」
「1時間しっかり歩いてね」
「は~い、いってきま~す」
そう言って出かけて、コンビニ袋を提げきっちり1時間で帰ってきた。

やっぱり義父のとこに行く前と、何も変わりなしか・・・

帰って来て24時間経たないうちに
まあいろいろやらかしてくれたわい┐( -"-)┌ ヤレヤレ
帰ってくる前は、ブルーに入ってどうなることかと思ったけど
イライラはしょうがないとしても、わりとすんなり受け入れてる自分がいる。
今はこれで、よし!としますかね。。。


私は時々こんな風に、義弟がやったことを主人にもわかるように仕向けたりもした。


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あっという間の1週間

2007.04.23 (Mon) 義弟との日々の出来事

「準備出来てるの?」
旅行前夜、義弟に聞くと出来てると言った。
義弟がトイレに入ってる間に、カバンの中を確認したら
下着類は何枚か入れてたけど、着替えがTシャツ1枚のみ。
この暑いのに、1週間ほぼ同じ物を着ているつもりなのかな?
洗濯するからいいと思ってるのかな?
千葉はこっちより寒いと思うけど、トレーナーは持たなくていいのかな?

夕食が終わり、一服しようとしていた義弟が『しゃっくり』を始めた。
この『しゃっくり』義弟のタイプの脳腫瘍で、良くない症状の一つでもある。
我が家に来たばかりの頃は時折出ていたけど、ここ数年なかった。
ストレスで、腫瘍になにか変化が出たのかな?そんな心配を主人に話すと
「この程度のストレスで、何かあるようならそれまでのことだ!
 オヤジに預けるんだから、何かあっても心配ないの!余計なこと気にするなよ!
 明日の今頃はバーベキューだよな~、エリー」
ついついいろいろ考えてしまうのは、私の悪い癖だと思う。

彩佳は大学があるためお留守番するというので、久しぶりに主人と二人の旅行。
当日の朝は、4時半から起きて行動開始となった。
前日に6時には起きて支度をするよう言っておいたけど
起きて来たのは6時半少し前だった。
それからもノロノロと準備をしているので、ケツを叩きながら準備をしていた。
義弟には7時半と言っておいたけど、やっぱり家を出たのは8時過ぎていた。
だけどこれは予定通りだったから、それほど主人もイライラしなかったようだ。

実家近くでコンビニに寄り、私達も朝食や飲み物を買った。
義弟には実家で食べる物を、少し多めに買うように言っておいた。
実家に到着して車から荷物を出す時、両手に荷物を持ちたくない義弟は
どう考えても入る量じゃないのに、カバンの中にコンビニで買った物を
押し込もうとして、その場に中身を全部ぶちまけた。
「何やってるんだよっ!」主人に怒鳴られ、自分で片付けてたけど
結局「もういいっ!」と一人でキレて、コンビニ袋に適当に放り込み
両手に持って家の中に入って行った。
主人と私はわんこのトイレを済ませてたけど、主人が先に家に入ろうとしたら
また玄関で義弟が、袋の中身をぶちまけてたらしく
それを拾わなければ家に入れないのに、先に入ろうとしてモタモタしているため
またしても義父と主人に怒鳴られたようだった。
それから、私も義父にあいさつをして出発となった。

6月の下旬で梅雨時だったけど、雨も降らず気温もそれほど高くなく
わんこにとっても、ちょうどいいお天気になった。
メインはエリー&なつを楽しませること♪
ドッグランにわんこ用プール、夕食はバーベキューに2日目はかにシャブ。
エリー&なつには、鳥のささみを注文して一緒に食べた。
最初の2日は、とにかく時間が経つのがゆっくりで楽しむことが出来た。
実は主人は超雨男・・・2日間雨が降らなかったのが不思議なくらい。
ところが最終日、ブルーに入った主人のおかげでみごとに良いお天気になってしまい
エリー&なつには、ちょっとキツいお天気になってしまった。
日陰を探して車を止めて、少し歩かせたりして大サービスでほんのちょっと
ソフトクリームも食べさせたりして、トイレを済ませた後
車の中で待たせたままお土産だけ買って、早々に家路に着くことになった。

水曜日から土曜日まで、義弟のいない我が家はなんだか静かだった。
元嫁の所に出かけてた時も、義弟のいない間はリビングを義弟が来る前の状態に戻す。
リビングで一人で座っていると、我が家はこんなに広いんだな~と感じるし
だけど、これが本来の我が家なのかな?とも思った。
元嫁の所に行ってるのとは違う、なんだかのんびりした気分も味わえた。
義父に預けていると言う安心感だと思う。
義弟を迎えに行く日の前夜、元嫁の所から帰ってくる日のような
気持ちになってしまい、少々主人にも当たってしまった。

1週間なんてあっと言う間で、義弟を迎えに行く日になった。
「迎えに行ってる間に、弟くん仕様に部屋を掃除するから私は行かなくていい?」
それが主人には不満だったようで、かなり不機嫌になっていたけど
一人で出かけて行き、午後2時過ぎに義弟を連れて帰ってきた。

その日の日記を転記しよ。

ビックリしたのは、いつものように玄関に迎えに出たわんこ達。
義弟が玄関の柵を越えたとこで、エリーの方が「ヴゥ~ッ」っと唸った。
1週間いなかっただけで、よそ者になっちゃうのかな?
「エリー!弟くんでしょ!なに唸ってんの!」
エリーを呼んで叱ったのだけど、しつこいほどに匂いチェックをした後
受け入れたみたいだった。

「向こうで発作起きなかった?」
「起きなかったけど、ひっくり返った」
「ひっくり返った?」
「ほら、実家の階段急だろ?」
確かに2階に上がる階段は急なんだ。
「なんで2階に行ったの?あの階段は弟くんには無理でしょ」
「違うよ、玄関入る前の階段だよ」
・・・なるほど・・・確かに玄関から数メートルのところに
2段ほど段差があるけど、急というほどの階段か?
「あ~あそこのことね」

我が家からいつも行くコンビニと同じような距離のところに
『ひこべえ』というお店がある。
我が家からコンビにまでは平坦な道だけど、『ひこべえ』までは
途中、ゆるやかな坂があって私達の足で5分ほどその坂を歩くかな?
行きは下りで帰りが昇りとなるのだけど、ダラダラ坂だから
義弟にとっては、キツいかもしれない。
どうやら実家では、歩く先の目的地を『ひこべえ』と定めたらしい。
おそらくそうなるだろうと思っていたとおりだけど
この坂はいいリハビリになると思ってたんだ。

その日は1度『ひこべえ』まで行ったけど、夕方もう一度行ったらしいんだな。
「いや~、さすがに2回目はキツくてさ~。
 帰って来て、階段のところでひっくり返っちゃって
 起きれなくてさ~、オヤジ~オヤジ~って呼んで起こしてもらったんだよ」
70歳の老人に起こしてもらわなくちゃいけない、自分の肉体になんの疑問も持たんのかい?
「それだけ?発作はなかったのね?」
「うん、なかった」
やけにニコニコ帰ってきたけど、まるでストレスはなかったような・・・

すぐに主人が、缶コーヒー1ケースと小さな段ボール箱を抱えて帰ってきた。
実家に行くと、何かしらもらってくるので
「また~、なにもらってきたの?」
「いや、これ憲児のだ」
主人が実家に到着するのと同時に、義父と義弟もスーパーに出かけて
ちょうど帰ってきたところだったらしい。
毎日5.6缶コーヒーを飲む義弟に、1ケースで買った方が安いからと
スーパーまで連れて行ったんだって。
それと義父が青森から取り寄せて飲んでいる、りんご酢を6本。
我が家には、残ったお米をくれたそうな。

主人に話しを聞いてみた。
「ありゃ~、ダメだ!どうにもならん」
義父が開口一番そう言ったらしい。
「いろいろやらせようと思ったのに、なんもできねえ」
義父もイライラしたんだろうな。
任せるより自分でやった方が早いと思ったんだと思う。
「ちょっと狭いとこ歩かせたら、こうだ」
義弟のいないとこで、義弟のマネをしながら言ったそうな。
3人で話している時に、ひっくり返った話になったらしい。
「あんなとこでひっくり返って、自分じゃ起きれねえんだから」
「オヤジだって、酔っ払って転ぶじゃねえか」
「バカヤロ~!酔っ払いとしらふを比べてんじゃねえ。
 しらふで転んだりしねえだろ。何言ってんだ」
相変わらず口だけは達者だったようだけど、義父に怒鳴られていたらしい。
「まったく、コイツの風呂は長い。1時間も入ってるんだぞ」
「久しぶりに湯船に入ったんだ。いいじゃねえか」
そこで、主人
「シャワーだけでも40分以上入ってるだろ。だからうちの水道代が高いんじゃねえか」
義父と水道代の話になったようだけど、実家は井戸水を使っているので
水道料金がかからない。
「うちは井戸水だから、気にすることはねえけどな。だけど憲児が入ったあとは
 風呂に入れねえんだよ。あちこち泡は飛んでるし汚ねえんだ」
「うるせえな~、わかったよ。もう入らなきゃいいんだろ」
そんな会話をしたらしい。

少し日常のことを話してから預けた方がいいと言ったけど
主人は心配ないというし、義父も特別聞いてこないから
そのまま置いてきたけど、義弟の状態を見ていて
義父もどの程度まで運動をさせていいのか?わからなかったようだ。
『ひこべえ』に一人で出すのも心配だったらしい。
そりゃあそうだよ。私だって最初は緊張したもの。
「いいんだよ。外に出かけて、何かあったってアイツの運命だ。
 24時間看てられるわけじゃないんだぜ」
そういうことはね、預けた時に言っていかないとね~。

結局、義父もどう扱っていいかわからなかったようで
日中は寝っころがって過ごしていることが多かったようだ。


自分でもビックリすほど、意外となんともなく義弟を受け入れていた。
「明日からまた、いつもの日常が始まるんだな」と思っていた。


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また始まった。。。

2007.04.23 (Mon) 義弟との日々の出来事

そしてGWも終わり、いよいよ旅行が近くなり主人が義弟に話をすることになった。
出かけるのは日曜日から、夜勤が続いたりすると言うタイミングがなくなったり
結局私が言うことになったりするので、火曜日の夜帰ってきた主人から話をしてもらった。
「お義父さんのところで、少し自分のこれからのことも考えてきてね」
主人が話した後に、いろいろ説明してこう言っておいた。
わりとあっさり話を聞いていたけど、翌日から私はシカトされまくった。
朝はあいさつしない、元々会話も少なかったからいいのだけど
何か言っても返事をしない。
出かける時声をかけると「どこ行くの?」「何しに行くの?」と
うるさいくらいだったのに、これまた何も言わない。
その代わりに、朝は7時に起きてくる。しかもお散歩も1時間出かける。
預けられるのがイヤだから、ちゃんとやれるからお留守番したいと言うのかと思った。

木曜日、夕方のお散歩から戻ると義弟が「おかえり~」と声をかけてきた。
「今日はあんちゃん、帰ってくるの?」と聞いてきたり
食事の支度を始め「持って行って」と声をかけるまで動かなかった義弟が
「これ持って行ってもいい?」と自分から言ったり、金曜日の朝は起きてきて
しばらくすると
「旅行はいつ行くの?」と聞くので
「日曜日から火曜日まで、でも弟くんは次の日曜日までお義父さんとこだよ」
「ふ~ん、今回はずいぶん長いんだね」
って義父のとこに預けるのは、初めてなんですけど?と言うような、他人事のようだし
今まで勝手に使っていた寝癖を直すスプレーを
「恵子ちゃん、これ借りていい?」と聞いてきて
「どうぞ!いちいち聞かなくていいって言ったでしょ?」
「だって~、俺は居候ですから、勝手になんか使えないよ~」
「今まで、聞かないで使ってたじゃない」
麦茶を飲むにも、牛乳を飲むにも、いちいちお伺いを立ててきては
「俺は居候だからさ~・・・」と始まった。

エリー&なつに対しても
「エリーちゃん、旅行に行くんだって。楽しみだね~」
「なちゅ~、いいな~。旅行だってよ。」
トイレから戻った時など、通り道に寝ているとそう声をかけたりしてた。

主人も気にして、電話をかけてきた。
「憲児の様子どうだ?」
「ずっとシカトされましたがな。面白くないから、ファミレスでランチしてきた」
「いいんじゃないの」
「でも朝もちゃんと起きてるし、お散歩も1時間歩いてくるよ」
「へえ~」
「お義父さん効果が出てるのかな?」
「まあな、ちょっとは仏心も出るけど、今まで何度も同じこと繰り返してるからな。
 同情はしちゃダメだ。お前はいつもと変わりなく過ごせばいいんだぞ」
金曜日になったら、義弟にも準備をさせるつもりでいたし
出発時間は8時の予定だけど、義弟には7時半と伝えることにした。
時間通りに出発できたためしがないから・・・

旅行前のこのイヤミったらしい行動は、なんとなく気分が良くなかったけど
義弟だって、嫌な義父のところに行かなくていけないのだからしょうがないとも思った。

ところが、義弟はまたまた隠れて会社に電話をしていた。
その日の日記を、そのまま転記しよう。

おかしいと思ってたんだよな~。
なんとなく他人事のように話してるな~と思ったんだ。

夕方洗濯物を取り込もうと思っていたら、会社のMさんからメールが入った。
「時間が出来たら、連絡ください」
嫌な予感がしたから、すぐにそっと家を出て外から電話を入れてみた。
「工場のⅠから電話が来たんですよ。明日工場に来るらしいんですけど聞いてますか?」
「いえ、何も聞いてないです」
「出荷も少ないんで、来るのは別に構わないんですけど
 部屋探しに来るって言ったらしくて、仕事中につき合わされるのは困るって
 Ⅰからの電話なんですけど・・・」
なるほど。。。明日部屋を見つけて、日曜日引越しですか。。。
日曜日から旅行に行くこと、1週間義父に預けること
その間にいろいろ考えてくるよう言った事などMさんに話して
「Mさんから電話が来たって言っても大丈夫ですか?
 私から言ってもダメだと思うので、主人に連絡取ります」
「俺から兄貴のところに、電話が入ったと言うことにしてもらって構わないですよ。
 部屋を探すか探さないかは別物として、明日工場に来るか来ないかだけ
 連絡もらえませんか?」
「わかりました。明日行かせないように主人から話してもらいますので
 主人と連絡とってからまたお電話します」
電話を切った後、すぐに主人に連絡をした。
「Mさんから電話が来たよ。明日工場に部屋探しに行くってⅠさんに電話したんだって。
 Ⅰさんが部屋探しにつき合わされるのは困るって、Mさんに連絡が入ったみたい。
 たぶんⅠさんも相当怒って電話したと思うよ。
 明日部屋見つけて、日曜日引越ししょうと思ったんじゃない?」
「そうだろうな。なんでそんなに物事簡単に考えてるんだ!
 自分の身体を支えるのもやっとの状態で、なんで一人暮らしが出来るんだよ」
「Mさんからけんちゃんに、直接電話が入ったことにしていいって言ってたから
 けんちゃんから弟くんに電話して、明日は行っちゃいけないって怒ってよ」
部屋代も会社に出してもらうつもりなのか?
仕事復帰もしてないのに、会社の人間を使おうと思えてしまえることに
ため息を付きながら、主人が言った。
「どっちにしても明日は行かせないから、そうMちゃんに電話しといてくれ」
主人は義弟にすぐに電話を入れたようだった。
私はそのまま折り返し、Mさんに電話を入れた。
「この前聞けなかったけど、俺が言ってからも何も変わりなかったんですか?」
「変わらなかったです。Mさんに言われたんでしょ。
 Mさんが待ってるって言ってくれたんでしょ。
 痛い思いするのは私じゃないよ。弟くんだよ。って
 何度も言ったんですけど、また言ってるよとかはいはいわかりましたみたいな返事で
何も変わらなくて・・・火曜日に義父のところに1週間行ってくれって話してから
 朝も起きるし、お散歩も1時間行くようになったから何か考えたのかと
 思ったりもしたんですけど。こんなことを考えてると思わなくて」

そしてMさんから。。。

会社としても人件費削減で、今25時間以上の残業はカットになっている。
みんなそれでも50時間以上の残業を強いられている。
年間で4500万の人件費削減を言われているけど
そうなると一番最初にターゲットにされるのは、ケンちゃんになる。
だから俺も、リハビリして少しでも会社に顔を出せればと思ったんだけど
俺から聞いたと言って構わないから、兄貴からこの話をしておいてほしい。

そう言われた。
おそらくもうリストラの対象として、選ばれているのだろう。当たり前のことだ。

Mさんと電話を切って家に戻ると、義弟はまだ主人と話していた。
和室の窓際に行って、小声で話してたけどかすかに聞こえたのは
「だから出るって言ってるんじゃねえか」
「わかったよ!もうわかったよ!!」
これだけが聞こえ携帯を切った直後、私の電携帯が鳴った。
着信音で義弟も主人からだとわかっていたと思う。
「俺、今回はかなり言ったからな」
主人の話しでは
「お前、明日工場に行くってどうやっていくんだよ。電車バス使うのか?」
「いや、そうじゃないけど」
「そうじゃないって、人を当てにしてんじゃねえよ」
「だって、オヤジのところに1週間なんてオヤジの作った味噌汁なんて
 飲めたもんじゃねえだろ?」
「それが人を当てにしてるって言ってんだよ。
 オヤジの作った物がイヤなら、自分で作るなり買ってくるなりすればいいじゃねえか。
 だいたい部屋捜しに行くのに、会社の人間使ってんじゃねえよ。
 行くなら電車バスと、てめえの足使って行けよ。
 言っとくけど、俺は保証人にはならねえからな。
 立ち上がるのもやっとなのに、何が一人暮らしだよ」
「だって、恵子ちゃんとも合わないし」
「恵子と合うとか合わねえの問題じゃねえだろ!
 だいたい恵子に言われてることちゃんとやってるのかよ!」
「やってるよ!!」
「嘘言ってんじゃねえよ。出かけたって30分くらいで帰ってくるくせに
 3日4日やったくらいで何言ってんだ!」
たぶん、このあとに「わかったよ」って言ったんだと思う。
「今後一切、会社の人間を当てにするなよ。
 何かしようと思うなら、電車バス使って自分の足でやれ!」
こんな内容の話をしたらしい。
だけどちょっとショックだった。。。
確かに感情で物を言った事もあるし、主人の弟じゃなければ
お付き合いしてないタイプの人間だ。
だけど私なりに、障害を理解しようともしていたし思い悩んで
どうすればリハビリできるのか?考えながらやっていたのに
「合わない」の一言で片付けられるとは。。。主人にそう言うと
「俺は憲児が合わないって言う気持ちわかるぞ」
「なに?」
「当たり前だろ、あのバカ女(元嫁のこと)と合うんだぞ。お前と合うわけがないだろ」
「あ~なるほど、そう受け止めれば納得できるわ」
「そうだろ?お前とあのバカ女とじゃ正反対だろ?合う方がおかしいって」
「そうか、そうだよね」少しホッとした。。。
それから、人件費削減の話しを主人にすると
「想像してたことが、現実になっただけだ。
 Mちゃんがそう言ったってことは、もう会社で話が出てるんだよ。
 要するに、俺からワンクッション入れといてくれってことだろ?」
「そうだね、そう言う事だと思う」
「そしたら、俺の扶養に入れちまえばいいさ」
「いやいや、その前に職安通ってもらいますよ」
「そうだな、その方がアイツも自分のことがわかるよな」
「何かあるだろうとは思っていたけど、これならまだ
 行きたくないって駄々をコネられた方が良かったよ」
「あのな、アイツの言うことやることにいちいち振り回されちゃダメだ。
 もうしょうがないってあきらめて、俺らは俺らの幸せ見つければいいの」
「まあね・・・そうだけど・・・」
「もうしょうがねえんだって!お前がアイツに何言ってもいいけど
 お前が飲み込まれるなよ」
「そうなんだけど、いつもなら旅行前はドキドキワクワクなのに
 なんだかな~と思ってさ」
「お前が考えたって、どうしようもねえだろ。アイツが勝手にやっちまうんだから。
 俺はワクワクしてるぞ!もう準備出来てるのか?」
「うん、あとは当日入れる物とけんちゃんは自分でやるって言ったから
 海パンしか用意してないよ」
「それでいいよ、明日帰ったら用意するから。今は旅行のことだけ考えればいいんだって」
「うん、そうだよね。そうするよ」

主人と電話を切った後、洗濯物も取り込まなくちゃと思いながら
リビングに行くと、義弟が気にして私の顔を見てるのがわかった。
「工場に電話したんだって・・・」
それだけ言って、それ以上何も言わなかった。
今はあまり自分の感情を乱したくない。

だけどさ、今日は昼間パン作りをしたんだ。
その時アンパンを作ってたんだけど
「恵子ちゃん、こしあんは売ってないの?」と聞いてきた。
「売ってるよ。こしあんが好きなの?」
「うん、俺はつぶよりこしあんの方が好きだな」
「じゃあ、帰ってきたらこしあんで作るよ」
「本当?楽しみにしてよ~っと!」
そういう会話をしたんだよ。
Ⅰさんのところには、昨日電話があったようなことを言っていた。
どういうつもりの会話だったのかしらね~?


まさかここで部屋探しが始まるとは思わなかった。
けれど、これで観念したのか義父のところに行く準備を始めた。



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旅行前の出来事

2007.04.23 (Mon) 義弟との日々の出来事

いくつかの出来事を、また日記から転記しちゃお。

このGWは主人が仕事を持ち帰っていた。
日報の書き方が変わったため、さかのぼって書き直さなければならないと言っていた。
ありがたいことに、前に主人と同じ会社の勤めていた頃日報のチェックや
タコメーターの読み方は習得していたので、私も手伝うことになった。
と言うよりは、私がほとんどやったのだけど・・・
初日は夜勤明けだったので、午後から書き方を聞いて始めたのだけど
「この連休中に終わるのか?」
「こんなの2日もかからず終わるよ」
「お前はそんなこと言ってるけど、夜勤もあるし膨大な量だぞ!」
「私は元々が事務職人なの!毎日100台の車処理してたんだから」
「でもチェックだけだろ?書くのとは違うじゃないか」
「事務職ナメんなよ~(笑)明日には終わらせる!」
主人は現場職だから、事務処理の仕方がわからないんだろうと思う。
おまけにイヤイヤやってるから、TV見たりなんだか文句ばっかり言ってるから
なかなか先に進まない。
「おとうさん、文句ばっか言ってないで早くやっちゃえばいいのに」
って、彩佳にまで突っ込まれていた( ̄m ̄*)
私だって、仕事だけで連休を終わらせたくないから必死・・・
初日の晩は、前日の残り物を勝手に食べてもらい主人と私は仕事をすることにした。
「弟くん、昨日のおでんもあるし炊き込みごはんが冷凍してあるから
 それでいいよね?」
「充分ですよ」
「おでんは今火をいれるから、それ以外は悪いけど自分でチンして食べてね」
「えっ?俺が自分でやるの?」
「そう・・・」
「え~っ!!!」
その返事を聞いてた主人が
「お前さ、子供じゃねえんだからメシくらい自分でチン出来るだろ!
 俺ら遊んでんじゃねえの。仕事してんの!」
私達も多少のメドが付いたら、もちろん食事はするつもりだったけど
何時になるかわからない。
彩佳は自分で食べる用意をして、さっさと食べてしまった。
本当ならここで、彩佳に用意をさせるべきなんだろうと思うけど
自活を考えてるんだから、人を当てにしちゃあダメだよ。
主人もわかってるから、あえて彩佳には何も言わなかった。
だけど9時になっても食べる気配がまったくなく
「あんちゃん、俺先にお風呂入っていい?」
ってお風呂に入りだした。
「あいつ、自分で用意する気がまったくないんだな」
「たぶん、私が終わるの待ってるんだと思うよ」
「お前、今日は憲児の食事の用意はしなくていいからな。なんか言ったら俺が言うから」
最近の主人は、こういう風に言ってくれるからちょっと嬉しい。
結局お風呂から上がっても、まだ私達が仕事をしてるので
炊き込みごはんをチンして、インスタントのお味噌汁を入れて食べていた。
おでんを出すのは、面倒くさかったんだろうな。

主人の確定申告の仕事をする時、パソコンの横にテーブルが欲しくて
キャンプ用のテーブルで、足も伸ばせて折りたたみ式で
お値段もお手頃、ちょうどいいテーブルを見つけたので買っておいたんだ。
連休中に仕事をするのに、そのテーブルを出して作業してたんだけど
まずは消しゴムで消さなくちゃいけないから、どっちかが消しゴムを使うと
テーブルが右に左に動いて、そのたびに作業が中断するから
最初に消さなくちゃいけない箇所を、全部消すことにした。
ここでも主人の文句は止まらない。
「まったく、こんな作業しなくちゃいけないなんてよ」
「最初から言っておいてくれれば、こんなことしなくて済んだのに」
それでなくてもイライラしてる主人に
「じゃあ、新しい消しゴム使えば?」と義弟が言った。
「はあ?お前何言ってんの?」
「だって消すのに大変なんだろ?新しいのなら角使えばいいんじゃねえ?」
「なんの話してんだよっ!消す場所のこと言ってんじゃねえのっ俺はっ!!
 お前さ、言ってる事がとんちんかんなんだよっ!!!」
こういうときの主人は放っておくのが一番なのに
わけのわからない余計なこと言うから怒られる。
「だけどさ、そんなの適当にやっておけばいいんじゃねえの?
 俺が監査したときなんか、そんなの詳しく見なかったぜ。ハンコが物を言うんだからよ」
また訳わからないこと言い出した。
かっかと燃え滾ってる主人なのに、火に油を注ぐようなもんだ・・・
「やるべきことはやっておかなくちゃ、適当にやっておいたら
 こっちから何かあった時、話しを通せないじゃん。
 それにハンコを押すってことは、責任問題の話でしょ。だけど今はそんな話してないよ」
間に入って、話を終らせようと思ったんだけど
「だけどさ~、俺がやってた時は・・・」
「だ~か~ら~、お前はなんの話してんだよっ!
 とんちんかんなことばっか言ってねえで、黙ってろっ!」
ありゃりゃ。。。また怒らせちゃったよ。。。

この連休、考えてみると
主人はよく義弟を怒っていたな~。

主人と義弟は同じ会社にいたことがある。
義弟は管理職、主人は運送部門の下請けの会社の運転手。
一般的に言えば、主人の方が格下だよね。
だけど主人は運転と言う仕事に誇りを持ってるんだ。
若い頃から、トラッカーになるのが夢だったし
『この運転手に任せれば間違いない!』って言われる運転手になりたかった。
だから今、夢をかなえたと言っても過言じゃないと思う。
今の主人の親会社は、義弟の会社よりこれまた格下になる。
主人が仕事の話をする時、義弟はいつも
「へえ~っ!※※会社もたいしたもんだ!」
って言い方をするんだ。
『たいしたもんだ』って、相手を見下げる時に使うと思ってるから
聞いてると私はいつも不愉快になる。
「自分は管理職だったから、俺はなんでもわかってるって言いたいんだろ。
 知ったかぶりしやがって、昔からああいうとこはあったんだ」
あとで主人が、またしても噴火した。


インターホンが鳴ると、私がいない時義弟が出てくれていたのだけど
近所の人や誰かが来ても、私に伝え忘れてしまう。
これは電話も同じで、電話が鳴ってもインターホンが鳴っても出なくていいと言ってあった。

その日は、私がトイレに入っている時にインターホンが鳴った。
主人は寝ていたので、あわててトイレからでると義弟がインターホンに出ていた。
「はい、はい。。。えっ?はい・・・」
ガチャンとインターホンを切ったので「誰だったの?」と聞いたら
「さあ?わからない」だって・・・
「わからないのに、なんで切っちゃうの?」
「だって・・・」
あわてて玄関のドアを開けたら、いつもお散歩で会うOさん。
「筍掘ったから、持ってきたんだよ」
「すいませ~ん、トイレに入ってたから、義弟が出たんです」
「あ~大丈夫だよ」
そう言って、取れたての筍を置いていってくれた。そのあとで
「わからないなら、切る前に私に変わってね。失礼になると困るから!
それに出ないでって言ったでしょ?」
「は~い」
この返事はただしてるだけの返事。
今朝のお散歩で、Oさんに事情説明。
「知ってるからいいよ~」
って言ってくれたけど、義弟のため義弟のせいで何度頭を下げたかな?

この連休考えてみると、主人も私もよく義弟を怒っていたな~。


またお散歩の時には、よくこんな会話もした。
人をバカにしたような言い方には、時々キレそうにもなった。

「今日もいい天気なんだから、1時間歩いてきなよ」
「あ~、肝心な物忘れた」
何を取りに来たのか知らないけど、結局時間を見たら
12時10分くらいに出かけて行って
またまた缶コーヒーやらなにやら買い込んで
12時50分過ぎに帰って来た。
「ねえ、また40分弱じゃん」
「えっ?そう?今日はお腹の調子が悪くてさ~」
「お腹の調子悪くなくても、帰ってきちゃうでしょ!」
「はいはい」
「別に痛い思いするの、私じゃないから」
「出た・・・また言ってるよ」
カチンときた。。。
「痛い思いするの弟くんだからね、私じゃないから」
「・・・だと・・・」
なつに向かって言ってる。
「何度も言っておく。痛い思いするのは私じゃない。弟くんだからね」
「はいはい、わかりましたよ」


家での小さなリハビリはなんとかやっていたけど、1時間歩いてくることができない。
毎回同じことを言っても、こんな風な返事をされるとうんざりすることもあった。
だけどこういうことが続くうちに、主人やMさんが言ったように
義弟に告知は出来ないと、私も思うようになってきた。
やらない出来ない言い訳を、障害を理由にして何もしなくなるのは目に見えてきた。


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匂い。。。

2007.04.22 (Sun) 義弟との日々の出来事

義弟が我が家に来てしばらくした頃から、義弟の匂いに気が付いた。
同じ頃、彩佳もそれには気が付いていたみたい。
「ねえ彩佳?弟くん、匂うよね?それともおかあさんだけかな?」
「ううん、彩佳もわかるよ」
主人にそのことを話しても、主人は最初わからないと言っていた。
自分達が神経質になり過ぎてるのかもしれない。
だけどやっぱり、この匂いは結構キツかった。
「弟くん、お風呂で身体洗うときガリガリタオルで洗ってる?」
(お風呂で身体を洗うナイロンタオルを、我が家はガリガリタオルと呼んでいた)
最初の頃、何気なく聞いたことがあった。
「俺はさ、肌が弱いからガリガリタオルは使えないんだよ。
 だから手に石鹸を付けて洗ってるんだよね。だけどなんで?」
「いや、ちょっと聞いてみただけ」
それだけで、義弟もそれ以上聞いてこなかったけど手に石鹸を付けてって
それじゃあ、洗えてない部分もあるってことだよね。
そう思って主人に言っても、主人には匂いがわからないから
特別何か言ってくれるわけでもなかった。

朝義弟が起きてきて和室の襖を開け放つと、その匂いがリビングに流れ込んでくる。
洗面ハミガキで洗面所のカーテンを引き、20分から30分洗面所を使う。
その後、洗面所に入ると「うっ!」となるほど匂いが残っていたし
トイレも今入ったなとわかるほど、匂いが残っていた。
一緒に食事をしてた頃は、ふとした瞬間に義弟の匂いが鼻を突くこともあったし
お布団からもそれはしたので、カバーをこまめに取り替えたり気が付かれないよう
消臭剤を使ってみたけど、変わりがなかった。
さらに元嫁からもらったコロンを、昼間付けるならまだいいのだけど
お風呂上りに付けられたりすると、コロンと義弟の匂いが
まったりとしたハーモニーとなって、鼻の奥に残ってしまい気持ち悪くなってしまう。
コロンを付けた直後は、部屋中にその匂いが充満して女中部屋にいても匂う・・・
と言うか、とにかく鼻についてダメだった。
私自身がコロンや香水を付ける習慣がないから、寝る前のコロンはどうしても受け付けない。
「悪いけど、寝る前のコロンはやめてくれるかな?私にはコロンや香水を付ける
 習慣がないから、気持ち悪くなっちゃうんだ」
「だって~、これを付けて寝ると落ち着いて眠れるんだもん」
あの離婚の時の、元嫁の手紙を思い出して不愉快になった。
その後も同じことを伝えたけど、毎日ではなくふと思い出すとまたコロンを付ける。
主人は義弟の匂いよりも、コロンの匂いに耐え切れず
「憲児!寝る前にそのコロン付けるな!気持ち悪くなる」
それでも主人がいない時に付けることもあり
「悪いけど寝る前のコロンはやめて。けんちゃんにまた怒られるよ」
そのうちに、付けることをやめてくれた。

ある時義弟の匂いのことを、私の弟に言ってみたことがある。
「ねえちゃんさ、実家に行ったとき親父の匂いってわかる?」
「おとうさんの匂い?」
「Hがさ、実家に行くとお義父さんの匂いがするって言うけど、俺にはわからないんだよ」
「おねえちゃんにもわからないな~」
だけどこれで、主人がわからない理由が私なりに納得することが出来た。

私なりの解釈だけど、加齢臭と呼ばれるものって、元々その人が持ってる体臭が
年齢と共に代謝も落ちて、その匂いがキツくなるのではないかと思う。
私も弟も、小さい頃から父の匂いを嗅いで育ってきてるわけで
私にいたっては、小学5年生まで父と一緒に寝ていたから
その匂いを嗅ぎながら、寝ていたことになる。
その匂いは父から離れても、潜在意識の中に残っているから少々匂いがキツくなっても
私や弟に、父の匂いと言われてもわからない。
義妹は初めて嗅ぐ匂いだから、それは敏感に感じ取るのではないかと思った。
そう考えたら、主人が義弟の匂いに鈍感なのも納得ができた。

人間が出す匂いだからしょうがない。そう思いながらも結構なストレスにもなっていた。
お風呂上りなら、シャンプーや石鹸の匂いがしてもいいと思うのだけど
やっぱり義弟の匂いは消えない。
ちゃんと洗ってるのか?本当に石鹸を使ってるのか?不思議だった。

2.3年経ってから、主人にも義弟の匂いがわかるようになってきた。
「俺が夜勤で2.3日、風呂に入れなかった時と同じ匂いだ」
主人はそう言ったけど、私も彩佳も
「けんちゃんの匂いとは違うよ」「おとうさんの匂いじゃないよ」
主人と義弟の匂いは、まったく違うと私も彩佳も思っている。

一緒に食事をしてた頃、主人が1度だけ匂いのことを言ったことがある。
「お前、身体ちゃんと洗ってるか?匂いがするぞ?」
「えっ?・・・あんちゃんだって匂うじゃねえかっ!」
「俺?俺匂うか?」
私に振ってきたので
「いや、けんちゃんの匂いはしないけど、弟くんは結構するよ」
「なんだよ!うるせえなっ!」
「身体をちゃんと洗ってるかって聞いてんだよ。手でこすってるだけじゃ
 ダメなんだよ。ちゃんとタオル使って洗えよ」
「洗ってるよっ!」
この後、女中部屋で話した時
「言ってもダメだ。注意したってあれだろ?自分で治す気がねえもんな」

これは確かにそうだった。
何か注意をすると、必ずと言っていいほど
「あんちゃんだって・・・」「恵子ちゃんだって・・・」
自分だけじゃないと言うけど、そんなことを言ってるわけじゃなく
ちゃんと身体を洗いなさいと言ってるのだけど、結局聞く耳を持たなければ
治そうとも思わないのはしょうがないことだと思う。

去年からお風呂を1日に置きにしてもらった時、夏場の汗をかく季節だけは
毎日入ってもいいようにしようかと、主人と話したけど
「毎日入っても同じだよ。ちゃんと身体を洗ってねえんだから。それよりも光熱費だろ?」
私も匂いよりも光熱費を下げることの方が重要だったから、夏もそのまま
1日置きで、入ってもらうことにした。
「だけど、私も冬は1日置きだったけど夏は毎日入りたいし
 私だけ入ったら、不満が出るんじゃないかな?」
「ここは誰の家だよ。お前がなんで憲児に遠慮するんだ?
 俺がいいって言ってるんだからいいの」
そうか・・・確かに言ってることはごもっとも。
だからそういうことは気にしないことにした。

部屋の模様替えをしている時、もう一つの匂いの原因を見つけた。
義弟はお散歩に出ていないのに、和室にいると義弟の匂いがする。
お布団も消臭剤を使ってるし、部屋に染み付いてしまったのかと思っていたけど
それは義弟の着ているジャケットからの匂いだった。
冬用のダウンジャケットともう1着、それに春物のジャケットからもしていた。
義弟が来てから、何度も
「そろそろクリーニングに出した方がいいんじゃない?」と言っても
「いい」と言われれば、まだ遠慮もあったからそれ以上強くいえなかったけど
今回は私が親しくしているお家で、クリーニングもやっていたから
強制的に全部持って行かせることにした。
「匂いが気になるって言ってたけど、わかったわ。あの匂いはキツいわ」
数日後、クリーニング屋さんのママに会ったらそう言われた。

そして、匂いよりも光熱費を選んだことで私の気持ちも変わり
「あら~、今日はまた強烈だわ」
などと、笑えるようになった。


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わんこ達のこと

2007.04.21 (Sat) 義弟との日々の出来事

旅行が確実になったことで、楽しみが出来た。
そうなると毎日にも張り合いが出てくる。
義弟の小さなリハビリやお散歩前の声かけ運動も、せっせとやっていた。
もちろん気持ちの浮き沈みもあったけど、私なりにいろいろ考えながらやっていた。

それまでなんとか片付けて、セミダブルのお布団をやっと敷ける程の
スペースしかない女中部屋を、もう少し広くしたいと思った。
和室にはベッドしか置いてないから、リビングも明け渡し和室も義弟が一人で使っている。
どっちが居候かわからないってことは、気持ち的にそれだけでイライラするときがあった。
それを少しでも解消したいし、女中部屋は居間兼寝室になっていたから
彩佳がいれば、大人3人犬2頭はあまりにも密度も高い。
「女中部屋の荷物を少し和室に移動して、和室の一角に弟くん専用コーナーを作る」
「別にいいんじゃない」
だからと言って、主人の手が空くのを待ってるといつになるかわからない。
かといって、寝っころがった状態の義弟がいると邪魔臭い。
なので、義弟にも手伝うように言って模様替えをした。
リビングのあちこちに置いてあった義弟の物は、和室の一角にまとめて
「これからは、ここに自分の物や買って来た物は置いてね」
「自分の場所なんだから、掃除も自分でやってね」
そんなことも言いながら
「そこ、雑巾で拭いて」「自分のCDもほこりかぶってるよ」
「買ってきたの物は、ビニールから出してこの箱の中に入れるんだよ」
などなど、片付け方も教えたりした。
平日、3日ほどをかけて模様替えは完了、ベッドも壊して粗大ゴミに出し
お布団にすることで、お布団をたたんだり敷いたり、立ち上がったりすることも
リハビリにつなげることにした。
もう本当にほんのちょっと広くなっただけだけど、それは気分が良くなった。

義弟の行動は、どこか押し付けがましいところもあった。
熱を出した時も、ポカリを買ってきてもらったら
「早く飲みなよ。せっかく買ってきたんだから」
「重たいのを一生懸命買ってきたんだからさ~」
それは子供と同じ感覚なのだろうと思うけど、時々付いていけなくなるときもあった。
私はほとんど間食をしないから、お菓子を食べるということもほとんだない。
たまに甘い物が食べたくなる時もあるけど、義弟の食べるような駄菓子系の物は
滅多に食べることはなかった。なつかしいとは思ったけどね。
義弟はたまに私にもコーヒーやおかしを買ってきてくれる時もあるけど
「ありがとう」ってもらい「美味しいね」と言うと、いつまでも
その買ってきたくれた物について、過去の話からさかのぼって話し続けた。
「ねっ、ねっ、美味しいでしょ?でしょでしょ?」
と何度も感想を聞いてきた。
その時食べたくなければ「後で食べるね」と言うと
「何でだよ。今食べればいいだろ?せっかく買ってきたのに」
と拗ねて、食べた感想やその後の感謝の言葉をほしがるところがあった。

それはエリー&なつに対しても同じだった。
お散歩から帰ると、まずはごはん。足拭きが終わった後エリーはすぐお水を飲む。
その間に、私はなつの足拭き。エリーはお水を飲み終わると定位置で座って待つ。
その日はお水を飲んでる音で、水があまり入ってないのがわかった。
「エリーちゃん、待って!今水入れてやるから」
義弟がそう言いながら、お水を入れ替えてくれたんだけど
エリーはもう満足したようで、ごはんを食べるいつもの場所に移動しお座りして待っていた。
「エリーちゃん、水入れたよ。早く飲みな!はよはよ」
エリーはもうごはんモードに入っているから、ひたすらフードボール眺めてお座り。
「エリー!水飲みなって!せっかく入れ替えたんだから!」
「エリーっ!水飲まないのかよっ!」
なぜか、怒り出した。
犬に水を飲めと強要したところで、飲みたくなければ飲むはずもない。
こういうことは、よくあることだけど
「エリーは今、ごはんを食べたいんだよ。
 お水も飲みたきゃ飲むだろうから、飲めって強要しても飲まないよ」
「だって、せっかく入れ替えてやったのによ!ちくしょっ!!」
「なんでお水を飲まないくらいで、そんなに怒るの?飲みたくなれば飲むってば」
「そうだよね~、エリーちゃん、ごはん食べたら飲むんだよ~」
いきなり猫なで声に変わった・・・でもその後・・・
「恵子ちゃんの言うことは聞くのに、俺の言うことはちっとも聞かない!」
「そんなの当たり前でしょ!毎日世話してるのは私で、弟くんは何もしてないんだから」
「そうだけどさ~」
自分の言うことをあまり聞かない、特にエリーは苦手だ。
大型犬だから、ヨダレもすごい。それが自分にかかることも嫌がった。
なつは八方美人なところがあるから、義弟に呼ばれればトコトコと行く。
だから義弟は、エリーを無視することもありなつを可愛がった。
エリー&なつ絡みの出来事もたくさんあった。
その日私がお風呂から上がると、義弟の右になつが座り、左にエリーがフセていた。
しかもエリーはヨダレのつらら付きだ。
「あげないでって言ってるのに、またあげたでしょ!」
「俺は知らんがな」
「じゃあ、なんでエリーもなつもそこに座ってるのよ。もらったから座ってるんでしょう」
「やってないよ!」
そう言った後、オニオンスープの入ったカップをエリーの口元に持って行き
「これはたまねぎが入ってるから、食べれないの!ほらっ!ほらっ!」
エリーの鼻先にカップを付けるように持っていく。
エリーは「よし!」がないから、ひたすら顔をそむけて耐えていた。
こういうことは、エリーにしかやらない。それを見て、ブチ切れた!
なつは何かもらったかもしれないけど、エリーはおそらく何ももらってないんだと思う。
なつがもらったのを見て、自分ももらえると思ってひたすら待ってたんだと思う。
エリーはそういう子なんだよ(/_<)
「そういうことやらないでって言ってるでしょ!
 たまねぎが入ってるのに、もし舐めたりしたらどうするつもりなの?
 だいたいなにかあげたから、そこに座ってるんでしょ!犬は絶対に嘘は付かないの!
 エリー!なつ!こっちに来なさい」
頭からカッカッと噴火した。
なつには絶対にやらない、エリーにだけ時々こういうこともした。

我が家は夫婦揃っての犬バカ夫婦、とにかくエリー&なつの健康管理には
気を遣ったし、フードも専門家に聞いて選んで与えていたし
おやつも使っている材料を必ずチェックしていたし
病院での健康診断も定期的に行っている。
一方義弟と元嫁もマルチーズと一緒に住んでいたけど、ハンバーグを与えることも
あると言ってたし、一度みんなで焼肉を食べに行ったとき焼いたお肉を持ち帰り
お土産だと言って、わんこに与えていた。
ハンバーグにはたまねぎが入っているし、焼肉屋さんのお肉は味が付いていて
ネギだってタレ中に入ってる。
「ちょっとだから、大丈夫でしょ」というのが二人の答えだったけど
我が家では考えられないことだった。
義弟はそれが、なかなか抜けないようでハンバーグを夕飯で出した時は
特に注意が必要だった、隠れてなつに与えてしまうから。
これは女中部屋で、食事を摂るようになってからエリー&なつも
女中部屋にきてしまうし、義弟がこっそり呼んでなつが走っていくときも
主人も私も厳しく義弟に言うことでもらえないと学習したエリー&なつは
食事の時義弟の側にいかなくなった。
私達とは違っていても、犬好きであることには変わりない義弟には
ちょっと可哀想だったけど、エリー&なつが病気になってからでは遅い。
エリーやなつが、ちょっと横切っただけでも転ぶことのあった義弟。
あわててエリーやなつが、逃げるということも何度かあった。
「だから筋力付けろって言ってんだよ!もしエリーとなつに何かあったり
 ケガでもさせたら実家に行ってもらうからな。ここには居れないと思えよ」
エリー&なつに関わることには、ものすごく文句を言った主人。
私もそれは徹底してたから、やっとこの頃からやらなくなった。
やると怒られると判断したのだと思う。

けれどエリーは、義弟がけいれん発作を起こすと
私より先に飛んで行き、義弟をペロペロしながら私を見つめて心配そうにしている。
なつは周りを走り回り、吠え続けてしまうのだけど・・・
それは今でもそうだけど、義弟はエリーにペロペロされるのを嫌がるので
発作が起きた時は、エリー&なつは寄せないようにはしてるけど
エリーにはそういうところがある、優しいわんこなのを
義弟にはわかってほしいと思うことがある。


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わんこと旅行

2007.04.20 (Fri) 義弟との日々の出来事

前の年の年末から、主人が旅行に行こうと言い出していた。
トラックの車検時期を利用して、2泊3日で行こうと言った。
義弟を連れて行くなら、念のために車椅子を持っていかないといけないと言うと
「憲児は連れて行かないよ」と言い出した。
義弟が来たばかりの頃、主人から言い出して旅行も続けて2回行ったり
海にも出かけたりしたけれど、元嫁のところに泊まりで出かけるようになってからは
それも言わなくなっていたけど、4ヶ月ほど元嫁の所に行かなくなり
また旅行の話が出たけれど、その時私達との旅行より元嫁を選んだことは
主人なりにショックだったのかもしれない。
それ以降、旅行のことは言わなかったけれど
「旅行に行こう。もう俺たちは俺たちで楽しもう。
 エリーとなつだって、確実に俺たちより先に逝くんだ。
 エリーとなつとの、思い出を作りたい」
突然そんなことを言い出したから、ビックリした。
何しろエリー&なつ命の主人、エリーが7歳を迎える年シニア世代に入る年。
飼い主にしかわからない程度の衰えも感じたりしていたからかもしれない。

最初主人は、義弟を留守番させようとしていた。
一人暮らしを考えてるなら、2泊3日一人でやらせてみればいいと言った。
これには、私が反対した。
一人でなんて、今でさえ見てなければいなければいいやで
やってはいけないことをやってしまうのに、帰ってこないとわかったら
何をするかわからない。
座椅子に寝たまま、お腹の上にタバコ盆(タバコと灰皿を乗せたお盆)を乗せて
ボーッとタバコを吸ってるのを、何度か注意もしているのだから
間違いなく寝タバコだってやりかねない。
火事でも出されたら、大変なことになってしまうからだ。

当時自分の母親が脳動脈瘤で手術した後、ずっと自宅介護をしていて
義弟と同じような症状もあり、情報交換もしていた友達がいる。
その友達からも
「絶対無理!一人でお留守番は私も反対!」
旅行の話をすると、主人にもそう言って反対してくれた。

私は行くなら義父に預けたい。お留守番なら私は行かないと言った。
「そこまではしないだろう?」
旅行を言い出した頃は、そう言っていた主人だったけど
やっぱり無理だと言うこともわかって、義父に預けることに同意した。

トラックの車検の予定がはっきりしたところで、わんこ連れOKのペンションに
予約を入れて、主人が義父に電話を入れた。
「6月25日から2泊3日で旅行に行こうと思ってんだけど
 25日から7月2日までの1週間、憲児を親父のとこで預かってくれねえか?」
義父の電話の声が大きいから聞こえちゃったんだけど、開口1番
「ボケてねえだろ?」
「ボケちゃいねえよ」
聞いてて思わず噴出してしまった ( ̄m ̄)プッ
70歳の親父が41歳の息子を「ボケてねえだろ?」って・・・( ̄m ̄*)
笑うとこじゃないかもしれないけど。
「なんちゅう会話じゃ!」
思わず主人に突っ込みを入れて、大笑いしてしまった。

「俺たちも憲児が来てから、家族旅行もしてないからよ~
 恵子もストレスがたまってるし、たまには家族サービスもしたいから」
義父も快くOKを出してくれて、旅行は決定になった。
ついつい電話してる主人に
「朝は7時に起こすよう言って」
「1時間ぐらいは、外歩くように言ってって言って」
「発作が起きた時のことも言っておかないと」
預かってもらえるとわかったら、今度は心配事がたくさん。
また近くなったら、連絡するということで電話を切ったんだけど
「いちいち言わなくたって、あのオヤジは大丈夫だよ。
 普段どんなだか、何も言わない方が、親父も身に沁みてわかるからいいんだよ」
電話口であ~じゃこ~じゃ言うから、主人に怒られてしまった。

義弟には、間近になってから主人から話すことにした。
義弟が義父を大嫌いなことはわかっていたから、少々の罪悪感もありながら
「旅行前に一悶着起きなきゃいいけどね。行かないって駄々こねるかもよ」
「憲児の意志は関係ないの。強制的に連れて行く」
そんな話をしていたけど、またまたこれが部屋探しにへと発展して
会社に迷惑をかけることになってしまった。



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2面性

2007.04.20 (Fri) 義弟との日々の出来事

この『ヤキモチ事件』の後、主人が1週間家にいてくれたことは
私にとって精神的にとても楽だった。
自分の気持ちを立て直すことも出来たし、義弟のこともじっくり話すことも出来た。

痛い痛いと言ってはいるけど、他がなんともないのでジッとしていられない主人は
自分でコーヒーを入れたり、飲み物を取りに行ったりもしていた。
コーヒーを入れてる主人を見て
「エリー、おとうさんのお尻の匂い嗅いであげなさい」
と、わざとエリーを仕掛けたりした。
「てめ~、人が弱っている時に・・・エリーやめなさい!」
「何言ってるの!弱っている時こそチャンスじゃないか!」
「弱っている時こそ、いじめるのが我が家流だからな」
「そうそう、我が家の掟は守らないとね」
こういうコミュニケーションは、我が家では普通に行われ笑いのネタになる。
そこに義弟が
「俺は、そんなことないよ。あんちゃん痛いだろうな~と思って
 代われるものなら代わってやりたいって思ってるよ。あんちゃん、大丈夫?」
主人と2人笑いが消え、固まってしまった。

義弟は時々、こういう優等生的な発言をした。
MRⅠを忘れてしまった日、病院から電話が来た時も義弟はお散歩に出ていていなかった。
帰ってきた義弟に、MRⅠを忘れてたことを話すと
「えっ?そうだっけ?」その一言で終わりだったのに
担当医には、大袈裟にあやっまたりする。
たまにみる義弟のこういう2面性は、ちょっと不愉快になるときがあった。
「Aの外面が良かったおかげで、俺のメンツは保たれた」
義弟の離婚が決まった頃、そう言ってたことがあったけど
「ああいうところは、Aちゃんソックリだな。あれは障害じゃねえぞ。性格だ」
主人はそう言っていた。
障害と性格の区別って、どう付ければいいのだろう?
その時からずいぶんと考えているけど、今でもわからない。

ずっと女中部屋で過ごしていた主人が、トイレや飲み物を取りにリビングの方に行くと
「どうなの?まだダメ?」と毎回のように聞くために、主人が
「そんなにすぐに良くならねえよ」と怒鳴られていた。
本当に心配なのだろうけど、言わなきゃいいのに余計なことまで言ってしまう。
「あんちゃん、薬はマメに飲んだ方がいいよ」
「薬をマメに飲んでどうすんだよ。時間通りにに飲まなきゃダメだろ」
「そうだけど、ちゃんと飲んでんの」
「飲んでるよ」
「じゃあ、なんでそんなにいつまでも治らないんだよ。薬飲めば、普通すぐ治るだろ」
「すぐになんか治らねえよ。うるせえな~」
「そうだよな、すぐには治らねえよな~」
主人は不機嫌な顔で女中部屋に戻って行く。

主人が家にいると義弟は緊張しているから、心配してるってことを
アピールをしてたんだと思うけど、こんなとんちんかんなこというから怒られる
私も口うるさいけど、この頃には主人もかなりキツい物の言い方をするようになっていた。

病院でも、俺はイジメられてると言っていたけど、あれは本心だったと今でも思う。
スイミングに通い始めてから、同じことを人に話してるのを聞いた。
人に話すときは、絶対自分を悪く言わない人だから。
ムッとはしたけど、たぶんそう思われているだろうと思っていたし
鬼兄嫁で結構!と思って、やっていることだから気にしないことにして
次の対策を考えはじめていた。

主人とも相談し、もし次にまた部屋探しのことを言い始めたら
本当に部屋探しに行ってもらおうと話していた。


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ヤキモチ

2007.04.20 (Fri) 義弟との日々の出来事

その土曜日、主人は会社の人達と飲み会だった。
待ち合わせにまだ時間があるからと、女中部屋で彩佳も一緒にテレビを見ていた。
主人も私も、お互いの携帯を見るということはなかったけど
主人がお風呂に入っていたり、トイレに入っていたりする時は
相手が会社や会社の人、友達だったりすると、私が出て対応することもあった。

主人の携帯が鳴った時、主人はトイレに入っていたので会社の人だろう思い
主人の携帯を見ると、女の名前だった。
「ん?誰だっけ?」
仕事の話しでも、飲み会の話しでも、相手が男でも女でも
その日あったことを結構細かく話してくれる主人だったけど、その名前は初めてだった。
そこに主人が戻ってきて、電話に出たのだけどいきなりあたふたとして
行ったり来たり、落ち着きなく歩きながら話しだした。
「なんだ?おとうさん?」
彩佳の方が先に不思議がって、電話を切った主人に突っ込みを入れた。
「なにあわててんの?おとうさん?」
「何がだよ。靴下を洗濯カゴに入れてきただけだろ」
「怪しい・・・」(私)
「何が怪しいんだよ。今日行く所の飲み屋のねえちゃんだよ」
彩佳と二人で、ジト目で見てやった。

後で主人が言うには、私がやきもち妬きなのを知っているし
その人から電話が来るとは思っていなかったらしく
一瞬「ヤバイ」と思ってしまったらしく、挙動不審になったらしいのだけど・・・
私が名前を知らなかっただけで、この人の話も主人はしていたことも後でわかった。

だけどこれが少々疲れていた私の心の、妄想の箱をオープンさせた。
もう義弟のことを考えてる場合じゃなくなった。
私の想像は、新幹線よりも早くジェット機も追い抜き
妄想と合体して、それはそれは大きな不信感へと膨らんだ。
だけど主人がそういうことをする人じゃないってわかってるんだ。
頭ではわかってることが、気持ちで理解が出来ない。
主人に直接言わないから、さらに妄想が広がっていく。

それでも次の週は、主人と彩佳と3人で飲みに出かける約束になっていた。
だからそれに行けば、自分のこの妄想もしぼむだろうと思っていた。
ところが木曜日になって、土曜日に会社の人と飲みに行くかも・・・と言う電話が入った。
これに私が思いっきり不機嫌な態度を取ったために、主人がキレてケンカになり
その日帰ってきても、口も聞かずに過ごすことになった。
それがまた私の気持ちに拍車を掛けて、すっかり悪循環になっていた。
このままじゃ、義弟と一緒にいられない。
言葉ではうまく言えないから、手紙に書いた。
「今日の飲み会は中止でいいよ。会社の人達と出かけてください」
そんなことも書いて、会社に置いてある主人の車に置いて
そのまま、ちょっと用事を済ませてから家に帰ると、もう主人が家に帰っていた。

その時の日記から抜粋。

「どうしたの?腰やっちゃった?」
「仕事が無いだけだ。今夜行くんだろ?」
手紙には、中止にしていいよって書いたのに受け止めてくれたのかな?
その日は、彩佳も一緒だったからお互いに手紙のことには触れず
いつものように・・・いや、私はいつもとは違って見えてたと思う。
でも主人も彩佳も、いつもと変わらずに接してくれたんだよ。
そして、昨日の夜になって主人から切り出してきたんだ。
「お前はいったい何を悩んでんだ!言ってみろ!」
その言葉から、話は始まった。
「まったく、くだらないヤキモチ妬きやがって」
「そういうことじゃないよ」
「じゃあ、なんだよ!言ってみろって言ってるだろ」
そうなると、女はすぐに泣く。
若い頃なら涙も武器になっただろうが、この年になって泣いても
ただババッチイだけだとわかってるけど、もう止められない。
泣くのをガマンしようとするから、しゃくりあげる。
おまけに女房の涙に亭主がひるむはずもなく、その状態で話は続いて行った。

「私はこのままでいいの?ちゃんと女だと思ってる?」
「お前、俺の女房だろ。女じゃなくてなんなんだ?」
「ただのババアかと・・・」
「バカか。。。お前は。。。」
「だっていつもいつも髪はボサボサで、帰ってくれば弟くんのことばっかり言ってるし」
「そんなの俺も同じだろ。いつも真っ黒でヒゲ面で、仕事のグチだって言うだろ」
「それは仕事じゃん」
「だからお前も同じだって言ってるの。憲児のこと毎日看てるんだろ」
「そうだけど、いつもこんなだから外で綺麗なおねえちゃん見てくるじゃん。
 もう帰ってくるのが、イヤになっちゃったのかと思ったの」
「あのな~、綺麗なおねちゃんは綺麗なだけなの。それ以上どうするつもりもねえよ」
「そんなのはわかってるの。飲みに行くのも朝帰りするのも別にいいの。
 そうじゃなくて・・・」
「お前は俺が選んだ女房なの。今のままでいいの。
 俺はね、自分の大事なもの守るべきものはちゃんと知ってるの!」
「わかってるけど・・・」
「飲みに行ってても、朝帰りしても、憲児のこと任せてるんだから
 お前のことはいつも考えてんだよ」
ここまで言われると、おばちゃんのババッチイ涙は一応嬉し涙に変化する。
「こんなくだらないことで悩んでたんだって、バカだね~おかあさんは。
 まだまだおとうさんのことわかってないよな、なあ~エリー?」
さらにおばちゃんの涙は止まらない。。。
「お前はね、なんでも一生懸命やるのはいいけど、余計なことまで考えて自爆するの。
 いっつもそう・・・憲児のことだって、放っておけっていつも言ってるだろ?
 だけど自分が納得出来ないから、突っ走って玉砕する奴なの」
エヘヘ・・・ちゃんと私のことわかってるんだ。

本当にバカだね~、一人で大騒ぎしてたんだから。
涙でババッチイ顔をそれなりにちゃんとしてから
リビングに行こうと思っていたら、お風呂から上がった主人が
「おれのケツ、大変なことになってる」
「ちょっと見せてみな」
おケツの穴の下に、ソラマメ大の塊りが・・・
今日病院で『血栓性外痔核』と判明して、切ってきたけど
さっきまで泣いてたおばちゃんが、主人のおケツの穴を見てるんだから
私達夫婦っていったい・・・(*⌒m⌒*)ぷっっ♪

苦しんでいる時に、ちゃんと向き合ってくれる主人でよかった。
ちゃんと私を見ていてくれて、よかった~♪


この後、『痔』のために長時間座っていることが出来ず、1週間仕事を休んだ。
休んでる間に、その飲み屋のねえちゃんからまた電話が入った。
私の横で、そのまま対応している内容はどうやら何かを相談しているようだった。
電話を切った後、その話しの内容まで話しだした。
話してくれる方が、安心できるんだよね。私は・・・
その内容で、前から聞いてた人だとわかったんだ。

この話、今ではすっかり我が家の笑いのネタになっている。
「まったく、こんなカッコいいとうちゃんを持つと、かあちゃんは心配が尽きないよな」
「どこがカッコいい?かあちゃんにはケツメド開いて見せるくせに」
「他の女の前で、ケツメド開いて見せたら変態だろ」
「ある意味変態だけどね(笑)オヤジはオヤジだ!」
「わかっとるわい」
とまあ、こんな感じでしょうか・・・(≧m≦)


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間違った判断

2007.04.20 (Fri) 義弟との日々の出来事

去年の4月、義弟の会社の人事異動の時期。
前の年で義弟が倒れてから、5年が過ぎた。
その時から我が家では、いつ会社をクビになってもいいよう覚悟を決めている。

その月もMさんが我が家を訪ねてくれたのだけど、この日のMさんはいつもと違っていた。
ちょうどその1週間程、朝もなんとか起きてたし
前回の診察日はバスで行って来ることも出来たので
私は少し義弟を擁護するようなことを言っている。

この日の日記を転記しよう。

コーヒーを入れた後、私はパソコンに向かった。
「いやさ~、Mちゃんから電話が来るとドキッとするんだよ」
義弟のこの言葉から始まった。
以下、Mさんと義弟の会話・・・時々私も会話に乱入。

「ケンちゃんさ、俺の電話でビクビクしてるなよ。
 何かあれば、T部長から連絡入るんだからさ。
 だいたい俺の電話でビクビクしてないでさ、毎日リハビリしてるのかよ?
 朝だって起きれないんだろ?」
「あ・・・朝は1000円罰金にしたら、今はなんとか起きてますよ」(私)
「そうなんだ。。。リハビリは?」
「1時間歩いて来い、帰ってくるな!って追い出してます」(私)
義弟はうなずきなら聞いてたんだけど
「ケンちゃんはどう考えてるんだよ。正直部長とケンちゃんの話が出たんだよね」
「何の話?何話したんだよ」
「毎日何やってるんだって・・・
 朝は起きれないって言うしさ、リハビリだってやってるんだかわからないし
 俺だって、なんて言えばいいかわからねえだろ」
「だって、あれくらいの給料じゃねえか。俺が全盛期の頃は・・・」
「あれくらいってさ、ケンちゃん何もしてないのに、給料もらってんだぞ。
 会社だっていつまでもタダで給料払えないんだぞ」
「なんだよ。まさかMちゃんに、そんなこと言われるとは思わなかったよ」
「そんなことってさ、悪いけどシビアに行かせてもらうよ。
 もう7年くらい経つんだよ。その間給料払ってるのだって
 会社としては、特例中の特例だよ。
 この後、誰かが同じようになったとしても、同じことは出来ないんだぜ。
 ケンちゃんが復帰してくるの待ってるんじゃねえか。
 ただ毎日ゴロゴロさせるために、給料払ってるわけじゃないよ」
「そうだけどさ~」
「それに、日曜日Ⅰに電話しただろ。引越しの時は手伝ってくれって。
 それだって順番が違うだろ。なんで俺に先に連絡しないんだよ。
 Ⅰだって困って俺のとこに、どうしましょう?って電話が来たんだぞ」
「Ⅰさんにそんな電話してるの?」(私)
黙ってうなずいた義弟。
「それだって順番違うじゃん。Mさんに先に言うのも当たり前だけど
 私達・・・というよりけんちゃんにだって言うべきでしょ?」(私)
「きちんと体力も回復してないのに、アパート借りるってさ
 先にやらなきゃいけない事だってあるだろ」
「あ~でもこの前病院に行く時はバスで行ったんですよ。
 少しずつでも一人でやれるようにしなくちゃと思って強制的にバスで連れてったんです」(私)
「あっ、そういうことも始めてるんだ」
「そうだよ、今はバスで行ってるんだよ」
「この前1回だけですけどね。次は一人で行ってもらおうと思ってます」(私)
「そういうこともやってるんだ。それなら俺だって話しようがあるよ。
 何もしてないんじゃさ、なんて言っていいかわからないからさ」
「これが出来たら、電車にも乗れるようにと思ってますけど」
「そうなんだ。ケンちゃんさ、しっかりリハビリやってさ
 仕事復帰できるようにがんばってくれよ。
 新人入れるよりさ、ケンちゃんが復帰してくれた方が良いんだぜ。
 本当に引越しできるようになったら、会社の車だって出すし
 みんなで手伝うよ。だけどそれよりも先にやることがあるだろ?」
「そうだよな~」
その後も義弟を励ます言葉を、いろいろ言ってくれた。
それから会社の話などになったから、私は黙って聞いてた。
義弟がトイレに入ると
「俺、ちょっとキツかったですかね」
小声でMさんが聞いてきた。
「いいんですよ。あれくらい言わないとわからないから」
それからもしばらく仕事の話をした後、Mさんは帰りがけ
「じゃあケンちゃん、さっきのことT部長に言っておくから
しっかりリハビリしてくれよ」
そう声をかけてくれた。

車まで送りながら、また話しをした。

少しでも前向きに取り組んでほしいという思いもあって、会社は給料を出している。
でもそれにあぐらを掻くようなら、会社としても対処せざる終えない。
みたいなことを言われた。
「こちらとしては、もう充分なくらいやってもらっているので会社の方針に従います。
 私達の言うことは聞かないから、Mさんに言ってもらえてよかったです。
 いくら違うと言っても、主人や私の話は聞かないから
 Mさんに言われたことで、少しは考えてくれると思いますから」
というような返事をした。
部屋探しのことも、義弟が会社のⅠさんという方に
前に人事で移動になった方が入っていた部屋が、いい部屋だから
その部屋をそのまま借りておくように言い、さらに引越しは手伝ってくれと
言ったようで、それに対してⅠさんが激怒したのだけど
もちろん義弟に直接言えず、Mさんに連絡が行ったそうだ。
その方がいつ移動になったのかは知らないが、今回でないことは確か。
話してることにも?だったろうし、いきなり引越し手伝えじゃ誰だって怒るよ。

「あんまり長く話してると、あとでケンちゃんから聞かれるんだよ。
 必ず電話が来て、何話したのか聞いてくるからさ」
そう言って、Mさんは帰っていった。

「弟くん、さっきの話しだけど、Ⅰさんに部屋探してくれって電話したの?」
「いや違うよ」
「じゃあ、なんて電話したの?」
「ほらHっていただろ?Hが入ってた部屋が、すごくいい部屋だから押えといてくれって」
「それで引越しの時、手伝ってくれって言ったの?」
「そう・・・」
「同じことじゃんよ!だいたい仕事にも行ってないのに部屋借りてくれって
 みんな仕事してるんだよ、自分の部屋探しに会社の人を使うなんて非常識だよ。
 部屋探しするなら、バス電車使って自分の足で探しなよ」
「・・・・・」
「だいたい仕事復帰もしてないのに、会社で部屋は借りてくれないよ」
「いや、頼めば○×□△※・・・」(何言ってんだ?)
「頼んだって借りてくれるわけないでしょ!常識で考えればわかることじゃん。
 弟くんが笑われるから言ってるんだよ」
「・・・・・」
「第一部屋借りるなら、けんちゃんの許可もらわなきゃ無理だからね」
「・・・・・」
「だけど、それより先にやらなきゃいけないこといっぱいあるでしょ」
いつものように返事はなし。

物事の順序がわかっていない。これは障害だとは思うけど、まいったね~。
その後、なにか考えてる風だった義弟が夜9時過ぎになって
「今日はあんちゃん、帰ってこないの?」
「帰ってこないよ」
「そうなんだ・・・」
たぶん部屋探しの許可をもらいたいんだろう。
出来ると思い込んでるから、困ってしまう。。。


けれど結局この後、主人にこのことを相談することはなかった。
私から話が行ってることをわかっていたのだと思う。
言えば怒られることも・・・

こんなことがあった後も、義弟の毎日は変わらなかった。
「Mさんにも言われたんでしょ!もっとリハビリしなくちゃ仕事復帰は無理だよ」
けれど義弟の頭の中では、Mさんが言った
「会社としては、特例中の特例だよ」
これだけが残ったようで、自分は特別と言う自信が付いてしまった。

「恵子ちゃんは、俺の仕事がどんなだかわかってんのかよ」
「そんなの知らないよ。私は常識で言ってるの」
「俺の仕事は肉体労働じゃないんだよ。筋力なんて関係ねえの。
 ここ一番って時に出て行けばいいんだから、ここ(自分の頭を指して)が勝負なんだよっ!」

「きみはその頭がイカレちゃってんだよっ!」
思わず突っ込みを入れてしまいそうな言葉を言われた時には
もうお手上げかもしれないと思った。

それと同じ頃、主人と私の間で問題が勃発した。
これによって、私はかなりのブルーモードに入り1週間ほど無気力になってしまった。


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バスに乗る

2007.04.20 (Fri) 義弟との日々の出来事

家の中で小さなリハビリを続けながら、少しずつステップアップもしてみた。

お散歩に出かける時、必ずその時間を義弟に伝えることにした。
「弟くん、今○時○分だよ。1時間歩いて来てね」
そういうと必ず自分の腕時計を確認する。だけど30分ほどで帰ってくる。
「まだ30分だよ。ちゃんと時計見てる?」
「見てるよ。俺の時計では1時間歩いてるよ」
時間が合ってないのかと思って、義弟の腕時計を調べてもちゃんと合っている。
この時はどうしてこんな嘘を付くのか?
出かけた時間を忘れるてしまうのかもしれない。
そんな風に思っていたのだけど、これはこの後わかってくることだけど
義弟には時計を読むことができなかったのだ。
それに時間の経過ということも理解していなかった。
そこに記憶障害も加わるから、私に時間を言われても忘れてしまうし
本人に記憶しようとする意思もないから、そこを言われると
出来ない言い訳を考えてただけだった。
だから、このお散歩は何度言っても家とコンビニの往復だけだから
30分弱で帰ってきてしまう。
義弟はお散歩に出かけると、必ずコンビニ袋を提げて帰ってきた。
中身は菓子パンやおかし・・・時折夕方一人でおかしを食べてる義弟がいた。

リハビリについては、「放っておけ」といつも言ってる主人も何度か説明をしてくれた。
その説明のたびに
「だって~。キツいんだぜ、本当に」
「お前な、キツいからってやめてたら、それ以上にはならねんだぞ。
 キツいとこ乗り越えるからできるようになるんだよっ!」
時々声を荒げてしまう場面もありながら、何度か説明はしてくれたけど
何にも変わらない義弟に
「俺はもう何も言わない。言ってもこっちが不愉快になるだけだ」
それ以降、義弟のことは関係なく、私自身が困る事以外は何も言わなくなった。

それでも私は、あきらめきれなくてあの手この手を試行錯誤した。
いつも病院の診察日は、私に行って来てと言い自分では行かない義弟に
「自分の診察日なんだから、自分が行かなくてどうするの?」
そう言って、一緒に出かけることにした。
お薬も私が取りに行ってたけど
「私のお薬じゃないよ。自分の物は自分で取りに行って」
待つのがイヤだとか歩くのはキツいとか言ってたけど、私は行かないと
きっぱり言い切ったので、しぶしぶながらも自分で行くようになった。
診察日も車で出かけていたけど、バスと徒歩で行くことにした。

初めてバスで出かけた日の日記をそのまま転記しよう。

昨日、3月13日は脳外の診察日。
昨日初めてバスに乗って出かけたから、その時のことをまずは書いておこう。

本当は6日MRⅠの時に、バスを使って病院に行こうと思っていたけれど
私まですっかり忘れてしまったために、昨日バスで出かけることにした。
コーヒーを飲み始めた義弟に
「今日はバスで行くんだよ。トイレ近くなるからコーヒーはもうやめなよ」
「は~い」
11時半予約だったけど、義弟の歩く速度や不測の事態に備えて10時には家を出発した。
わりとスタスタと歩く義弟の後ろを歩きながら、今年に入って
口うるさく言ってきた成果が少しは出てるのかな?って、ちょっと嬉しかった♪
すぐにバスも来て、乗り込む時運転手さんに
「すいません、座るまで発車するのを待ってもらっていいですか?」とお願いした。
見た感じが普通とあまり変わらないため、ちょっと不信な顔をしていた
運転手さんだけど、歩く姿を見て納得してくれたみたい。
シルバーシートは塞がっていたので出口付近の2人がけのイスに
おばあちゃんが座っていたけれど
「すいません(頭を下げて)そこに座って、いいからそこに座って」
キョロキョロしてる義弟を座らせた。
他にもイスは開いていたけど、何かあった時のために出口のところで立つことにした。
久しぶりのバスのせいか?なんだかはしゃいでるように見える義弟
「やっぱり市営のバスは、運転が優しいね」
「前の○○ハイツに住んでた時以来だな~、バスに乗るの」
なんだかベラベラとしゃべりまくってた。
終点まで乗ったのだけど、一つ手前のバス停も結構人が降りる。
義弟のことを気にしながら、止まったら避けなくちゃと思っていたら
「ここは出口なのよ、どいて!」おばちゃんに後ろから怒られちゃった。
到着してバスを降りる時、階段を2段降りる。
さっさと降りればいいのだけど、後ろで人が待ってると言うのに立ち止まり
相変わらずキョロキョロとあたりを見回し始めた。
「弟くん、いいからとにかく降りて!後ろ詰まってるでしょ」
よく見ればちょっと挙動不審なのはわかるから、周りにいた人もわかってくれたようで
頭だけ下げるとニコッて笑ってくれた。
バスを降りてすぐ、私を気にして振り返り転びそうになった。
「後ろにいるから、私のことは気にしなくていいの。前見て歩いて」
いつも余計なことを気にして転ぶんだよね。
駅の歩道橋には、エレベーターがついてる。
病院での待ち時間や帰りのことも考えれば、あまり無理しない方がいいから
エレベーターを使うように言うと
「昇りはいいんだ。降りる時が怖いから」
そう言って、歩いて昇り降りる時はエレベーターを使った。
何事もなく、それに義弟の歩き方もスタスタを歩いてくれたので
40分ほどで病院に到着、1時間近く早く着いてしまった。
いつも予約時間から1時間近く待たされるのだけど、この日はさらに待たされた。
よく話しを聞いてくれる先生だったのに、後でわかったことだけど
この日で担当医の先生が大学に戻るということで、診察が最後だったからだった。
11時半の予約だったけど、診察室に入ったのは1時少し前だった。
会計を済ませて、病院を出たのが1時40分ごろ。
待ち時間が長かったから、疲れてきたんだろうね。
帰りは昇りも降りる時も、歩道橋のエレベーターを使った。
始発でバスに乗るので、帰りはシルバーシートに座らせた。
車椅子用のバスだったから、降りる時もわりと楽に降りられたみたい。
マンションの近くまで来ると
「okeiちゃん、俺5階までガマンできないから、オシッコしてから昇るから」
「じゃあ、先に帰ってるよ」
どこでもトイレも困るのだけど、漏らされるよりはいい。

家を出てから、4時間半で帰宅。
「今度のMRⅠは一人で出かけてみたら?」
「そうだね、やってみようかな」
「そのためには、毎日ちゃんと歩かないとダメだよ」
「そうだね」
昨日は、よくがんばりました。
少しずつでもいいから、一人で外出出来るようになってくれると私も助かる。
弟くん、お疲れ様でした!


続けて診察の時のこと。

診察室に入りすぐに
「すいません、先週のMRⅠ忘れてしまって」と言うと
「具合が悪かったわけじゃないんですね?それならよかった」
そう先生が言ってくれた。その直後から義弟がベラベラとしゃべり出した。
「いや~、本当に申し訳ありません。病院から電話が来たとき
 本当にビックリしちゃって、首筋に冷たい汗が出ちゃって本当に申し訳ないです」
深々と何度も頭を下げるから、先生の方が恐縮してた。
私の方はビックリ!なんだ?この変わりようは?
まるでヒトゴトのようにしてたし、電話が来たときは出掛けてていなかったじゃないか。
本当にそう思ってたのか?
「具合が悪いわけじゃないならいいんですよ、次にまた予約入れますから」
「いや~、本当に申し訳ない」
義弟の後ろで、私がビックリしてる顔を先生が見てた。
「MRⅠとは関係ないんですけど、先生に聞きたいことがあるんです」
「なんですか?」
「会社で健康診断があって・・・」
いつものように余計な説明がダラダラと続いたけど
先生は笑いながら話を聞いてくれていた。
「問診の時に、耳鳴りがするって言ったら脳腫瘍の場合
 そういうこともあるって言われたんですけど、そうなのかな~と思って
 やっぱり先生にお聞きするのが一番かと思ったんですよ」
「弟くん、そんなこと言ってなかったじゃん」
「okeiちゃんに話してもしょうがないでしょ」
健康診断だって1月のことだよ。それを今か・・後ろでハア~と言う顔になる。
「いつから耳鳴りがするの?」
「もう半年・・・1年ぐらいだと思うんですけど」
またしても私、義弟の後ろで驚きの顔。
「ちょっと、この指を目で追ってみて」
頭を押え、指を立て右に左に動かした。
「考えられることは、耳の病気だね。
 これは担当外になるから、また別の科を受けるしかないんだけどずっと耳鳴りしてるの?」
「いや、寝る時にキ~ンって甲高い音がするんですよね」
「憲児さんの場合、前頭葉に腫瘍が出来たのね。
 聴覚からはほど遠いところだから、腫瘍は関係ないと思うよ」
「そうですか、それならいいんです」
その後、今回MRⅠの予約を忘れてしまったので映像はないけど
その前のMRⅠの映像を見ながら
「とりあえず変わった様子はないから、今のところ心配ないでしょう」
「あ~、よかった~」
「それでね~、申し訳ないんですけど、ボク大学の方に移動になってしまったんですよ。
 次の診察の時は、違う先生になってしまうと思いますが
 ちゃんとしっかり引き継ぎしていきますから、その点は安心してください」
「そうなんですか?すごく残念です」(私)
「だからね~、最後に憲児さんに会えてよかった。
 お義姉さんがいつも横になってばっかりだって言ってたけど
 しっかり元気に歩いて来られましたね」
義弟は顔の前で、手を右左に振りながら
「またそんなこと言って、違いますよ」
「何が違うの?今年に入ってから、毎日口うるさく言ってるんですよ。
 言わないとすぐサボるんですから、先生からも言って下さい
 ちっとも私の言うこと聞かないんですから」(私)
「憲児さん、歩くっていいことなんですよ。
 どんどん外に出て、いっぱい歩けるようにならないとね」
「違いますよ。義姉さんはほとんどボクをイジメてるんですよ。
 なんか言うと、すぐに文句ばっかり言うんですから。イジメとしか思えないですよ」
義弟の後ろで、またしても私ムッとした顔になった。
「何言ってるんですか!憲児さんの代わりに、お義姉さんがお薬取りに来たり
 心配していろいろ相談されてたんですよ。
 感謝して、お義姉さんの言うこと聞かなくちゃ」
「ハハハ・・・は~い」
義弟の後ろで私がする百面相を笑いながら見て、的確に話しをしてくれる先生なんだ。
「どんどん外に出て、たくさん歩くようにしてくださいね」
「は~い、ありがとうございました」
私も丁寧に挨拶をして、診察室を出た。

家に戻ると、義弟が
「普通はさ、MRⅠとか忘れるとさ、治す気あるのかって怒られるだろ?」
「えっ?そう?」
「そうだよ!でもあの先生怒らなかったな~、本当にいい先生だよ」
「だからいい先生だってずっと言ってたじゃん。弟くんは信頼できないって言ってたけど」
「いや~、オレ悪いことしちゃったな~」
なにを基準で良い悪いを決めてるんだか。。。
とってもいい先生だったから、移動になるのは本当に残念だな~。
次の先生も、よく話しを聞いてくれる先生だといいんだけど・・・


この後担当医が変わるのだけど、その担当医もよく話を聞いてくれる先生で
アドバイスもくれたりして、スイミングも始めることになる。

もしかするとバスで出かけたことで、間違った自信を持たせてしまったのかもしれない。
それがまた、部屋探しということになって行く。


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困った行動

2007.04.20 (Fri) 義弟との日々の出来事

義弟の困った行動は、時々心身ともにうんざりさせられる時がある。

まずは朝7時に起きれない。
人に起こされるのではなく、自主的に起きてほしくて
1000円罰金にすれば、少しは緊張感も出るかもと思ったけどまったく効果はない。
1ヶ月に25000円~30000円、貯まってしまうのだから
まったく起きれてないのがわかる。
だから結構な勢いで、この罰金は貯まっていった。
そして起きれない言い訳を、時々するのだけど
「いや~、目覚ましが鳴らなくて」
(6時過ぎから何度も鳴ってますが?)
「昨夜眠れなくてさ~」
(昼間あれだけ寝てるからね~、早い時は8時半遅くても10時にはお布団に入るし
 2時に起きて主人のお弁当を作ってる時も、イビキが聞こえてる時もあるし
 主人が作業服を取りに和室に入ると口を開けて寝ている時もあるって言ってるし
 お漏らししたおパンツもそのまま、トイレの中もビチャビチャのまま
 お布団に入ってしまうのでないかい?)
「おかしいな~?なんで起きれないのかな~?疲れてるのかな~?」
(1日30分しか外を歩いてこないで、後は寝てばかりだよ?あ、寝疲れかい?)
春になると、必ず言うのは
「春眠暁を覚えず・・・だから起きれないんだな」
(ではでは、春夏秋冬年中弟くんの場合、朝は春ってこと?)
もちろん、()内のことは全部本人に言ってることだけど
「痛いとこつくな~。なんだよ!うるせえな~、ちくしょっ!」
なんて、毎回逆キレされております。
朝は、今現在も罰金制だけどまったく起きれておりません。

余談だけど、この罰金をどうしようかと主人と話し合った。
一番最初は、30000円貯まったら『焼肉』と言ってたら
1ヶ月で、焼肉を食べに行くことが出来てしまった。
義弟を連れて行こうかと言ってたけど
「それじゃあ、罰金が貯まったら焼肉が食べれるって憲児は絶対勘違いする」
と主人に言われ、労い料でありがたく頂くことにした。
この罰金を使って、飲みに出かけたり食事に行ったりカラオケに行ったり
「これくらいの楽しみがあったって、罰は当たらないだろ」
そう言って、数ヶ月に1度その罰金を使わさせてもらうことにした。

お漏らしについても、困った行動はある。
夜中に漏らしたおパンツを、取り替えるまではいいのだけど
最初はそのままカーペットの上に脱ぎ捨てて、寝てしまった。
それを注意して、すぐ洗うように言ったら今度はコンビニ袋に入れて
どこかに隠しておくらしいのだけど、それを忘れてしまう。
夜中の物を次の日の夕方、もしくはその翌々日に洗うと言うこともあった。
「ここは賃貸だから、匂いが付いたら困るでしょ」
何度も説明はするのだけど、やる時やらない時がありどうしても眠気が優先された。
押入れは襖を外しカーテンを使っているのだけど、そのカーテンの向こう側に
隠してあり、木のレールがしっとりと濡れてしまってる時もあった。
これも今でも、ちゃんと洗ってたかと思うとやらないで隠してあったり
毎回注意しなければならない。

光熱費のことも同じだった。
経済的に余裕があるなら、光熱費のことでガタガタ言いたくはないけど
とにかく節約してほしいかった。
義弟はあえて高い温度に設定して、お水を出して温度調節をしていた。
シャワーの出が悪いと言うのが理由だけど、私達が使っていて
シャワーの出が悪いと思ったことは1度もない。
なので、それぞれに適温に設定して入っていたのだけど、思ったほど熱くならない時は
間違いなくお水が出ている。これを主人も私も何度も注意したのだけど
今度は出る時にお水の栓を戻していたのだろうと思う。
水道代に変わりはなく、25000円前後をずっとキープしていた。
もちろんそれに伴なって、ガス代も20000円近くになていた。
だけどやっぱり忘れる時がある、その度に注意するけど気が付くとやる。その繰り返し。
また義弟はとても神経質で、しょっちゅう手を洗いお湯を使うため
手を洗う時、洗面などではお水を使ってもらうようにしたけど
これは私がいない時は、女中部屋で過ごしている時など、目を盗んではお湯を使った。
これもガスを切り忘れたり、使ってるところに私が気が付いたりで
何度も注意したけど、やっぱり隠れて使っていた。
お風呂を1日置きにしてもらい、もちろんお水を出さないよう
お風呂に入るたびに注意、手洗いの時も口がすっぱく耳にたこが出来るほど
毎回言った結果、水道代が7000円安くなった。
私達の生活は何も変えずにいたから、義弟だけでこんなに使ってたんだと
これには正直主人も私も驚いた。
その領収書見せて説明をしたけど「え~っ?俺なの?」と言う返事。
その後でも、同じことを何度か目撃して何度も注意してたけど
次の時、また5000円近く上がった為にまた隠れてやっていることがわかった。
これはスイミングを始めることで、家でお風呂に入らなくなり
水道代が2万を超えることはなくなった。
手洗いの時は、まだ隠れてやる時がある。

細かいことを言えば、たとえばお風呂の換気扇。
マンションだと窓のないお風呂って、換気扇で湿気を出したり乾燥させたりすると思うけど
私は朝お風呂に入ったりすることがあるし、彩佳も朝シャンする時がある。
そういうことも考えて、換気扇を使っているわけだけど
要するに義弟には関係のない話になってくる。
でも洗面所でハミガキするとき、換気扇が回っていると寒いといって切ってしまう。
その後また点けてくれるならいいけど、それは忘れてしまう。
それを注意したら、次の言い訳は「もう乾いてたから」と切った言い訳する。
「どこが?」と聞くと「さっきは乾いてた」・・・そんなバカな理屈を平気で言った。

生活する上で、細かい困ったことはたくさんあるけど
何度も何度も、毎日のように言い続けているけど繰返すのは変わらない。

家の中だけでの困った行動なら、我が家だけの問題で済む。
だけどこの困った行動は、会社にも何度も迷惑を掛けていた。
いきなり電話をして、自分が倒れる前の仕事のことを聞いたり
そのためにすでに人事異動で、別の工場に行ってる人にまで電話をしたり
部屋探しのこともそうだった。
用もないのに、くだらないことで会社に電話をする。
迷惑だからとMさんの所に電話が入り、それが私のところに連絡が来る。
注意をしたら、今度は同じく私がいない時お散歩で外に出た時
私のわからないところで電話をするから、止めようもない。
電話が来るたびに、頭を下げることになる。
Mさんは別に私を責めることはない。けれど止めてほしいのはわかる。
こちらの気持ちとして頭を下げることになるのだけど
私のわからないところでやるから止めようがない。
結局本当に困ったとき迷惑なときは、Mさんから連絡が入るけど
それ以外は会社の方で、適当に対応してくれるようになっていった。
お給料を頂いてることも、携帯を使わせてもらってることも
会社の好意、善意でしていただいてることなのに
義弟にとっては当たり前で、どこへでも誰にでも携帯を使って長電話もした。

いないからやっちゃおう、見てないからいいや、わからないようにすればいいや。
これは私の目の届かないところでやるために、阻止しようがなかったけど
義弟自自身が忘れたり、私がいるのにうっかりやってしまったり
会社から連絡が来たり、必ず後でバレることになった。

何か言えば「は~い」と鼻にかかった甘えた声で返事をし
注意をすれば「ごめんなさ~い」と語尾が上がり
説明すれば「そうだよね~」と相槌を打っていたけど
何一つ聞く耳は持っていないと思う。
「は~いって返事したんだから、ちゃんとやってよ」と言うと
「なにが?」と言われ
「弟くんはごめんなさいで済むからいいよね」と言うと
シカトをして、黙ってしまう。
「そうだよね~って、ちゃんと聞いてるの?」と言うと
「聞いてるよ」「じゃあ今私なに言った?」と聞くと「えっ?」と固まる。
自分でやってみると言ったものの、これは本当に『根気と忍耐!時々噴火』
犬のしつけかっ!と一人で笑ったことがあるけど、辛抱強くなければ出来ないと思った。


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出来事

2007.04.19 (Thu) 義弟との日々の出来事

前の年の人事異動によって、義弟が一応所属しているⅠ工場には
義弟から言わせると、部下ばかりになってしまった。
Mさんがいた時は、Mさんがフォローしてくれていたので連れて行くことも出来たけど
それ以降、工場に連れて行くことをやめていたのだけど
健康診断の時期になって、また工場に行きたいと始まったので
その日は予定が入っていると言って断った。
会社から考慮してくれたのか?義弟から言ったのかはわからないけど
我が家から車で15分程のところにある工場の方で、健康診断を受けることになった。
いつも行く眼科やデンキ屋さんと、ほぼ同じ距離にあるので
リハビリも兼ねて、歩いて行って来るように、会社の人に送り迎えは
頼まないようにとキツく言ってあったのだけど
「だってさ~、工場長が迎えに来てくれるって言うから、最初は断ったけど
 断りきれなくて、頼むことにしたんだよ」
もしかすると、会社だって行き帰りに何かあっては会社が困ると思ったのかもしれない。
そう思って迎えに来ることはしょうがないが、帰りは歩いてこさせようと思っていた。
当日、8時に迎えにくることになっていたのに、相変わらず朝は起きれない始末。
人を待たせることも何も感じていない。
朝から口がすっぱくなるほど、声かけしても一向に急ごうともしない。迎えに来たのは8時15分ごろ、先に降りてリハビリのために帰りは
歩かせてほしいとお願いした。
その後義弟が階段を降りてきたのは、もう8時半を過ぎていた。
帰りもやっぱり送ってもらって帰ってきて、それも「工場長が・・・」と言っていた。
だけど、これも後で嘘をついていたことがわかった。

いつものようにMさんが我が家に寄ってくれた日。
お給料明細をいつもわざわざ届けてくれながら、義弟の様子を見に来てくれる。
その日は渋滞にハマるのを避けたいからと言って、明細書だけ届けてくれた。
車まで送りに行く中で、話しの中で
「健康診断の時も送り迎えをして頂いちゃって、申し訳ないです」
「なんかケンちゃんが歩くのはキツいって言ったみたいで
 じゃあ送り迎えしてやるからってことになったみたいだよ。
 工場長から地図をFAXで送ってくれって、連絡が来たんだ」
私に言ってたことと違っていた。

小さなリハビリを始めてから、3ヶ月が過ぎた頃
毎朝起こさなければ起きてこない義弟に、何か緊張感を与えることは出来ないかと考えた。
それで、ふと友達が言った言葉を思い出した。
「うちはエアコンの温度1度上げたら、1000円罰金取ってるよ」
節約のために、設定した温度を変えてはいけないと言う掟を作ったらしい。
なので義弟にもペナルティーを儲けようと思った。
「弟くん、そろそろペナルティー取ろうと思うんだけど」
「えっ?」
「毎朝毎朝、起こさなくちゃ起きれないんだから
 けんちゃんに相談して、起きれなかったら1000円罰金にする」
「いやだ!あいつに言えば、絶対やれって言うもん」
「言わなくても、実行するつもりだけど。
 毎朝起こす方の身になってくれる?起こし賃だね」
「1000円なんて、高いよ」
「100円じゃ、別にいいやってなるでしょ。
 1000円だから起きようって気になるんじゃないの?」
「そうか・・・じゃあ、やってやって」
なんだか突然軽い感じでノッてきた。もちろんそれは翌朝から実行した。
初めて実行した義弟とこんなやり取りになった。

「弟くん、7時!」
返事はするけど起きる気配なし。しばらくしてから
「起きて支度してよ!」
もう一度声をかけたら、やっと起きだした。
準備をしてリビングに出てきた義弟に
「1000円ちょうだい」
「えっ?100円にしてよ」
「だめ!1000円」
「なんでよ。1回目なんだから負けてよ」
起きれないから罰金制にしたんだけどね。
「だめ!最初からそんなこと言ってたら、次もそうなる」
「なんでよ~、負けてよ~。100円でいいでしょ?」
「だめ!1000円!イヤだったら、起きればいいことでしょ」
「ちくしょう!なんでだよ!なんで起きれなかったんだ?おかしいな~」
なんで?って、今日初めて起きれないような感覚だ。
しぶしぶ1000円くれた義弟だけど、その後ブツブツとなにか言っていた。
私はパソに向かっていのだけど、義弟がコーヒーを入れだすと
私の携帯に、天気予報のメールが入ってきた。
「ババア!なんか鳴ってるよ」
「今なんて言った?ババアって言ったでしょ」
「いや・・・早く出ろよ!」
「自分が朝起きれないから、罰金制にしたんでしょ。
 私は弟くんの兄嫁なんだよ。なんで弟くんにババア呼ばわりされなくちゃいけないの?」
「イヤミぐらい言ったっていいだろ!」
「なんで私がイヤミを言われなくちゃいけないのよ。
 弟くんさ、自分が何か言われたからって、人を傷つけようとするのやめてよ。
 私は弟くんの兄貴の嫁さんなの!Aちゃんのおねえさんにもババアって言えるの?」
「う~ん・・・言ったことあるよ」
「うそだね!言えるわけないじゃん!それくらいわかるよ!
 冗談で話してるときならわかるけど、今のは冗談に聞こえないよ」
「そうかな?」
「朝から気分悪いわ・・・」
「じゃあ、おばちゃん!携帯早く出れば?」
「メールだから、あわてなくてもいいっていってるでしょうが!」
このババア呼ばわりは、本当にイヤだった。
結局この日のこと主人に話し、主人から義弟に話をしてくれた。
「お前さ、恵子のことババアって呼んでるんだって?
 お前の彼女でもなければ、カミさんでもない女を普通ババアって呼ぶか?
 恵子に全部世話になってるんだろ?朝も起きれないから罰金取られたんだろ?
 常識で考えろよ。2度とババアって呼ぶな」
次の日、義弟がめずらしく謝って来て依頼、私の前では言わなくなった。
はい!会社のMさんには、私のことを「あのババア」と呼んでることが後でわかります。

主人から聞いたことだけど、義弟がまだ元気に仕事をしていた頃の話し。
義弟はその工場の工場長として、バリバリ働いていた頃だけど
義弟はイタズラ心を出して、ある運転手の車の後方に風船を仕込んだ。
走り出すと、その風船が後ろでなびくように仕込んだらしい。
何も知らない運転手さんは、車を発進。。。
しばらく何も気付かず、風船をなびかせて走った。
工場を出てすぐのとこに信号があるのだけど
そこで気が付いた運転手さんは、工場へ戻り風船を撤収。
それを見て義弟は大笑いしたそうな。義弟がやったとわかった運転手さんは
「○○さん、勘弁してくださいよ~」と一緒に大笑いしたそうな。
数日後、仕返しとばかりによく外国の結婚式であるように
運転手さんは義弟の車の後方に、空き缶を仕込んだ。
何も知らずに走り出した義弟、すごい音にビックリして降りてくると
空き缶がたくさん車に仕込んである。
すぐに報復とわかった義弟、笑っている運転手さんを呼びつけ
「てめ~、誰の車に仕込んでんだよ!ふざけるなっ!!」
烈火のごとく怒鳴り飛ばし、空き缶を撤収させ土下座までさせる勢いで
謝らせてその場は治まった。

この出来事を聞いても、義弟のプライドが高いことがわかる。
しかも思いっきり、権力振りかざしてるし・・・

自分は人を笑いのネタにはするけれど、自分がされるのは絶対に許さない。
これは今も残っているから、義弟に失敗をへたに笑うと怒り出してしまう。
笑ってしまった方が楽だと思うけど、結局その失敗を
「だから筋力を付けろって言われるの!」
「さっきも言った!また忘れてる!」
と叱ることになってしまった。

車の運転について担当医が説明してくれた時、こう言ってくれた。
「もし車を運転してる時、発作が起きたらどうします?
 事故を起こしてしまうんですよ。人の列に突っ込んだりしたら
 それこそ取り返しの付かないことになってしまいますよね。
 年単位で発作が起きなくなったら、運転も出来るかもしれませんが
 今は無理ですよ」
こう説明してくれたのだけど、他の部分はどこえやら
「運転をしちゃいけないって言った。あの先生は信用できない」になってしまった。
挙句にこの後
「もう先生の許可なんかいらない。運転してみようと思う」
そう言って
「あんちゃん、運転の練習したいから助手席に乗ってくれないか?
 しばらく運転してないから、一人で乗るのはちょっと自信がないから」
主人にそう言ったため、またしても主人に怒られ説明をしたけど
「俺は事故は起こさない。俺が運転するんだよ」
理屈に合わない自信まであった。
この判断が間違っていることが、本人にはわからない。
なのでこの後、しばらくは車の鍵を隠すことにした。
万が一また隠れてやられたら、本人だけの問題じゃなくなる。

毎日毎日小言を言い続け、Mさんからのお話などを聞いてるうちに
義弟のいろいろな物が見えてきたような気がした。

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小さなリハビリ

2007.04.19 (Thu) 義弟との日々の出来事

年末から少しずつ始めていた小さなリハビリ。
主人の仕事が始まってから、自分で心に決めていたことを始めようと思った。

義弟が我が家に来たとき、今何が起こってもおかしくないと言われ常に緊張の毎日だった。
その中で、義弟にとって居心地のいい場所作りをしてきた。
今もその緊張は変わらないけれど人間って不思議なもの、ずっとその緊張が続くと
麻痺してしまうんだと思う。だけど、考えてみた。
今の義弟は、毎日やりたいことをやりたいようにやってるんじゃないか?
こうなって何年が過ぎたんだろう?
そう思ったら、もういいのかな?って気持ちになってきた。

世の中には、発作が起きたら命にも関わるという爆弾を持って生活してる人はたくさんいる。
義弟だけじゃない。確かにいつ暴れ出すかわからない腫瘍を、脳の中に持っている。
だけど、それがいつ動くのか?に怯えてばかりじゃ何も出来ない。
主人は結局、なにを言っても「放っておけ!」で終ってしまう。
私は毎日一緒にいるんだもの、私は私のやり方で
「もう一度やってみる」と、主人には宣言した。

まずは規則正しく、メリハリのある1日にしようと思った。
朝は7時に起こし、昼間は寝っころがらないよう注意した。
お昼寝もしちゃいけないとは言わず、寝るなら寝るでテレビを消して
和室で寝るように言った。
朝起きれないのだから、夜早めに寝るようにも声をかけた。

さらに生活する中での、細かいことでも義弟にやらせるようにもした。
時間がかかっても、自分でやった方が早いと思ってもひたすら待った。

洗濯物は、自分でたたんでしまってもらうことにした。
物を置き忘れると、今までは「置きっぱなし」と言って義弟に手渡しても
しばらくテーブルの上に放置して、気が向くと片付けていたけれど
「弟くん、置きっぱなし!今すぐ片付けて」
と言って、自分で立って片付けさせることにした。
お漏らしおパンツも、黙って洗っていたけれど
「弟くんさ~、自分の排泄物を人に洗わせるって恥ずかしいことじゃない?
 それに私の顔拭きタオルや彩佳のお弁当風呂敷に、オチッコが沁み込むって
 気持ちのいい物じゃないよ」
その理由をその度に何度も説明して、自分で洗わせることにした。
缶コーヒーを飲めばテーブルの上に置きっぱなしで、また次の缶コーヒーを持ってくる。
これもその都度、洗って捨ててから新しい缶コーヒーを持ってくるよう何度も言った。
寝る前に使ったカップは、朝私が下げて洗っていたけれど
流しに入れておかなければ洗わないと宣言してそれも実行した。
座椅子に寝っころがっていることもやめさせようと
「座椅子に寝っころがらない!きちんと姿勢を良くして座るの。
 それだけで腹筋に力が入るんだから、だらしない格好しない」
これは私が見ていないと、自分から実行することは出来ない。
ひたすら言い続けることにした。

朝お散歩から戻って、まだ起きていない義弟に
「弟くん、今年から朝起こすからね。悪いけどビシバシやらせてもらうから。
 毎日8時9時まで寝てるような、だらしない生活はもうやめてね」
そう伝えた。
「弟くん、目覚ましかけてるんでしょ!その時間に起きる努力してね。
 子供じゃないんだから、毎日起こされてるのも恥ずかしいでしょ!」
毎日毎日、言うことにした。

食事も夕食に1時間もかかるのは、いくらなんでもかかり過ぎ。
4.5歳の頃、ながら食いをしていればTVを消されたし
食べ始めて40分過ぎたら、食べてる途中でも片付けられていた。
これも実行することにした。
主人がいる前でも
「弟くん、手が止まってる!ながら食いするならTV消した方がいいんじゃないの?」
なんだかんだ言ってた主人も、援護射撃をしてくれた。
「お前、食事に時間かかり過ぎ。とっとと食っちゃえよ」
と言ってくれるようにもなった。
「食べてる途中で、TV番組表見ないで!先に食べちゃって!」
結局食事については、主人が
「俺はメシを食うヒマもなく仕事してるんだ。40分なんてかかりすぎ」
とクレームが出たので、30分過ぎたらテレビを消すことにしたのだけど
何度言っても『ながら食い』は直らず、食事中はテレビを消すことになった。

光熱費に関しても、何度言っても見てないところでガスを使う
水道も出しっぱなしで使う、お風呂は1時間と長い。
「そうやっていないときに隠れてやっても、請求がくるからすぐわかるんだよ。
 弟くんはごめんなさいで済むけど、けんちゃんはお金を払うんだよ。
 今まで家が使ってた分よりオーバーした光熱費を、弟くんが払うなら
 いくら使っても何も言わないけど?」
「だって俺、金ねえもん」
「だから何?だから兄貴に払わせりゃいいって思ってるわけ?」
「そうじゃないよ」
「俺も金がないかもしれないけど、我が家もないんです。だから節約してって言ってるの」
言い過ぎたか?と思うほど言っても、その後も同じことを何度か繰り返し
その度に同じことを何度も言ったけど、寒くなるとまた同じことやり始める。
お風呂は、1日置きに入ってもらうことにしたけど
昨日入ったかどうかを忘れてしまうため、カレンダーに書かせることにした。

主人がこの頃から、義弟のことを『ダメ人間』と呼ぶようになっていた。
義弟のやることなすことが、気に入らないようだった。
自分にも厳しい分、他人にも厳しいから
自分の弟だからこそ、イライラするんだろうと思う。

毎日小言ババアと化し、このままじゃいつまでたっても兄貴からダメ男の
レッテルを貼れたままだと、自分に言い聞かせて毎日毎日同じことを繰返していた。
たとえそれが、普通に出来て当たり前のことでも
「出来たね~。いつもそうしてくれると、嬉しいよ」
「やれば出来るじゃん!自分だって気持ちがいいでしょう」
などなど、これでもかと褒めてみることもやってみた。

「ほら、ボーッとしてないで、手が止まってる」
「これ、また忘れてるよ。片付けて」
「寝てばっかりいないで、ちゃんと座って」
「お散歩に行ってきたら?外はいい天気だよ」
「そろそろパジャマに着替えて、寝る準備して」

とにかくありとあらゆる言葉を掛けて、小さなリハビリが出来るよう仕向け
規則正しく、メリハリのある生活が出来るよう声をかけ続けた。

だけど、それによってだんだんと義弟の受け答えが変わってくるのもわかった。
ひょっとしたら、また部屋探しが始まるかも・・・
思っていた通りのことを、義弟はまた隠れてやっていた。



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2006年

2007.04.18 (Wed) 義弟との日々の出来事

去年の年明け早々に、夫婦で熱を出している。
1日は主人の実家に行き、2日から主人が発熱
3日には夫婦仲良く38度9分までの熱を出し
4日には熱も下がってきたものの、まだまだ体調不良だったため
ゴロゴロして過ごし、5日も大事を取って、二人でゴロゴロ過ごし
6日から主人が仕事始めで、出かけている。
寝正月。。。いや寝込み正月を過ごした次第でございます。
義弟はと言いますと。。。普段となんら変わることのない生活で
朝も9時近くに起床、夜はTVを12時近くまで見ていたようだけど
元旦から、義弟にはイライラさせられることばかりの
怒りまくりの年明けとなっておりました。

1日。。。
わんこ達の朝のお散歩の最中から、主人がトイレに行きたくなり
家に着いてすぐトイレに入ろうとしたら、義弟が入っていた。
やっとトイレから出てきたので、主人がそのままトイレに・・・
義弟に続けて、主人も排便のために入ったのだけど。
この日は主人の実家に出かける予定だったので、私は朝のお雑煮の支度をしていた。
しばらくしてトイレから出てきた主人が、義弟に怒り始めた。
「いったい、いつまで手を洗ってるんだよ!
 オレがトイレに入ってる間中洗ってるじゃないか!!
 だいたい手を洗うくらいでお湯を使うな!恵子から水道代とガス代の事聞いてんだろ!」
ふと見たら、湯沸かし器が付いてた。。。
「手を洗う時はお湯使わないでって、言ったよね?」
私が続けて言ったけど、今年も無言返事なし。
その後、お雑煮を作っているというのにパンを食べようとした義弟。
「お雑煮いらないの?」と聞くと
「えっ?オレのもあるの?」ってヾ(・_・; オイオイ、私はそんな意地悪いたしません。
「うちに来てもう5回目のお正月なんだからさ、我が家のやり方に慣れてよ」
「いや、正月はお雑煮だけどさ~・・・」
お雑煮だけど、なんだい?

お年玉の準備も、1週間程前に新札を渡しておいたけど
実家に出かける時間の少し前になって、お年玉の準備をし始めた義弟。
「もう出かけるのに何やってんだよ!」
またしても、主人に怒鳴られている。
しばらくすると「彩佳ちゃん」と呼ばれ、お年玉を渡していた。
年末に「そんなもんくれてやる」と言ってたからね~(^m^*)
車の暖機運転をすると言う主人と一緒に彩佳も先に家を出た。
前日に支度をするよういつも言っているのだけど、相変わらず当日の朝
薬やら持っていくものやらを、モタモタと支度している義弟に
「早くしないと、またけんちゃんに怒られるよ」
とケツを叩き、やっと10数分後玄関を出る。

主人が、車に行く前にポストを見たようで年賀状を車の中で見ていた。
彩佳が見た後私も見ながら、義弟の年賀状を振り分け車の中で渡した。
その時に、義弟がすでに手に持っていた年賀状に
マルチーズの写真が載っていることに気が付いた。
ひょっとして、元嫁から年賀状が届いてた?
途中で寄ったパーキングで、義弟がトイレに言ってる間に主人に
「Aちゃんから年賀状来てたの?」と聞くと
「来てたよ。わんこも9歳になりましたって・・・」
「なんでそれだけ先に渡しちゃったかな~?言いたいことがあったのに・・・」
他の年賀状はすぐにバッグに入れたのに、元嫁の年賀状はずっと手に持ち
見ていた義弟は、トイレ休憩で入ったこのパーキングでどうやら元嫁からの
年賀状を落としてしまったようだった。
実際に年賀状を見ていない私は、この時は何も言わずにガマンした。

実家に到着後、しばらくしてからお墓掃除とお参りに出かけることになった。
車で待っていても、なかなか出てこない義弟。
主人が様子を見に行くと、玄関出たところで転んで自力で立てず四苦八苦していた。
義父が大事にしていた植木の枝をすべて折ってしまったらしく、今度は義父にも怒られていた。
お墓参りから戻り、転んだことの話しになると
「オレは毎日ちゃんとリハビリしてるけど、ちっとも良くならないんだ」
と訴えていたけど、主人と私とで
「1日15分くらいしか歩いてないのに、リハビリもなにもあるか」と言うと
「昨日は、ヤ○ダデンキまで歩いてきたじゃないか」
「2.3ヶ月に1度長く歩いたくらいで、筋力つくわけないでしょ」
「毎日やるとキツいんだもん」
「キツいのをガマンしてやらなきゃ、筋力もつかねえよ!」
その後、まただんまりに入ってしまった。

叔父がやってきて、彩佳にお年玉をくれた。
その時今年は会えなかった義姉の子供たちのお年玉を義父に預けた。
義弟にも渡すように言い、TVを見ているとカバンからゴソゴソ出して
TVを見ながら何か始めたけど、テーブルで見えなかったので
覗き込んでみると、そこで袋を出してお金をたたみながら入れている。
TVを見ながらやっているから、なかなか先に進まない。
「弟くん?今お年玉入れてるの?」
私の顔を見て、黙ってうなづいた。
「1週間も前に、お金の用意して渡しておいたでしょ!」
また黙ってうなづいた。
「何のために早めの用意したんだかわからないじゃん」
続けて主人が
「姉貴たちがいたらどうするんだよ。子供たちの見てる前でやるつもりだったのか?」
続けて義父
「だいたいここでやるなんて、失礼だ!」

私達にとっては、怒りまくりの年明けだったけど
義弟にとって、怒られっぱなしの年明けと言うことになっていたんだな。

2日。。。
去年のお正月、女中部屋にはまだDVDを観るデッキはなくリビングにはそれがあった。
私は女中部屋で『箱根駅伝』を観ていたのだけど、主人は寒気がすると言いながら
DVDをリビングで見ていると、9時過ぎて義弟が起きてきた。
「何見てるの?箱根駅伝見ないの?」
「オレはこれが見たいの!」
主人の一言で、義弟も一緒にDVDを見出した。
DVDを観終わってお昼頃、主人が熱を測ったら38度3分。
そのまま女中部屋で、ひたすら眠りこけた主人。
義弟も、いつもと変わらずTVとにらめっこの1日だったが
夕飯の支度をしている間中、何かを探していた。
その前から、年賀状のファイルを何度も出しては中身を確認してたけど
「恵子ちゃん、オレの年賀状なんだけど・・・」と聞いてきた。
「あのさ~、Aの年賀状知らないかな?」
「Aちゃんから年賀状来てたの?私が渡した中にはなかったよね?」
「いや、来てたんだけど無くなっちゃってさ。ここに散らかしておいたから・・・・・」
「散らかしておいたからなに?」
「いや、しらないかな?と思って・・・」
「知らないよ。年賀状が来てたことも知らないのに」
「そうだよね~」
主人が義弟に年賀状を渡しているので、私は知らないことにして話したのだけど
この時主人と話をして、おそらくパーキングで落としたのだろうと想像した。
話しは前後するけど(いつもか・・・)
バースデーカードが届いたら、今度こそ言ってやろうとちょっと・・・
いや、かなり楽しみにしていた私だけど、結局届かずかなりガッカリしている(^m^*)
これも主人と想像したのだけど、自分が失くしたと言えば元嫁に怒られる。
私が失くした、あるいは捨てられたことにすれば自分には責任はない。
たぶん私のせいにしたから、カードを贈っても捨てられたんでは意味がないと思い、
今回は届かなかったんじゃないかと言うことになった。
想像力は豊かな夫婦でございます(='m')くすくすっ♪

話を戻して、その晩から私も節々が痛み出していた。

3日。。。
いつもの時間に起きて、一人でわんこ達のお散歩に出かけ
8時少し前に帰った時、この日もまだ義弟は起きてこず
朝食用に残ったごはんでおにぎりを作り、置いておいた。
主人と私は先に朝食を済ませ、箱根駅伝の復路を見始め
しばらくして、私も寒気が・・・熱を測ると37度9分・・・
私もすぐに薬を飲んで、枕元に麦茶を用意して水分補給は忘れずに
やっと起きてきた義弟に
「弟くん、けんちゃんも私も熱があるから今日は自分で全部やってね」
とだけ言って、そのままお布団にもぐりこんだ。
お散歩の出かけようとした、義弟が
「何か買ってくるものある?」とめずらしく声をかけてくれたので、主人が
「ポカリ2本買ってきてくれ」とお願いした。
ポカリ2本・・・ペットボトルで2本のつもりだったのだけど、缶で2本買ってきてくれた。
「冷蔵庫に入れといて」そう主人が言ったのだけど
「せっかく買ってきたんだから、飲みなよ」としつこく言い出した。
「うるせえな~、飲みたくなったら飲むから冷蔵庫に入れとけって」
「なんだよ。せっかく買ってきたのに」
体調が悪いから、主人も私もイライラした。
ポカリを飲んだ後、今度は
「ポカリ飲んだ?美味しかった?」
美味しかった?と聞かれても・・・・・
「わざわざコンビニまで行ってきたんだよ。重くてさ~」
ペットボトル2本なら重いのもわかるけど、500mlの缶2本で重いと言われても。
自分はプリンだのコーヒーゼリーだのみたらし団子だの、買ってきて冷蔵庫に入ってるし
そっちがメインじゃなかったのか?
親切の押し売りはいつものことだけど、体調が悪い時はイライラする。。。

その日は、ちょうど私の弟一家が実家に泊まりに来ていた。
夕方のお散歩は、弟達と彩佳とで行ってくれることになった。
翌朝も行くから電話するようにと、言ってくれていたのでわんこ達のお散歩は一先ず安心。
途中でアイスクリームを買って来てくれた。
主人は38度前後の熱、私は38度9分まで上がっていた。
彩佳は実家に弟一家と一緒に泊まることになった。
6時少し前になって義弟が
「オレがご馳走するからなんか取ろうよ。恵子ちゃんも大変だし」
その気持ちは嬉しいけど、お寿司かピザかファミレスの宅配しかない。
「オレはお粥かなんかがいいからな~」
「あんちゃんは恵子ちゃんにお粥作ってもらってさ、寿司かなんか取ろうよ」
私も熱があるって言ってるのに、何を言ってるのか?ムッとしながら
「お粥作るなら私もお粥でいいから、今日はいいや。ありがとう」
恵子ちゃんが大変だからなんか取ろうはいいけど、主人のお粥は作れって・・・?
しかも熱出してる時にナマモノ食べたくないし、さらに熱が上がった感じがした。

8時過ぎてトイレに起きて行くと、義弟はいつものように
座椅子に寝っころがった状態でTVを見ていて、食事をした様子もない。
「ねえ、もしかしたら食事の用意するの待ってるのかな?」
主人に言うと
「こっちは熱出して寝込んでるんだぞ。
 子供じゃねえんだから、メシくらい自分でやるだろ!放っておけ!!」
布団に入り、ポカリを飲んでいると
「お前、目まで真っ赤だぞ」
「熱が上がってるのかな?体中痛いし寒いし・・・」
そのまま、また布団にもぐりこんだら
「カップ麺のうどんあるか?七味たっぷり入れて食おう」
そう言って、主人が用意をしてくれることになった。
「憲児、メシ食ったのか?恵子は用意できねえぞ!」
「だから、なんか取ろうって言ったのに」
「食うものなら何でもあるだろ!熱出して寝込んでるんだから、メシくらい自分でやれ!!」
主人がまたまた怒っていた。

翌日4日には二人とも37度代まで熱も下がったけど、5日までゴロゴロと過ごしていた。

夫婦で体調を崩したのは、義弟が来てから初めてだけど
熱を出して寝込んでいても、まったく気遣いが出来ないのはやっぱり障害のせいだと思う。
そう思わなくちゃ、やってられない。
主人が休みに入ったことで、私の気も緩んだのだと思うけど
体調を崩さないようにしないといけないと、年頭に誓っていた。



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プロフィール

恵子

Author:恵子

2000年3月
『悪性脳腫瘍』と診断された義弟。
手術をしても余命2年。。。
いろいろなことがあって
いろいろな思いもあったけど
だけど、義弟も私達夫婦も
同居して約8年間がんばった!
2009年8月25日
午前10時59分
義弟がこの世を去るまでの
看護・介護の日々。。。

父の介護は
義弟の日々とのおかげで
暗くならずに過ごせています。

いろいろあって
ブログ維持が難しくなり
義弟との思い出として
ブログは残しますが
2013年6月30日を持って
終了しました。

長い間、読んでくださり
ありがとうございました。

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